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濡れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
撥水性から転送)
ぬれの例。木の葉が水を撥くため、接触角が大きい。

: wetting[1]

[]


[2]

[]


3 (contact angle) [3]90°[4]
A:
B:
C:

180°

[5]




θ

γLG

γSL

γSG

3

[]


退

 θA 退 θR  退 H= θA  θR [6] α  Furmidge [7]


w 

 α 退便[ 1]

[]


 (Sessile drop technique)

 (The pendant drop method)

 (Wilhelmy method)

 (Washburn's equation capillary rise method)


[]

    

3[8]





[9]Wa 





Ws Ws > 0Ws < 0[9]



退

Ww 






0° < θ < 180°θ = 0°0° < θ < 90°

GirifalcoGood[]


GirifalcoGood[10]


Φ

[]

[]

Cassie

Cassie2θ1 1θ2 21 γSG,1 2 γSG,2 1 γSL,12 γSL,2  f1 : f2(f1 + f2= 1)  γSG  γSL 


φ


Cassie
Cassie-Baxter

2θ2 = 180° f2 = 1 - f1


Cassie-Baxter

[]


φWenzel


Wenzelθr >1 Wenzel

Wenzel

θ > 90°φ > θ

θ < 90°φ < θ



Wenzel[7]r  rcosθ >1 
Wenzel

Wenzelθ


 r


γSL γSG  r

ロータス効果[編集]

前項目で触れた通り、ぬれやすさは表面の形状によっても変わる。実際に自然界に存在している例がハスサトイモの葉である。ハスの葉の表面についた水は丸まって水滴となり、汚れを絡め取りながら転がり落ちる。この自浄効果をロータス効果という。植物の葉は一般的に保護膜となるワックス成分を持っているが、ハスの葉はさらに表面が微細な凹凸構造になっている。もともとワックス成分でぬれにくい面が凹凸構造であることによってますますぬれにくくなり、超撥水表面となっている。ロータス効果は、撥水コーティングの技術に応用されている。

脚注[編集]

注釈

  1. ^ ただし接触角のヒステリシスと転落角は必ずしも相関しない。物理的挙動につながるのは各接触角の余弦の差であり、接触角のヒステリシスは直接的につながるものではない。しかし余弦は接触角90°を境にして符合が変わってしまうため、転落のしやすさを直感的に把握するため、接触角のヒステリシスが便宜的に用いられる。

出典



(一)^ 20059301687ISBN 4-563-02094-XISBN-13:978-4-563-02094-1 

(二)^ ︿Mechatronics series201142632ISBN 978-4-526-06675-7 

(三)^ ()1190

(四)^ 32-33

(五)^ ; 2010451ISBN 978-4-621-08302-4 

(六)^ 調201078ISBN 978-4-7693-1292-5 

(七)^ ab200770-74, 86ISBN 978-4-7536-5631-8 

(八)^ 201172521ISBN 978-4-7828-4100-6 

(九)^ ab201418-22ISBN 978-4-320-04417-3 

(十)^ 199279ISBN 4-7702-0056-0 

参考文献・出典[編集]

関連項目[編集]