朝月真次郎
あさつき しんじろう 朝月 真次郎 | |
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生誕 |
1950年7月18日(73歳) 日本 東京都 |
出身校 | 立正大学文学部地理学科 |
職業 | ファッションデザイナー |
朝月 真次郎︵あさつき しんじろう、1950年︵昭和25年︶7月18日 - ︶は、日本のファッションデザイナーであり、東京ファッションデザイナー協議会の正会員である。1980年にアパレルメーカーJUNで、レディースブランドジェイ&アール︵J&R︶のマーチャンダイザーに就任する。その後、1987年、そのメンズラインである、LUNA MATTINOのデザイナーに就任。デザイナーズブランドとして大きな成功を収める。1998年に独立、株式会社アサツキ・デザイン・オフィスを設立し、ブランドMOOD et MOON MODE et MOONを立ち上げ、外苑前に路面店をオープン。演劇・コンテンポラリーダンス・音楽・CM等で衣装の作成や提供を行った。その後、社名を株式会社アサツキデザインエンターテインメントとし、東京・港区海岸にアトリエとショップが一体となった旗艦店をオープンした。現在は戸板女子短期大学教授、[1]、公益財団法人日本ユニフォームセンター専門委員[2]も務める。立正大学文学部地理学科卒業[1]
経歴[編集]
母親より堅い職種を勧められ、大学は文学部地理学科に進む。しかしその後は、教職の道を拒み、アパレルメーカーJUNの入社試験に合格。営業畑で実績を積み、30歳でマーチャンダイザーになる。J&RのメンズラインとしてLuna Mattinoを立ち上げ、チーフ・デザイナーを務めた。ブランド名は、チーフデザイナーである自身の名前をイタリア語にしたもの。このブランドを、マイケル・ジャクソン、マドンナ等世界的なスターが服を購入するほどのステイタスのあるブランドへと成長させる。THE ALFEE、LUNA SEA、Yoshiki、B'z、長渕剛など、ロックミュージシャンの顧客も多く持っていた。テレビ番組﹁料理の鉄人﹂では、鹿賀丈史の衣装を担当。JUN退社後は、株式会社アサツキ・デザイン・オフィスを設立し、外苑前にオリジナルブランド﹁MOODetMOON MODEetMOON﹂のショップをオープンさせる。それまで以上に音楽や舞台衣装などに力を入れた活動を展開。レディースブランドLAST SCENEのチーフデザイナーも務めていたこともある。その後、サザビーのブランド︵当時︶﹁Silver Spoon﹂のブランドディレクションを手がけるが、フルスケールでのブランド展開前に撤退する。株式会社アサツキ・デザイン・エンターテインメントと社名を変更し、2004年に東京都港区にテアトーレ・コスチューム・ヒストリアをオープン、2006年にソニーエリクソンau携帯電話の新作と東京コレクションのコラボレーションでW42Sをイメージした衣装を発表。2009年に戸板女子短期大学服飾芸術科専任教授として10年間教授し、2021年には名誉顧問となる。2020年には千葉県富津市に移住し、現地にスタジオを設立。本社も富津に移転し、社名をLUNA MATTINO・STUDIO︵株︶に変更し、活動を続けている。全衣裳デザイン・制作舞台[編集]
●演劇﹁シラノ・ド・ベルジュラック﹂ (幹の会・︵株︶リリック制作、鵜山仁演出) (2002年) ●ダンス公演﹁Dolly&砂漠の内臓﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2000年) ●ミュージカル﹁エリザベート﹂︵東宝制作、小池修一郎演出︶︵2000年︶ ●ダンス公演﹁神々を創る機械﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2001年) ●ダンス公演﹁垂直の夢﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2001年) ●演劇﹁フォーティンブラス﹂ (青井陽治演出) (2002年) ●演劇﹁リア王﹂ (幹の会・︵株︶リリック制作、平幹二朗演出) (2002年) ●ダンス公演﹁エラン・ヴィタール "Eveの躁鬱"﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2002年) ●ダンス公演﹁カルミナ・ブラーナ﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2002年) ●ダンス公演﹁忘却という神話﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2003年) ●音楽活劇﹁レディ・ゾロ﹂ (西川信廣演出) (2003年) ●ダンス公演﹁白夜﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2004年) ●舞台﹁Into the Woods﹂(新国立劇場制作、宮本亜門演出) (2004年) ●ミュージカル﹁エリザベート﹂︵東宝制作、小池修一郎演出︶︵2004年︶ ●舞台﹁冬物語﹂ (幹の会・︵株︶リリック制作、平幹二朗演出) (2005年) ●コンテンポラリーダンス公演﹁神々を創る機械2005﹂ (H・アール・カオス制作、大島早紀子演出) (2005年) ●コンテンポラリーダンス公演﹁ボレロ﹂ (H・アール・カオス制作、大島早紀子演出) (2005年) ●舞台﹁マクベス﹂ (明治大学文化プロジェクト制作演出) (2005年) ●ミュージカル﹁ベルリン・トゥ・ブロードウェイ﹂ (宝塚クリエイティブアーツ制作、三木章雄演出) (2005年) ●舞台﹁オセロー﹂ (平幹二朗主演演出) (2006年) ●舞台﹁Into the Woods﹂(新国立劇場制作、宮本亜門演出) (2006年) ●ミュージカル﹁エリザベート﹂︵東宝制作、小池修一郎演出︶︵2006年︶ ●舞台﹁ウィンザーと陽気な女房たち﹂ (明治大学文化プロジェクト制作演出) (2006年) ●舞台﹁オセロー﹂ (明治大学文化プロジェクト制作演出) (2007年) ●オペラ﹁ダフネ﹂︵二期会制作、大島早紀子演出) (2007年︶ ●ダンス公演﹁Drop Dead Chaos﹂ (H・アール・カオス、有限会社東京アートファクトリー制作、大島早紀子演出) (2007年) ●ブロードウェイミュージカル﹁蜘蛛女のキス﹂︵梅田芸術劇場制作、荻田浩一演出︶︵2007年︶ ●ミュージカル﹁DRACULA﹂―ドラキュラ伝説― (クリームエンタテインメント、ドラマチック・デパートメント制作、赤坂雅之藤井大介演出) (2008年) ●舞台﹁十二夜﹂ (明治大学文化プロジェクト︵明治大学シェイクスピアプロジェクト︶制作演出) (2008年) ●演劇﹁ハロルドとモード﹂ (日本テレビ・エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ制作、青井陽治演出) (2008年) ●ブロードウェイミュージカルショー ﹁SHOW TUNE﹂ (梅田芸術劇場制作、三木章雄演出) (2008年) ●舞台﹁座頭市/唄う絵草紙﹂ (水谷幹夫演出) (2009年) ●オペラ﹁La Traviata﹂︵二期会制作、宮本亜門演出︶︵2009年︶ ●舞台﹁ハムレット﹂ (明治大学文化プロジェクト制作演出) (2009年) ●安蘭けいファーストコンサート ﹁UNO﹂ (三木章雄演出) (2009年) ●ブロードウェイミュージカル﹁蜘蛛女のキス﹂︵梅田芸術劇場制作、荻田浩一演出︶︵2010年︶ ●ミュージカル﹁DRACULA―ドラキュラ伝説―﹂ (クリームエンタテインメント、ドラマチック・デパートメント制作、藤井大介演出) (2008年) ●ミュージカル﹁エリザベート﹂︵東宝制作、小池修一郎演出︶︵2010年︶ ●ミュージカル﹁ドラキュラ伝説 ―千年愛―﹂ (ドラキュラ制作委員会制作、藤井大介演出) (2010年) ●ダンス・ミュージカル﹁SILK STOCKINGS 絹の靴下﹂ (梅田芸術劇場制作、荻田浩一演出) (2010年) ●舞台﹁ジパングパイレーツ﹂(倉重千登世制作 菅野臣太朗演出) (2011年) ●ミュージカル﹁コードギアス 反逆のルルーシュ -魔人に捧げるプレリュード-﹂(バンダイナムコライブクリエイティブ、ニッポン放送、M・G・H制作)(2012年) ●東山義久主演 舞台﹁ボレロ﹂ (M・G・H/YKco./ニッポン放送制作 宇治川まさなり演出) (2013年) ●DANCE ACT ﹁ニジンスキー﹂(ニッポン放送/M・G・H制作荻田浩一演出) (2014年) ●セレブレーション100!宝塚 (梅田芸術劇場制作 三木章雄演出)(2014年) ●學蘭歌劇﹃帝一の國﹄ (ネルケプランニング主催 小林顕作 演出)(2014年) その他多数参考資料[編集]
- 音楽と人編集部 『BEST STAGE (ベストステージ) 2012年 09月号』 音楽と人、2012年、pp. 59-63
論文[編集]
- 朝月真次郎 『MARIE de TOITAのマーチャンダイジング - 企業MDから教育MDへ - 』戸板女子短期大学「研究年報」第54号 2012年
- 朝月真次郎、久保顕彦、平光くり子 『MARIE de TOITAのバンプードレス ~和竹による新たな骨組み ~』戸板女子短期大学「研究年報」第55号 2013年
脚注[編集]
- ^ a b 朝月真次郎教授 - 戸板女子短期大学
- ^ 関係者の名簿 - 公益財団法人日本ユニフォームセンター -