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御津町︵みつちょう︶は、兵庫県南西部に存在した町。揖保郡に属した。西播磨県民局管内であるが、中播磨県民局︵2001年3月31日までは西播磨県民局︶管内の姫路市への通勤者が多かった︵同市の一部も、かつては揖保郡に属した︶。姫路市への通勤率は42.8%︵平成12年国勢調査による︶。本項では町制前の名称である御津村︵みつむら︶についても述べる。
2005年10月1日に、龍野市と揖保郡新宮町・揖保川町・御津町の1市3町で合併し、たつの市となったため消滅した。﹁御津町﹂の地名は﹁たつの市御津町○○﹂として残る。
室津地区は大変古い港町で、奈良時代には﹁摂播五泊﹂︵1を参照︶の一つに指定された。綾部山梅林、新舞子の遠浅海岸などがある。
●東端を揖保川が流れる。
●西部は山並が播磨灘へと迫る狭隘地で、七曲りと呼ばれる海岸沿いの屈曲した道︵国道250号︶が、室津を経て相生市へ向かっている。
●龍野市へ10.2 km・姫路市へ13.9 km︵いずれも、マップファン調べ︶。
隣接していた自治体[編集]
●姫路市
●相生市
●揖保郡‥揖保川町
●1889年︵明治22年︶4月1日 - 町村制の施行により、揖西郡朝臣村・岩見村・碇岩村・釜屋村・苅屋村・黒崎村・中島村の区域をもって御津村が発足。
●1896年︵明治29年︶4月1日 - 御津村の所属郡が揖保郡に変更。
●1947年︵昭和22年︶12月25日 - 御津村が町制施行して御津町となる。
●1951年︵昭和26年︶4月1日 - 室津村と合併し、改めて御津町が発足。
●2002年︵平成14年︶10月中旬 - 姫路市から、合併の意向を打診された。
●2003年︵平成15年︶4月18日 - 龍野市・新宮町・揖保川町・御津町・太子町合併協議会が設立。
●2003年︵平成15年︶12月12日 - 御津町議会で姫路市・御津町合併協議会設置議案を否決︵姫路市議会は同年6月20日に可決︶。
●2004年︵平成16年︶3月 - 御津町の住民グループが、有権者の6分の1の署名を集めた。これにより、姫路市との合併協議会設置の是非を問う住民投票が実現した。
●2004年︵平成16年︶4月18日 - 姫路市との合併協議会設置の是非を問う住民投票が実施された。即日開票の結果、﹁賛成﹂2,165票︵31.6%︶・﹁反対﹂4,680票︵68.4%︶だった。投票率は71.56%。﹁反対﹂が﹁賛成﹂を上回った結果を受け、姫路市との合併協議会は設置されないことが決まった。
●2005年︵平成17年︶10月1日 - 龍野市・揖保川町・新宮町と合併してたつの市が発足。同日御津町廃止。
人口推移[編集]
●1980︵昭和55︶年 - 12,471人︵国勢調査︶
●1985︵昭和60︶年 - 12,553人︵国勢調査︶
●1990︵平成2︶年 - 12,611人︵国勢調査︶
●1995︵平成7︶年 - 12,480人︵国勢調査︶
●1996︵平成8︶年 - 12,470人︵推計︶
●1997︵平成9︶年 - 12,418人︵推計︶
●1998︵平成10︶年 - 12,384人︵推計︶
●1999︵平成11︶年 - 12,272人︵推計︶
●2000︵平成12︶年 - 12,187人︵国勢調査︶
●2001︵平成13︶年 - 12,077人︵推計︶
●2002︵平成14︶年 - 12,016人︵推計︶
●2003︵平成15︶年 - 11,966人︵推計︶
●2004︵平成16︶年 - 11,954人︵推計︶
●2005︵平成17︶年 - 11,784人︵国勢調査︶
●2010︵平成22︶年 - 11,286人︵国勢調査︶
※人口は各年の10月1日現在
●町長 松尾 和彦
●室津漁港
●岩見漁港
●御津町立御津小学校
●御津町立御津中学校
マスメディア[編集]
●K-CAT eoTV︵ケーブルテレビ︶
山陽電気鉄道網干線山陽網干駅から神姫バス乗車。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]