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津軽弁の日︵つがるべんのひ︶は毎年10月23日に青森市文化会館︵リンクステーションホール青森︶で行われる青森県津軽地方で話されている津軽弁をテーマとした催し物。
主催は﹁津軽弁の日やるべし会﹂︵標準語では﹁実行委員会﹂に当てはまる︶。
青森県出身の方言詩人・高木恭造の命日を記念し津軽弁で賑やかに楽しむ行事として1988年に開始[1]。当初はシンポジウム企画を中心としたが第3回から津軽弁に関する短歌・俳句や[2]、川柳・体験記・詩の募集を開始し[3]、伊奈かっぺいを始めとする出演者による入選作品の朗読・紹介が主となり[2]、最高位の﹁高木恭造賞﹂﹁牧良介賞﹂の作品には賞金10万円が授与されていた[4]。
作品は青森県内からだけでなく県外からも多数寄せられている。また出演者同士の津軽弁丸出しの爆笑的な会話も楽しみの一つである。
後日、青森放送にてテレビやラジオでイベントの模様が放送される。また、カセットテープやCDも発売され青森土産の一つとなっている。
なお、2006年の第19回は青森市文化会館の改装工事に伴い、弘前市民会館で行った[5]。
2010年1月28日には、メルパルク東京にて﹁津軽弁の日in東京﹂を開催[6][7]。同年8月3日には青森市青い海公園にて野外イベント﹁津軽弁の日inねぶた祭り 番外編﹂を開催[1]。
その後スタッフの高齢化もあり2017年の開催をもって一般からの投稿作品の募集を停止し[2]、2018年以降は過去の優秀作品の紹介を中心に行っている[3]。
2020年の第33回は、予定通り行ったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客でねぶたの家ワ・ラッセにて開催[1]。
2021年の第34回は、新型コロナウイルスのため、1988年の開始以来初の中止となった[8]。
2022年の第35回は、新型コロナウイルスの為、2020年と同様に関係者のみの無観客形式でねぶたの家ワ・ラッセにて開催[3]。