永井和
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永井 和︵ながい かず、1951年2月12日 - ︶は、日本の歴史学者。京都橘大学教授。文学博士。大阪府生まれ。
専門は、日本近代史。大日本帝国時代の軍部や、西園寺公望、日中戦争、従軍慰安婦・慰安所の研究[1]を行っている。
また、﹃倉富勇三郎日記﹄の解読に同研究会代表として取り組んでおり、﹃日記﹄は、国書刊行会︵全9巻︶で、2010年︵平成22年︶11月より巻順に毎年1冊刊行される。
略歴[編集]
●1969年 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎卒業 ●1974年 京都大学文学部史学科卒業 ●1979年 京都大学大学院文学研究科現代史学専攻博士課程退学、京都大学文学部助手 ●1985年 富山大学教養部助教授 ●1989年 立命館大学文学部助教授、﹁近代日本の軍部と政治﹂で京都大学文学博士。 ●1993年 立命館大学文学部教授 ●1995年 ●4月 京都大学文学部助教授 ●8月 京都大学文学部教授 ●1996年 京都大学大学院文学研究科教授 ●2016年 ●3月 京都大学大学院文学研究科教授定年退官 ●4月 京都橘大学文学部教授発言[編集]
●﹁日本軍はビルマを防衛しようとするイギリス・インド軍と戦った﹂﹁当時のビルマ自治政府も日本と交戦関係にあるとみてよい﹂などの発言について、ネット上などで批判を受けたことがある[2]。 ●従軍慰安婦の強制性に関して﹁営外施設規定﹂[3]や﹁野戦酒保規定改正﹂[4]が根拠になると発言しており、これらの主張が共同通信社から配信されている[5]。著書[編集]
単著[編集]
●﹃近代日本の軍部と政治﹄思文閣出版 1993年 ●﹃青年君主昭和天皇と元老西園寺﹄京都大学学術出版会 2003年 ●﹃日中戦争から世界戦争へ﹄思文閣出版 2007年 ●﹃西園寺公望: 政党政治の元老﹄山川出版社・日本史リブレット 2018年共著[編集]
●﹃日本議会史録﹄第3巻 第一法規出版 1991年 ●﹃西園寺公望伝﹄第4巻 岩波書店 1996年脚注[編集]
- ^ 永井和「陸軍慰安所の創設と慰安婦募集に関する一考察」『二十世紀研究』創刊号、2000年、京都大学大学院文学研究科。「日本軍の慰安所政策について」(2000年の前論文を2012年に増補した論考で公式HPで発表)。
- ^ 複眼時評 京都大学新聞 2007年7月6日
- ^ 慰安所関連の規定・営外施設規定 nagaikazu 2013年3月20日
- ^ 軍慰安所は日本軍の後方施設永井和の日記 2007年6月26日
- ^ 2013年10月7日 茨城新聞朝刊