数学III
数学III︵すうがくさん、英: Mathematics III︶は、日本の高等学校における数学の科目の一つである。
1982年度入学生から適用の学習指導要領で﹁微分・積分﹂の科目名になったため、一旦科目名から消滅したが、1994年入学生からの学習指導要領で科目名称が復活している。
多くの理系の生徒が選択して学習する︵学校によっては必須科目のことも︶。また大学入試においても理系学部学科︵特に理学部・工学部や医学部・歯学部・薬学部︶の多くは数学IIIを試験範囲としている。
内容の変遷[編集]
各項目の括弧は前学習指導要領における科目名を示している。1956年4月施行[編集]
(一)数列と級数 (二)微分法 (三)積分法 (四)順列と組合せ (五)確率と統計1963年4月施行[編集]
(一)微分法とその応用︵数学III︶ (二)積分法とその応用︵数学III︶ (三)確率と統計︵数学III︶1973年4月施行[編集]
(一)数列の極限︵数学III︶ (二)微分法とその応用︵数学III︶ (三)積分法とその応用︵数学III︶ (四)確率分布︵数学III︶ (五)統計的な推測︵数学III︶1982年4月施行︵﹁微分・積分﹂﹁確率・統計﹂への分割︶[編集]
(一)極限︵数学III︶ (二)微分法とその応用︵数学III︶ (三)積分法とその応用︵数学III︶1994年4月施行[編集]
(一)関数と極限︵数学I、微分・積分︶ (二)微分法︵微分・積分︶ (三)積分法︵微分・積分︶2003年4月施行[編集]
(一)極限︵数学III︶ (二)微分法︵数学III︶ (三)積分法︵数学III︶2012年4月施行[編集]
(一)平面上の曲線︵数学C︶と複素平面︵復活︶ (二)極限︵数学III︶ (三)微分法︵数学III︶ (四)積分法︵数学III︶2022年4月施行[編集]
前回の数学Ⅲは学習内容が多いため、現場から変更が求められており、再び数学Ⅲと数学Cに分割された。1の内容が数学Cへと移行した。- 極限（数学III）
- 微分法（数学III）
- 積分法（数学III）