相田一人
表示
相田 一人 ︵あいだ かずひと、1955年︵昭和30年︶9月2日 - ︶は、栃木県足利市出身の著作家。
詩人・書家であった相田みつをの長男で、相田みつを美術館の館長。
略歴[編集]
栃木県足利市に相田みつをの長男として生まれた。父みつをの死後に見つかった日記には、﹁気骨ある人に成長するように、何事も一人でやっていけるように、一日も早く一人立ちできるように、という願いをこめて﹃一人﹄と命名した。また、転じて後、人生の孤独、寂寥、悲哀等を一人で堪えてゆかねばならぬ時の事を考えて、あえて﹃一人﹄と名付けた次第なり﹂と命名の理由が記されている [1]。 出版社に勤めた後、株式会社而今社︵にこんしゃ︶を設立した。1996年︵平成8年︶、東京都中央区銀座に相田みつを美術館を開館、館長に就任した︵美術館は、2003年︵平成15年︶、千代田区丸の内にある東京国際フォーラムに移転︶。 1997年︵平成9年︶月刊誌﹃諸君!﹄に小田嶋隆による父相田みつをの批評記事が掲載されると[2]、事実無根であると名誉毀損の訴えを起こし、1999年︵平成11年︶に同誌に反論記事を寄稿した[3]。 ﹃生きていてよかった﹄、﹃いまからここから﹄など、父の作品の監修に携わったほか、自身も1998年︵平成10年︶、﹃父 相田みつを﹄、﹃書 相田みつを﹄を発表した。 2011年︵平成23年︶、民主党代表選演説で野田佳彦が引用した相田みつをの作品﹁どじょう﹂が脚光を浴びた際、新聞社の取材に対して驚きと喜び、新首相の活躍への期待を表明した[4]。出演[編集]
﹃月曜から夜ふかし﹄(日本テレビ、2022年1月17日)著書[編集]
- 『書 相田みつを』 (文化出版局、1998年)
- 『父 相田みつを』 (文化出版局、1998年)
脚注[編集]
(一)^ 相田一人 ﹃書 相田みつを﹄ 文化出版局、1998年、pp.17-18.
(二)^ 小田嶋隆、1997、﹁五百万信者が群がる相田みつをは﹁便所の神様﹂﹂、﹃諸君!﹄29巻11号︵1997年11月号︶、文藝春秋 pp. pp. 164-171
(三)^ 相田一人、1999、﹁﹁相田みつをは﹃便所の神様﹄﹂に反論する﹂、﹃諸君!﹄31巻4号︵1999年4月号︶、文藝春秋 pp. pp. 302-303
(四)^ “﹁ドジョウ演説﹂で脚光 相田さん作品集に注文殺到”. 日本経済新聞. (2011年8月31日) 2011年9月2日閲覧。
関連項目[編集]
- 『雨音 -雨の日には雨の中を 前夜-』 - 島谷ひとみの楽曲。相田一人が作詞を担当。