清水綾乃 (射撃選手)
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個人情報 | |||||||||
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生誕名 | 清水綾乃 | ||||||||
フルネーム | 小笠綾乃 | ||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||
生誕 | 1990年11月18日(33歳)[1] 日本、岐阜県 | ||||||||
身長 | 159 cm (5 ft 3 in) [1] | ||||||||
体重 | 51 kg (112 lb) [1] | ||||||||
スポーツ | |||||||||
国 | 日本 | ||||||||
競技 | 射撃競技 | ||||||||
種目 | 10mエアライフル 50mスモールボアライフル | ||||||||
クラブ | 自衛隊体育学校 | ||||||||
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清水 綾乃︵しみず あやの、1990年11月18日 -︶は日本の女子射撃競技︵ライフル射撃︶選手である。2022年11月現在の姓名は小笠綾乃[2]。岐阜県岐阜市出身。中央大学卒業。自衛隊体育学校所属の幹部自衛官︵2022年11月現在の階級は1等陸尉[2]︶。2019年3月現在、日本ライフル射撃協会ライフル・ナショナルチーム︵男女各3名︶のメンバー[3]。
経歴[編集]
中学校2年生の冬に、ライフル射撃ナショナルチーム監督である藤井優の講演を聞いたことがきっかけで射撃を始め、家の近くの練習場に通った[4]。岐阜市の私立済美高等学校に射撃のスポーツ推薦で入学した[5]。2007年の秋田国体に出場し、高校新記録で優勝した[6]。翌2008年の大分国体も少年女子の大会新記録で2連覇した[6]。 高校卒業後は中央大学商学部に進学し、射撃部員として全日本女子ライフル射撃選手権大会で2連覇した[5]。 在学中からオリンピックでメダルを獲得することを目標とし、卒業後も競技を続けられる環境として自衛隊体育学校を選び2013年4月に陸上自衛隊に入隊した[7]。 2016年にテヘランで開催されたASC第9回アジアエアガン選手権大会では4位に、2017年にニューデリーで開催されたISSFワールドカップでは6位に、それぞれ入賞した[3]。 2018年4月に韓国・昌原市で開催されたワールドカップでは、﹁50mライフル3姿勢女子﹂で5位に入賞した[8]︵2019年10月現在、ワールドカップ自己最高成績[9]︶。 同年8月にはインドネシアで開催された第18回アジア大会に出場。﹁10mエアライフルミックス﹂﹁女子10mエアライフル個人﹂および﹁女子50mライフル3ポジション個人﹂に出場したが、いずれも予選敗退した[10]。 同年11月にはクウェートで開催された第11回アジアエアガン選手権大会に出場。﹁10mエアライフル女子60発﹂では予選敗退したが、男女ペアで競う﹁10mエアライフルミックス﹂では岡田直也︵ALSOK︶と共に銅メダルを獲得した[11]。 2019年4月、ナショナルチーム選考記録会で10mエアライフル女子の日本新記録を樹立し、さらに同年10月の全日本選抜ライフル射撃競技大会で記録を更新した[12]。同年10月の茨城国体では﹁成年女子10mエア・ライフル伏射︵60発︶﹂で大会新記録で優勝した[13]。立射︵60発︶では一ノ渡桜︵アマノ︶に次ぐ準優勝[14]。 同年11月、ドーハで開催され、50mライフル3姿勢の東京オリンピック代表の最終選考会を兼ねたアジア選手権に出場。平田しおり︵明治大学︶の3位、砥石真衣︵日立システムズ︶の11位に対して18位に終わり、50mの代表入りを逃した[15]。 同月、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた10mエアライフル代表の第1次選考会を2位で通過し、2020年3月に予定されていた最終選考会への出場権を獲得した[16]。 2021年3月、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた東京オリンピック10mエアライフル代表最終選考会、さらに再最終選考会に臨んだが、代表選出を逃した[17]。 2022年11月、全日本ライフル射撃競技選手権大会の女子50mライフル伏射で優勝した[2]。人物[編集]
中央大学在学中に日本テレビ系列の元日バラエティー特番﹁ウルトラマンDASH!!﹂に出演し、市販のエアライフルを撃って離れた場所にある蛇口を制限時間以内に閉める企画に挑戦した[4]。 学生時代の競技成績から、自衛隊への入隊と同時に陸曹の階級で体育学校に入って競技に専念することもできた。しかし競技引退後に一般の自衛官として勤務することを見据えて、あえて一般入隊の自衛官候補生として半年間にわたる教育・訓練を受け、さらに体育学校生に選抜されるための集合訓練を受けて入校した[7]。新隊員教育の後期教育は朝霞駐屯地の第305基地システム通信中隊で受けた[7]。出典[編集]
(一)^ abc“ジャカルタ・パレンバアジア競技大会2018 > 日本代表選手団 > 射撃・ライフル射撃 > 清水 綾乃”. 日本オリンピック委員会 (2018年8月18日). 2019年10月27日閲覧。
(二)^ abc 月刊MAMOR 2023年2月号. 扶桑社. (2023). p. 54
(三)^ ab“ライフル・ナショナルチームメンバー︵男子3名、女子3名︶、2019年3月時点”. 日本ライフル射撃協会. 2019年10月27日閲覧。
(四)^ ab矢嶋万莉子・佐武祥子. “︻4選手に直撃インタビュー︼休息から生まれる集中力 射撃部全日本女子学生選手権 総合団体優勝”. 読売新聞. 2019年10月31日閲覧。
(五)^ ab丸山剛史 (2015年12月16日). “美しき“スナイパー”清水綾乃 2曹採用を蹴って自衛官候補生へ”. 扶桑社. 2019年10月27日閲覧。
(六)^ ab“ライフル射撃 清水綾乃”. WOWOW. 2019年10月27日閲覧。
(七)^ abc鈴崎利治 (2019). 月刊JWings 2019年10月号 それゆけ!女性自衛官#180 清水綾乃・2等陸尉. イカロス出版. p. 70-71
(八)^ “﹁2018 ISSFワールドカップ チャンウォン大会﹂開催。50mライフル種目で清水綾乃選手が5位入賞!”. 日本航空. 2019年10月27日閲覧。
(九)^ “選手プロフィル 清水綾乃”. 時事通信社 (2019年10月8日). 2019年10月28日閲覧。
(十)^ “第18回アジア競技大会 競技日程・結果”. 日本オリンピック委員会 (2018年8月18日). 2019年10月27日閲覧。
(11)^ “﹁第11回アジアエアガン選手権大会﹂クウェートで開催。清水綾乃選手・岡田直也選手ペアがエアライフル・ミックスで銅メダル!”. 日本航空. 2019年10月27日閲覧。
(12)^ “ライフル種目 日本記録”. 日本ライフル射撃協会. 2019年11月17日閲覧。
(13)^ 共同通信. “10月7日ライフル射撃成年女子10mエア・ライフル伏射︵60発︶”. Kyodo News Digital. 2019年11月17日閲覧。
(14)^ 共同通信 (2019年11月9日). “ライフル射撃 成年女子10mエア・ライフル立射︵60発︶”. Kyodo News Digital. 2020年1月6日閲覧。
(15)^ 共同通信 (2019年11月9日). “射撃の平田しおりが五輪代表に ライフル3姿勢で3位”. 朝日新聞. 2019年11月14日閲覧。
(16)^ 渡辺文重 (2019年11月26日). “︻射撃︼10M種目:東京オリンピック代表第1次選考会・上位3名が最終選考会へ”. Olympic Channel. 2020年1月6日閲覧。
(17)^ “︻ライフル射撃︼中口遥、山田聡子が東京五輪代表に内定へ”. Olympic Channel (2021年3月27日). 2021年4月13日閲覧。