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臍帯血

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22

Umbilical cord blood1993

[]


2cm,50-60cm21[1]40ml-100ml[2]使[3][4]19801988使GluckmanFnconi1993[5][6]

[7]

 85% [8]HLA 宿(GVHD)宿(GVHD)HLA[5]

2006(2012)[9][10]

[]


/

470/μl(Hb)16.5g/dL(Ht)51%(MCV)108fL1.8/μl1.1/μl5500/μl108fL90fL(Hb)(Ht)(2[11][12]60-80%FA[13]

3Kg100ml[14]

4-636-838-1032101[15]8[16]CD34+0.2-0.5%[15]

[]


HLA2[ 1][5][6]

[5][6]

[17][18]

[19][20][21][22][23]

[]


FanconiHurlerHunterX[24]

調HLA[24]

[]


19602012

宿(GVHD)[25]

 (G-CSF)漿G-CSFGVHDG-CSF[26][27][28][29]

()1980THLA宿GVHD)[27][30]

GVHD[26]<[27][28][29]
骨髄移植と比べて臍帯血移植の利点と不利な点
利点 不利な点
HLA不一致でも移植可能
ドナー探索に必要な時間が短く短期間で移植が可能
GVHDのリスクが少ない
ドナー(新生児・母体)への負担が無い
ドナー由来の感染症のリスクが少ない
生着不全の可能性
移植の経験・知見・観察期間が少ない
造血の回復が遅い
同一ドナーからの再移植・ドナーリンパ球輸注が不可能
ドナーに遺伝的疾患があった場合に伝播の可能性
-(浅野ほか(2006), p. 834)及び神田 善伸 編集『みんなに役立つ造血幹細胞移植の基礎と臨床』上巻、p.255[30]を改変

臍帯からの採取[編集]


[31][32][33]使1[32]8 60ml2007[ 2][16]使[32]

臍帯血の保存・移植[編集]


[34]

漿漿[34][35]

[34]

(HES)漿[34][35]使37[34][36][37]

[]


6(HHV-6)[38]

[]


1992 New York Blood Center(New York Cord Blood Bank)[39]

2012(Bone Marrow Donors Worldwide :BMDW)48662943BMDW51[40]BMDWThe World Marrow Donor Association (WMDA)[41]

19952000200411[42]320128201228201111100[43][44]

[]


201122210022GVHD[25]

[]


[45][46][47]200735464[48]20111100[44]20125840020121/3[49]31(PBSCT)PBSCT2010PBSCT20151/32015120012853[47][ 3] 20186[ 4]20125982018調[4][50][51]

((2013))

(一)HLAHLA

(二)15HLA

(三)16HLA

20185[]




[ 5]

 [ 6]



 

[50][ 7]

[]


[45][16]113[45]2012 2012317,400(110[46]40,800[49]

[]


[52][53][54]GVHDGVL883使[54] 200912[55]

[]




2289%63%[14]

[56]

注釈[編集]

  1. ^ 臍帯血移植はHLA2座不一致でも移植が可能なとはいってもあくまでもHLA一致ドナーが見つからない際の緊急避難的な移植であり、決して積極的に行われるべきではないとされる(原宏(2006), p. 2-3)
  2. ^ 臍帯血の最低採取量は初期には有核細胞数3億個以上でこれは体重が15kgまでの小児にしか移植できなかったが、2003年には6億個以上となり体重が30kgまでの小児に移植が可能で、2007年以降は8億個以上となり、これは成人にも移植は可能である。-出典 中村正雄「臍帯血バンク」『周産期医学』Vol.41 No.9、東京医学社、2011年、pp.1183-1187 もっとも、これはバンクに保存される最低量であって、2007年以前にも十分な量の臍帯血は確保されており、日本では早期から成人への臍帯血移植が行われている。
  3. ^ 2006-2008年の3年間の累計では世界で約3万件の非血縁者間の造血幹細胞移植が行われたが、そのうち54%が末梢血幹細胞移植、27%が骨髄移植、臍帯血移植は19%に過ぎないが、日本では骨髄移植が3001件57%、末梢血幹細胞移植は5件0.1%、臍帯血移植は2262件43%と欧米と日本では移植の様相が異なる(内田直之(2016))
  4. ^ 日本の臍帯血バンクは11あったが、神奈川臍帯血バンクと宮城さい帯血バンク、中国四国臍帯血バンク、東京臍帯血バンク、東海大学さい帯血バンクは事業継続が難しいため、他のバンクに移管し事業中止したため、現在は6バンクである。
  5. ^ 日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンクは旧 東京都赤十字血液センター臍帯血バンク)神奈川臍帯血バンク採取施設分の調製保存は日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンクが行っている。-出典日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンク・設立と沿革[リンク切れ] 2012年5月29日閲覧。
  6. ^ 2012年8月に東海臍帯血バンクから一般社団法人 中部さい帯血バンクに名称変更。ー出典 一般社団法人 中部さい帯血バンク 設立と沿革 2018年5月6日閲覧。
  7. ^ 各臍帯血バンクと提携している産科医院については日本さい帯血バンクネットワーク・さい帯血を提供したい > 提携産科施設を参照

脚注[編集]



(一)^ GERARD J.TORTORA, BRYAN DERRICKSON 3,,2010ISBN 978-4-621-08231-7pp.1185-1187

(二)^  

(三)^  201252

(四)^ ab2012527 2012416

(五)^ abcd(2006), p. 833.

(六)^ abc  2008ISBN 978-4-7532-2324-4pp.255-263

(七)^  >  2016103

(八)^   Vol.54 (2013) No.10 p.1966-1973, doi:10.11406/rinketsu.54.1966

(九)^ 20069622

(十)^ 20069734

(11)^   Neunatal Care2006pp.23-29

(12)^ (2006), p. 25-27.

(13)^   1998ISBN 4-260-10946-4p.119

(14)^ ab  Vol.41 No.9 2011pp.1193-1195

(15)^ ab 1101999pp.28-33

(16)^ abcVol.41 No.92011pp.1183-1187

(17)^ (2006), p. 838.

(18)^   2008ISBN 978-4-7532-2324-4pp.262-263

(19)^  2012424

(20)^  2012424

(21)^  (PDF) 2016103

(22)^ / 2012424

(23)^ 調 (PDF) 2012424

(24)^ ab(2006), p. 834-835.

(25)^ abVol.69 No.12201112pp.2186-2193

(26)^ ab  42009ISBN 978-4-7849-4081-3pp.25-30

(27)^ abc(2006), p. 833-839.

(28)^ ab 201252

(29)^ ab(2006), p. 822-832.

(30)^ ab  2008ISBN 978-4-7532-2324-4p.255

(31)^    Vol.44 (1998) No.1 P.12-19, doi:10.3925/jjtc1958.44.12

(32)^ abc(2006), p. 20-28.

(33)^ .com (PDF) 2012422

(34)^ abcde(2006), p. 30-39.

(35)^ abNOW42 (PDF) 2016103

(36)^  2009ISBN 978-4-7532-2404-3p.29, NCID BB00028204.

(37)^  2012531

(38)^ 5752016531-536doi:10.11406/rinketsu.57.531  (Paid subscription required)

(39)^ ,7222009377-385ISSN 03869806NAID 40016438368  (Paid subscription required)

(40)^ BMDW 2012221

(41)^ WMDA 2016103

(42)^ (2006), p. 1-3.

(43)^ 2012527 2012424

(44)^ ab2012527 2012424

(45)^ abc24052012353-363ISSN 00392359NAID 40019130229 

(46)^ abNOW64 (PDF) 2016103[]

(47)^ ab(2016).

(48)^  VOL.61 No.3-42007pp.1-4

(49)^ abNOW65 (PDF) 2016103

(50)^ ab >  2016103

(51)^ [] 2012531

(52)^  2012424

(53)^ 2012427 2012424

(54)^ ab 2012424

(55)^ . 47NEWS. (). (20091219). 2013616. https://web.archive.org/web/20130616132730/http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121901000436.html 2012529 

(56)^   Vol.41 No.9 2011pp.1189-1191

[]


101997doi:10.2169/naika.86.1978 

2006ISBN 4880026549 NCID BA75812056https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008110402-00 

, , , , 3ISBN 4830614196 NCID BA74833844https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008056173-00 

720131759-1766doi:10.2169/naika.102.1759 

HLA2022013101-107doi:10.12667/mhc.20.101 

5752016531-536doi:10.11406/rinketsu.57.531  (Paid subscription required)

[]


 - 

() -