復興局 (内務省)
復興局︵ふっこうきょく︶は、関東大震災の復興事業を推進した内務省の外局である。帝都復興院廃止後にその事業を継承した。
概要[編集]
1923年︵大正12年︶9月1日に起こった関東大震災後、9月27日に政府機関である帝都復興院が設置された。1924年︵大正13年︶2月25日に帝都復興院は廃止され、その後継組織として内務省の外局である復興局が設置された[1]。 担当事業は、東京と横浜における都市計画と都市計画事業の執行、市街地建築物法の施行、都市計画上の建築改善に関する事務であった。 復興局は1930年︵昭和5年︶4月1日に廃止され[2]、その後継として同日付で復興事務局が設置された[3]。その局長は内務次官が兼務した。復興事務局は1932年︵昭和7年︶4月1日に廃止された[4]。組織[編集]
復興局 ●長官 ●技監 ●長官官房 ●整地部 ●土木部 ●建築部 ●経理部歴代長官・局長[編集]
復興局長官 ●直木倫太郎:1924年2月25日 - 1925年9月16日 ●清野長太郎:1925年9月16日 - 1926年9月15日 ●︵取扱︶川崎卓吉:1926年9月15日 - 1926年9月28日 ●堀切善次郎:1926年9月28日 - 1929年5月3日 ●︵取扱︶潮恵之輔:1929年5月3日 - 1929年7月6日 ●中川望:1929年7月6日 - 1930年3月31日 復興事務局長 ※内務次官兼任脚注[編集]
- ^ 復興局官制(大正13年2月25日勅令第26号)
- ^ 復興局官制廃止ノ件(昭和5年3月28日勅令第41号)
- ^ 復興事務局官制(昭和5年3月28日勅令第40号)
- ^ 復興事務局官制廃止ノ件(昭和7年3月31日勅令第38号)