幕末と明治の博物館
幕末と明治の博物館 Oarai Museum of Bakumatsu-Meiji History | |
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施設情報 | |
正式名称 | 大洗町幕末と明治の博物館 |
前身 | 常陽明治記念館 |
事業主体 | 大洗町 |
管理運営 | 大洗町生涯学習課博物館管理係 |
開館 | 1929年(昭和4年)4月14日 |
所在地 |
〒311-1392 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-4 |
位置 | 北緯36度19分17.0秒 東経140度34分59.4秒 / 北緯36.321389度 東経140.583167度座標: 北緯36度19分17.0秒 東経140度34分59.4秒 / 北緯36.321389度 東経140.583167度 |
外部リンク |
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プロジェクト:GLAM |
大洗町幕末と明治の博物館︵おおあらいまちばくまつとめいじのはくぶつかん︶は、茨城県東茨城郡大洗町に設置されている、主に幕末から明治時代にかけての資料を集めた博物館である。
概要[編集]
1929年︵昭和4年︶4月14日に、宮内大臣を歴任した田中光顕により、﹁常陽明治記念館﹂︵じょうようめいじきねんかん︶として開業した。同時に明治天皇の等身大銅像も制作され、銅像を納める﹁聖像殿﹂も建設された。当初は、財団法人の﹁常陽明治記念会﹂により運営されていた。 江戸時代に大洗を領した水戸藩は、水戸学が尊王攘夷運動に影響を与え、明治維新の原動力の一つとなった。だが天狗党の乱など幕末に激しい藩内抗争が続き、明治政府に要人を送り出すことがなかった。田中は土佐藩出身であるが、維新への水戸藩の貢献を顕彰するため、旧水戸藩領での記念館の設立に尽力した。館内には後の収蔵品も含めて、明治天皇が即位の際に使った束帯や下賜品、幕末の志士や明治政府元勲の書画・美術品、水戸脱藩者が関わった桜田門外の変の資料、神武天皇画などが展示されている[1]。 1997年︵平成9年︶9月12日に、﹁常陽明治記念館﹂から﹁幕末と明治の博物館﹂に改称し、同年11月1日に現在のエントランスや総合展示室からなる新館を増築した。更に、2010年︵平成22年︶6月1日には博物館の運営が﹁常陽明治記念会﹂から大洗町の町営に移管されたため、正式名称を﹁大洗町幕末と明治の博物館﹂とした[2]。 開館時間は9:00より17:00まで︵入館は16:30まで︶となっている。また、敷地内にはキャンプ場があり、宿泊も可能である。展示・施設[編集]
●別館︵開業当初よりあり︶ ●第1 - 第4展示室︵幕末や明治にかけての資料、皇室にまつわる資料など︶ ●聖像殿︵明治天皇銅像︶ ●新館︵1997年増築︶ ●エントランス ●映像ホール ●総合展示室︵幕末や明治にかけての歴史解説など︶休館日[編集]
●水曜日 - 水曜日が祝日の際は開館であり、翌日の木曜日が休館となる。 ●年末年始交通[編集]
●車の場合‥北関東自動車道︵東水戸道路︶の水戸大洗インターチェンジより10分 ●電車の場合 ●水戸駅より、茨城交通路線バス︵アクアワールド・大洗方面行き︶で﹁幕末と明治の博物館﹂下車すぐ ●那珂湊駅より、茨城交通路線バス︵アクアワールド・大洗経由水戸駅方面行き︶で﹁幕末と明治の博物館﹂下車すぐ ●大洗駅より、大洗循環バス海遊号で﹁幕末と明治の博物館入口﹂下車すぐ周辺[編集]
●アクアワールド・大洗 ●大洗磯前神社 ●大洗ゴルフ倶楽部 ●護国寺 (茨城県大洗町)脚注[編集]
- ^ 【新 大人の遠足】茨城・大洗 幕末と明治の博物館/志士たちの息吹を後世に伝える『産経新聞』朝刊2019年3月22日(東京面)2019年4月15日閲覧。
- ^ “大洗町町勢要覧2012”. 大洗町. 2015年9月2日閲覧。
関連項目[編集]
- ガールズ&パンツァー
- 大洗町を舞台としたアニメ。2015年7月16日より、ファン向けに発行された特別住民票または大洗女子学園生徒手帳の提示で、団体割引になるサービスが開始された。