コンテンツにスキップ

死の舞踏 (サン=サーンス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自筆譜の1ページ目
死の舞踏(1922年4月1日

Danse macabre40, R. 1714
1493

[]


187218740

[]


1875124Caroline Montigny-Remaury


[]


 "fr:Danse macabre (Saint-Saëns)#Poème d'Henri Cazalis" 
ジグ、ジグ、ジグ、墓石の上
踵で拍子を取りながら
真夜中に死神が奏でるは舞踏の調べ
ジグ、ジグ、ジグ、ヴァイオリンで

冬の風は吹きすさび、夜は深い
菩提樹から漏れる呻き声
青白い骸骨が闇から舞い出で
屍衣を纏いて跳ね回る

ジグ、ジグ、ジグ、体を捩らせ
踊る者どもの骨がかちゃかちゃと擦れ合う音が聞こえよう

静かに! 突然踊りは止み、押しあいへしあい逃げていく
暁を告げる鶏が鳴いたのだ

楽器編成[編集]

編成表
木管 金管
Fl. 2
Pic.1
Hr. 4 Timp. Vn.1 ソロ
Ob. 2 Trp. 2 Cym., Tri., B.D., Xyl. Vn.2
Cl. 2 Trb. 3 Va.
Fg. 2 Tub. 1 Vc.
Cb.
その他Hp.



調G, D, A, E調G, D, A, E調D, A, E調AE調D, A, ED, AA, E

[]


調43



カザリスの詩 サン=サーンスの曲
夜中の12時、死神が墓場に現れる ハープが12回、Dの音を奏でる
死神がヴァイオリンを弾く 独奏ヴァイオリンがAとE♭の不協和音で死神らしい雰囲気を表す
骸骨の踊る不気味なワルツ フルート、後に弦楽合奏で「怒りの日」(Dies irae)に基づく主題が奏される
カチャカチャと骨の擦れる音 シロフォンを用いる(当時はクラシック音楽で用いられることはほとんどなかった)
朝を告げる雄鶏の鳴き声 突然曲が止み、オーボエの旋律が現れる
そして激しく踊っていた骸骨たちは墓場へ帰り、曲は静かに終わる

 "largamente" 3

[]


2S. 555



12使

[]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]