松下育男
松下 育男︵まつした いくお、1950年8月22日- ︶は、日本の詩人。妻は1984年に群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞した文芸評論家・詩人の松下千里[1]。
人物・来歴[編集]
福岡県遠賀郡に生まれる。東京都立九段高等学校を経て、1974年に早稲田大学第一政治経済学部を卒業した。1975年、上手宰、三橋聡らと同人誌﹃グッドバイ﹄を、1976年には個人誌﹃榊﹄をそれぞれ創刊した[2]。1979年、詩集﹃肴﹄でH氏賞受賞[3]。 1990年代以降は長らく詩作から離れていたが、2005年、阿部恭久、佐々木安美と同人誌﹃生き事﹄を創刊する[4]。著書[編集]
- 『榊さんの猫 松下育男詩集』紫陽社, 1977
- 『肴』1978
- 『松下育男詩集』思潮社 新鋭詩人シリーズ, 1979
- 『ビジネスの廊下 松下育男詩集』新風舎, 1988
- 『きみがわらっている』ミッドナイト・プレス, 2003
- 『松下育男詩集』 (現代詩文庫) 思潮社, 2019
- 『コーヒーに砂糖は入れない』思潮社, 2021
- 『これから詩を読み、書くひとのための詩の教室』思潮社, 2022年4月 ISBN 978-4-7837-3826-8