皆川亮二
みながわ りょうじ 皆川 亮二 | |
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生誕 |
1964年7月5日(59歳) 日本・東京都墨田区[1] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1988年 - |
ジャンル |
少年漫画 青年漫画 |
代表作 |
『スプリガン』 『ARMS』 |
受賞 |
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皆川 亮二︵みながわ りょうじ、1964年7月5日 - ︶︵本名同じ[2]︶は、日本の漫画家。東京都墨田区出身[1]。
概要[編集]
高校時代に、同級生だった神崎将臣に誘われ漫画を描き始める︵後に神崎のアシスタントも経験︶[1][3]。 1988年、﹁HEAVEN﹂︵小学館﹃週刊少年サンデー﹄に掲載︶が第22回小学館新人コミック大賞少年部門に入選しデビュー。 代表作は、アニメ化もされた﹃スプリガン﹄、第44回小学館漫画賞を受賞した﹃ARMS﹄など。 デビューから一貫して﹃週刊少年サンデー﹄など小学館の雑誌で執筆活動を続けてきたが、﹃D-LIVE!!﹄連載終了後は小学館以外にも、集英社や講談社、スクウェア・エニックスなど、他の出版社でも執筆するようになり、ゲームのキャラクターデザインなども手がけたりしている。 影響を受けた漫画家は、高橋留美子・望月三起也・大友克洋[3]。とくに高橋留美子の影響が大きく、高校時代、高橋の漫画が好きで、高橋の絵の模写ばかりしていた[3]。その絵を同級生だった神崎将臣に褒めてもらい、その縁で漫画を描き始めたことから、高橋留美子のことを﹁漫画家になる道筋を間接的に作ってくれた恩人﹂﹁僕の世界を変えてくれた人﹂と語っている[3]。ちなみに、漫画を描き始めた頃は、高橋留美子の劣化コピーのような作品ばかり描いていたという[3]。 漫画家の藤田和日郎とはデビューが同期であり、新人コミック大賞の授賞式でも隣同士で座っていたこと、またお互いに高橋留美子が好きだったことから仲が良い[3]。作品リスト[編集]
長編[編集]
●﹃スプリガン﹄︵原作‥たかしげ宙、﹃週刊少年サンデー﹄ 1989年10号 - 51号→﹃週刊少年サンデー増刊﹄ 1992年8月号 - 1996年2月号、全11巻、保存版・文庫版全8巻︶ ●﹃KYŌ﹄︵原作‥たかしげ宙、﹃小学五年生﹄ 1995年3月号[4]、﹃小学六年生﹄ 1995年4月号 - 1996年3月号、全1巻︶ ●﹃ARMS﹄︵原案協力‥七月鏡一、﹃週刊少年サンデー﹄ 1997年16号 - 2002年20号、全22巻、ワイド版全12巻︶ ●﹃D-LIVE!!﹄︵脚本/原案/協力‥横溝邦彦・氷室勲・横田直幸・七月鏡一・高野真吾・たかしげ宙・森竹ひろこ・木村恵之・東上克、﹃週刊少年サンデー﹄ 2002年44号 - 2006年18号、全15巻、ワイド版全8巻︶ ●﹃PEACE MAKER﹄︵﹃ウルトラジャンプ﹄ 2007年7月号 - 2016年6月号、全17巻︶ ●﹃ADAMAS﹄︵脚本‥岡エリ、﹃イブニング﹄ 2007年8号 - 2014年18号、不定期連載、全11巻︶ ●﹃海王ダンテ﹄︵原作‥泉福朗、﹃ゲッサン﹄ 2016年1月号[5] - 2021年9月号[6]、全13巻︶ ●﹃ヘルハウンド﹄︵﹃月刊アフタヌーン﹄2022年8月号[7] - 、既刊4巻︶短編[編集]
●﹁HEAVEN﹂﹃週刊少年サンデー﹄1988年28号 pp.331-368 - デビュー読切、第22回小学館新人コミック大賞少年部門入選作。交通事故で亡くなり天国で目覚めたバンドマンの青年が、神様と一人の少女に出会う。 ●﹁転送者 THE INTRUDER﹂﹃サンデー超﹄1996年1月号-2月号[信頼性要検証] - 気弱ないじめられっ子の少年に﹁転送者﹂を名乗る男の精神が乗り移る。計68ページ。﹃週刊少年サンデーR﹄1997・9・11号︵少年サンデー特別増刊, 通号2234︶にもカラーページをモノクロ化して全編再録︵pp. 247-314︶。 ●﹁S.O.L -strong old lady-﹂﹃ビッグコミックスピリッツ﹄2007年No.1︵pp. 17-40︶ - No.2︵pp. 161-186︶ - 何者かに追われる青年を謎のおばちゃんが救出する。 ●﹁the Killing Pawn﹂﹃週刊少年マガジン﹄2014年36・37合併号 pp.213-232 - 原作=諫山創。異色の将棋バトル漫画。 ●﹁PERFECT SOLDIER﹂﹃月刊アフタヌーン﹄2015年5月号 - 岩明均﹃寄生獣﹄トリビュート企画の1本で、﹁寄生生物﹂の軍事利用を描いた話。アンソロジー単行本﹃ネオ寄生獣﹄︵ISBN 978-4-06-388156-1︶に収録。 ●﹁奪還 -Zurückeroberung-﹂﹃月刊ビッグガンガン﹄ 2016 Vol.02︵2/23号︶ - 1945年︵WWII直後︶のドイツで重戦車ティーガーIを題材にしたサイレント漫画。ゲーム[編集]
●﹃ライブ・ア・ライブ﹄︵スクウェア, 1994︶ - 現代編のキャラクターデザイン。 ●﹃幻影闘技 SHADOW STRUGGLE﹄︵バンプレスト, 1996︶ - キャラクターデザイン。 ●﹃CRITICAL BLOW﹄︵バンプレスト, 1997︶ - キャラクターデザイン。﹃幻影闘技 SHADOW STRUGGLE﹄の続編。 ●﹃SPRIGGAN -LUNAR VERSE-﹄︵フロム・ソフトウェア, 1999︶ - ﹃スプリガン﹄のゲーム化。原作本編の終了後、スプリガンの新人候補生となった少年・大槻達樹が主人公。 ●﹃PROJECT ARMS﹄︵バンダイ, 2002︶ - ﹃ARMS﹄のゲーム化。 ●﹃ツキヨニサラバ﹄︵タイトー, 2004︶ - キャラクターデザイン。 ●﹃鉄拳5﹄︵ナムコ, 2005︶ - 李超狼︵リー・チャオラン︶、マーシャル・ロウのエクストラコスチュームデザイン。 ●﹃鉄拳6﹄︵バンダイナムコゲームス, 2009︶ - ロジャー.Jrのエクストラコスチュームデザイン。 ●﹃鉄拳タッグトーナメント2﹄︵バンダイナムコゲームス,2012︶ - ミゲル・カバジェロ・ロホのエクストラコスチュームデザイン。 ●﹃戦国大戦﹄︵セガ・インタラクティブ︶ - SS滝川一益のカードイラスト。 ●﹃戦国炎舞 -KIZNA-﹄︵株式会社サムザップ︶ - [月鬼忍王]服部半蔵、[修羅忍鬼神]服部半蔵のイラスト。 ●﹃スターオーシャン:アナムネシス﹄︵スクウェア・エニックス, 2018︶ - ラジオ﹃スターラジオーシャン﹄とのコラボキャラクター、ユーイチ・オークヴィル及びスティーブ・K・マフィアのラッシュ時イラスト。その他[編集]
●キディ・グレイド - 第14話のアイキャッチイラストを担当。 ●サンデー×マガジン クロスライン - キャラクターデザインで参加。アシスタント経験者[編集]
●夏目義徳 ●森尾正博 ●並木洋美[8]脚注[編集]
(一)^ abc日外アソシエーツ、2003年、362頁。ISBN 978-4-8169-1760-8。
(二)^ “マンガのラジオ Vol.57 皆川亮二さん︵その1︶﹁王道と同級生のスター﹂”. マンガのラジオ. 2022年7月5日閲覧。
(三)^ abcdef﹃漫画家本vol.14 高橋留美子本﹄対談 藤田和日郎 × 皆川亮二 より。
(四)^ 単行本では掲載誌が﹃小学六年生﹄1995年4月号 - 1996年3月号とされているが誤りであり、実際は﹃小学五年生﹄1995年3月号から連載が始まっている。
(五)^ “皆川亮二が描く海洋ロマン活劇﹁海王ダンテ﹂始動!﹁MIX﹂着せ替えカバーも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年12月12日) 2021年8月12日閲覧。
(六)^ “﹁てのひら創世記﹂小川麻衣子のシリーズ連載開幕、次号﹁海王ダンテ﹂完結”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月12日) 2021年8月12日閲覧。
(七)^ “﹁スプリガン﹂皆川亮二がアフタヌーンで初連載、傭兵になった少年描くアクション”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月24日) 2022年6月24日閲覧。
(八)^ 並木洋美 (2011年3月14日). “傷ついちゃった | なみつとつれづれ”. 2016年10月26日閲覧。