幸田真音
幸田 真音︵こうだ まいん、1951年[1]4月25日[2] - ︶は、日本の経済小説家。NHK経営委員、日本たばこ産業取締役、LIXILグループ取締役、日本取引所グループ取締役、三菱自動車工業取締役、国土交通省交通政策審議会委員、政府税制調査会委員等を歴任。
来歴‥人物と思想[編集]
滋賀県生まれ[3]。滋賀県立八日市高等学校[4]、京都女子大学卒業[5]。米国系銀行や証券会社で債券ディーラーや大手金融法人を担当する外国債券セールスなどを経て、1995年、小説﹃ザ・ヘッジ 回避﹄で作家に転身。国際金融の世界を題材に、作品を発表している。2000年秋に発表した﹃日本国債﹄︵上・下巻︶はベストセラーとなった。2014年、﹃天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債﹄で第33回新田次郎文学賞受賞。 雑誌や新聞で多くの連載小説やエッセイを発表しながら、テレビ番組﹃サンデーモーニング﹄などで保守派のコメンテーターとして出演している。ラジオ番組では文化放送﹃幸田真音のIt's Mine!﹄のパーソナリティーを務めている。 2003年財務省財政制度等審議会委員。2004年滋賀大学経済学部客員教授。2005年国土交通省交通政策審議会委員。2006年政府税制調査会委員。2010年日本放送協会経営委員。2012年日本たばこ産業取締役[6]。2013年LIXILグループ取締役。2016年日本取引所グループ取締役。2018年三菱自動車工業取締役[7]。﹁国の債務管理の在り方に関する懇談会﹂メンバーなども歴任[8][1][1]。著書[編集]
●﹃ザ・ヘッジ 回避﹄︵1995年、講談社︶※文庫化にあたり﹃小説ヘッジファンド﹄︵講談社文庫︶と改題 ●﹃インタンジブル・ゲーム﹄︵1996年、講談社︶※文庫化にあたり﹃マネー・ハッキング﹄︵講談社文庫︶と改題 ●﹃ニューヨーク・ウーマン・ストーリー﹄︵1997年、浩気社︶※文庫化にあたり﹃偽造証券﹄︵新潮文庫︶と改題 ●﹃傷﹄︵1998年、文藝春秋︶※文庫化にあたり﹃傷−邦銀崩壊﹄︵文春文庫、新潮文庫︶と改題 ●﹃日本国債﹄︵上下、2000年、文藝春秋︶ ●※文庫は講談社文庫︵﹃日本国債−改訂最新版﹄︶および小学館文庫︵﹃日本国債−オリジナル版﹄︶ ●﹃eの悲劇﹄︵2001年、講談社︶ ●﹃凛冽の宙︵りんれつのそら︶﹄︵2002年、小学館︶※文庫は小学館文庫および講談社文庫より ●﹃投資アドバイザー有利子︵ありこ︶﹄︵2002年、角川書店︶※文庫は角川文庫より ●﹃藍色のベンチャー﹄︵上下、2003年、新潮社︶※新潮文庫での再刊で﹃あきんど 絹屋半兵衛﹄と改題、のち文春文庫で再々刊 ●﹃代行返上﹄︵2004年、小学館︶※文庫は小学館文庫より ●﹃コイン・トス﹄︵2004年、講談社︶※文庫は講談社文庫より ●﹃日銀券﹄上・下巻︵2004年、新潮社︶※文庫は新潮文庫より ●﹃周極星﹄︵2006年、中央公論新社︶※文庫は中公文庫より ●﹃タックス・シェルター﹄︵2006年、朝日新聞社︶※文庫は新潮文庫より ●﹃表の顔と裏の顔﹄︵2006年、小学館︶ ●﹃バイアウト﹄︵2007年、文藝春秋︶※文庫は文春文庫より ●﹃トップの素顔論﹄︵2007年、小学館︶※対談集。文化放送﹁幸田真音のIt's Mine!﹂より。 ●﹃Hello, CEO.﹄︵2007年、光文社︶のち光文社文庫、角川文庫 ●﹃あなたの余命教えます﹄︵2008年、講談社︶※文庫は2011年に講談社文庫より ●﹃あきんど 絹屋半兵衛﹄文春文庫、2009年 のち角川文庫 ●﹃舶来屋﹄︵2010年、新潮社︶のち文庫 ︵茂登山長市郎を描く︶ ●﹃財務省の階段﹄︵2011年、角川書店︶のち文庫 ●﹃ランウェイ﹄集英社、2011年 のち角川文庫 ●﹃CC:カーボンコピー﹄中公文庫、2012 ●﹃天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債﹄︵上・下、2013年、角川書店︶のち文庫 ●﹃スケープゴート﹄︵2014年 中央公論新社︶﹁スケープゴート 金融担当大臣・三崎皓子﹂(中公文庫 2017 ●﹃ナナフシ﹄文藝春秋, 2015年 のち文庫 ●﹃この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡﹄KADOKAWA, 2016年 のち文庫 ●﹃大暴落ガラ﹄中央公論新社, 2017年 ﹁大暴落ガラ 内閣総理大臣・三崎皓子﹂(中公文庫 2020. ●﹃人工知能﹄PHP研究所, 2019年 ●﹃天稟﹄KADOKAWA, 2020年 ︵山崎種二を描く︶共著[編集]
●﹃ニッポン経済の﹁ここ﹂が危ない!﹄竹中平蔵との対談︵2008年、文藝春秋︶ ●﹃日本人が知らない日本経済の大問題﹄野口悠紀雄との対談︵2010年、三笠書房︶出演[編集]
ラジオ[編集]
●幸田真音のIt's Mine!︵文化放送、土曜日午前7:00 - 7:30放送︶ ●※2006年11月 - 2007年3月までは土曜日18:00 - 18:30の時間帯で、2007年4月以降、土曜日朝8:30 - 8:59に放送されていた。テレビ[編集]
●ブロードキャスター︵TBS系︶ ●経済ワイド ビジョンe︵NHK総合テレビ︶ ●サンデーモーニング︵TBS系︶※定期的に出演。脚注[編集]
(一)^ abc“幸田真音”. 株式会社LIXILグループ. 2017年10月14日閲覧。
(二)^ ﹃文藝年鑑﹄2016
(三)^ “特集 日本経済を小説で学ぶ インタビュー 幸田真音さん”. 日本出版販売株式会社. 2017年10月14日閲覧。
(四)^ ﹁映画監督・沢島忠﹂2018年1月30日
(五)^ 幸田 真音 − 株式会社LIXILグループ 独立社外取締役
(六)^ “心の豊かさを支えるもの 作家 幸田真音”. 日本経済新聞 (2019年9月11日). 2022年1月28日閲覧。
(七)^ “ニュースリリース”. MITSUBISHI MOTORS. 2022年1月28日閲覧。
(八)^ 幸田 真音三菱自動車工業