岩尾龍太郎
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経歴[編集]
●1970年東京大学教養学部理科1類入学、74年同文学部倫理学科卒、1981年同大学院人文科学研究科倫理学博士課程満期退学。1983年西南学院大学文学部講師、85年助教授、91年教授、2006年国際文化学部教授を務めた[2]。本来の専攻はカント哲学。 ●ダニエル・デフォーのロビンソン・クルーソーの研究者で、世界の小説群からひょっこりひょうたん島、日本の江戸文学まで、様々なロビンソン物語の変形譚を研究した。 ●2010年9月10日、大腸癌のため58歳で死去[1]。著書[編集]
●﹃ロビンソンの砦﹄︵青土社、1994︶ ●﹃ロビンソン変形譚小史―物語の漂流﹄︵みすず書房、2000︶ ●﹃江戸時代のロビンソン―七つの漂流譚﹄弦書房、2006 のち新潮文庫 ISBN 978-4-10-128621-1︶共編著[編集]
●﹃異世界・ユートピア・物語﹄井口正俊共編 九州大学出版会 2001 ●﹃都市を歩く ローマから博多まで﹄井口正俊共編. 九州大学出版会, 2006.12翻訳[編集]
●エルンスト・カッシーラー﹃カントの生涯と学説﹄高橋和夫、小泉尚樹、牧野英二、銭谷秋生、山本博史共訳 みすず書房 1986 ●マーティン・グリーン﹃ロビンソン・クルーソー物語﹄みすず書房 1993 ●ピーター・ヒューム﹃征服の修辞学 ヨーロッパとカリブ海先住民、1492-1797年﹄正木恒夫、本橋哲也共訳 法政大学出版局 1995 ●﹃ダヴォス討論 カッシーラー対ハイデガー﹄<リキエスタ>の会 2001脚注[編集]
- ^ a b 岩尾龍太郎氏死去 西南学院大教授 - 47NEWS(よんななニュース) - archive.today(2013年4月30日アーカイブ分)
- ^ 故岩尾龍太郎教授略歴および研究業績 (岩尾龍太郎教授追悼記念号) 西南学院大学国際文化論集 26(2), 巻頭1-15, 2012-03