羽田節子
羽田 節子︵はねだ せつこ、1940年3月9日 - ︶は、日本の翻訳家、動物学者。
昆虫生理学専攻。
略歴[編集]
東京生まれ。1963年東京農工大学農学部卒業。生物学関係の翻訳執筆にたずさわる。 日高敏隆に師事し、共訳が多い。 1995年﹃キャプテン・クックの動物たち﹄で吉村証子記念日本科学読物賞受賞。著書[編集]
●﹃キャプテン・クックの動物たち すばらしいオセアニアの生きもの﹄︵大日本図書︶ 1994 ●﹃恐竜たちの大脱出 進化恐竜トロオのものがたり﹄︵福音館、福音館のかがくのほん︶ 1999共著[編集]
●﹃森のほ乳類﹄︵日高敏隆、学習研究社、自然と友だちになる法︶ 1986翻訳[編集]
日高敏隆 共訳[編集]
●﹃伝説のなぞを解く 歴史への科学的探検﹄︵イゴーリ・アキムシキン、理論社、少年科学文庫︶ 1968 ●﹃破壊の伝統 人間至上文化の組みかえのために﹄︵ジョン・A・リヴィングストン、文化放送開発センター出版部︶ 1974、のち講談社学術文庫 ●﹃行動は進化するか﹄︵コンラート・ローレンツ、講談社現代新書︶ 1976 ●﹃ティンバーゲン動物行動学﹄︵ニコ・ティンバーゲン、平凡社︶ 1982 ●﹃鼻行類 新しく発見された哺乳類の構造と生活﹄︵ハラルト・シュテュンプケ, ゲロルフ・シュタイナー、思索社︶ 1987、のち平凡社ライブラリー ●﹃利己的な遺伝子﹄︵リチャード・ドーキンス、岸由二, 垂水雄二共訳、紀伊国屋書店︶ 1992 ●﹃生物から見た世界﹄︵ユクスキュル, クリサート、岩波文庫︶ 2005その他[編集]
●﹃擬態 自然も嘘をつく﹄︵W・ヴィックラー、平凡社︶ 1970 ●﹃動くしくみ 無脊椎動物からの歩み﹄︵M・ウェルズ、平凡社︶ 1972 ●﹃物語世界動物史﹄︵ヘルベルト・ヴェント、小原秀雄, 大羽更明共訳、平凡社︶ 1974 ●﹃ロンドン動物園150年﹄︵G・ヴェヴァーズ、築地書館︶ 1979 ●﹃人間行動の生物学﹄︵ダニエル・コーエン、筑摩書房、ちくまぶっくす︶ 1979 ●﹃生きものの世界 生物とその環境﹄︵マイケル・チナリー、加藤義臣共訳、文理︶ 1980 ●﹃ダーウィンに消された男﹄︵アーノルド・C・ブラックマン、新妻昭夫共訳、朝日新聞社︶ 1984、のち選書 ●﹃ローレンツの世界 ハイイロガンの四季﹄︵コンラート・ローレンツ、日経サイエンス︶ 1984 ●﹃社会生物学﹄第4巻︵エドワード・O・ウィルソン、坂上昭一共訳、思索社︶ 1984 ●﹃霧のなかのゴリラ マウンテンゴリラとの13年﹄︵ダイアン・フォッシー、山下恵子共訳、早川書房︶ 1986、のち平凡社ライブラリー ●﹃キャット・ウォッチング ネコ好きのための動物行動学﹄1 - 2︵デズモンド・モリス、平凡社︶ 1987 - 1988 ●﹃海 Light in the sea﹄︵デヴィッド・デュビレ、朝日新聞社︶ 1990 ●﹃昆虫学の楽しみ﹄︵ハワード・E・エヴァンズ、山下恵子共訳、思索社︶ 1990 ●﹃滅びゆく楽園﹄︵アンドリュー・ミッチェル、小学館︶ 1991 ●﹃野生を生きる 秘められた生命の世界﹄︵ナショナル・ジオグラフィック協会編、岩波書店︶ 1992 ●﹃彼女たちの類人猿﹄︵グドール, フォッシー, ガルディカス, サイ・モンゴメリー、平凡社︶ 1993 ●﹃ハイイロガン﹄︵シュビレ・カラス、くもん出版、大自然の動物ファミリー︶ 1994 ●﹃中国のセミ考﹄︵ゲインズ・カンチー・リュウ、博品社︶ 1996 ●﹃ダーウィンの花園 植物研究と自然淘汰説﹄︵ミア・アレン、鵜浦裕共訳、工作舎︶ 1997 ●﹃セックスウォッチング 男と女の自然史﹄︵デズモンド・モリス、小学館︶ 1998 ●﹃顔を読む 顔学への招待﹄︵レズリー・A・ゼブロウィッツ、中尾ゆかり共訳、大修館書店︶ 1999 ●﹃動物たちの不思議な事件簿﹄︵ユージン・リンデン、紀伊國屋書店︶ 2001 ●﹃ピパルクとイルカたち﹄︵ジョン・ヒンメルマン、岩崎書店、海外秀作絵本︶ 2003 ●﹃動物たちの自然健康法 野生の知恵に学ぶ﹄︵シンディ・エンジェル、紀伊國屋書店︶ 2003 ●﹃積みすぎた箱舟﹄︵ジェラルド・ダレル、福音館文庫︶ 2006論文[編集]
●国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所脚注[編集]
参考文献[編集]
- 『現代日本人名録』2002年