コンテンツにスキップ

梧桐雨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
沈香亭で霓裳羽衣の舞を披露する楊貴妃(第2折)

4

 

概要

[編集]

『梧桐雨』はその題材を多く白居易長恨歌』および陳鴻『長恨歌伝』から取っている。

玄宗が主人公だが、国難に気づかない、政治的に無能な人物として描かれている。

主な登場人物

[編集]

 - 使

 - 使[1]

 - 

 - 殿

 - 

 - 

 - [2]

 - 

 - 

 - 

構成

[編集]

楔子(せっし、序)と4折(幕に相当)から構成され、全編を通じて主人公の玄宗が歌う。

あらすじ

[編集]

使

1殿

2使

3

4西退姿

脚注

[編集]
  1. ^ 史実と異るが、『長恨歌』に「漁陽鼙鼓動地来、驚破霓裳羽衣曲」とある。漁陽は今の天津市薊州区
  2. ^ 史実で李林甫は安禄山の乱以前に失脚している

参考文献

[編集]
  • 青木正児訳注『元人雑劇』(春秋社 1957年2月10日)『梧桐雨』翻訳を含む
  • 桜木陽子『中国古典芸能論考-: 元代の楊貴妃の物語を中心として』(汲古書院 2020年2月25日)