臼井正明
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うすい まさあき 臼井 正明 | |
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本名 | 臼井 正明[1] |
生年月日 | 1928年5月8日 |
没年月日 | 2016年11月23日(88歳没) |
出生地 | 日本・東京府 |
職業 | 俳優・声優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ・吹き替え |
配偶者 | 七尾伶子(1954年 - 2006年) |
臼井 正明︵うすい まさあき、1928年5月8日[2] - 2016年11月23日︶は、日本の俳優、声優。
人物[編集]
東京市大森区出身。芝区赤羽小学校︵現港区立赤羽小学校︶で児童文学作家の中村博と同級生になり[3]、東京府立第五中学校では、澁澤龍彥、脚本家の松木ひろしと同級生になった[4][5]。なお、澁澤龍彦とは大人になってからも交遊があった[4]。 1946年に東京放送劇団2期生になる。ラジオドラマ全盛期に活躍し、﹃君の名は﹄などに出演した。同作が縁となり、1954年に東京放送劇団1期生の七尾伶子と結婚[6]。﹃君の名は﹄の作者の菊田一夫が仲人となった[6]。この当時、雑誌等では﹁声優界の池部良﹂と称されていた[6]。1956年、息子が生まれる[7]。 その後1959年に東京放送劇団を退団し[8]、劇団手織座に入団[9]。金子信雄主催の劇団﹁新演劇人クラブマールイ﹂などでも活動した。1960年、1961年時点ではフリーだが[10][11]、1963年には東京俳優生活協同組合に所属している[8]。 没後、第11回声優アワードで特別功労賞を受賞した[12]。出演作品[編集]
テレビドラマ[編集]
●ダイヤル110番︵1960年 - 1964年、日本テレビ︶ ●ゼロの焦点︵1961年、フジテレビ︶ ●風雪 / 孤児と風琴︵1965年、NHK︶ - 安部磯雄 ●流れる雲︵1965年、フジテレビ︶ ●一号車よ、走れ!︵1970年、NHK︶ ●土曜日の女シリーズ 天使が消えていく︵1973年、日本テレビ︶ ●勝海舟︵1974年、NHK︶ - 山内容堂 ●太陽にほえろ! 第106回︵1974年、日本テレビ︶ ●火の路︵1976年、NHK︶ ●特別機動捜査隊 第780回・第800回︵1976年・1977年、NET︶ ●黄金の日日︵1978年、NHK︶ - 前田利家 ●マー姉ちゃん︵1979年、NHK︶ - 大川画伯 ●芳べえ物語︵1979年、フジテレビ︶ - 語り映画[編集]
●ノンちゃん雲に乗る︵1955年︶ - 山口先生 ●樺太1945年夏 氷雪の門︵1974年︶ - ナレーター ●野性の証明︵1978年︶ - 精神科の医師テレビ番組[編集]
●徹子の部屋︵1981年1月28日放送分︶吹き替え[編集]
俳優[編集]
イヴ・モンタン ●恐怖の報酬︵マリオ︶※NETテレビ版 ●恋をしましょう︵ジャン=マルク・クレマン︶ ロッサノ・ブラッツィ ●失われたものゝ伝説︵ポール︶※NETテレビ版 ●湖愁︵ロレンツォ︶ ●裸足の伯爵夫人︵ヴィンチェンツォ・トルラート=ファヴリーニ伯爵︶映画[編集]
●イヴの総て︵ビル・サンプソン︿ゲイリー・メリル﹀︶ ●軽蔑︵ポール・ジャヴァル︿ミシェル・ピコリ﹀︶ ●原潜ポラリスSOS︵デベア︿デンホルム・エリオット﹀︶ ●サンセット大通り︵ジョー・ギリス︿ウィリアム・ホールデン﹀︶ ●私生活︵ナレーター︶ ●ジョンとメリー︵ジェームズ︿マイケル・トーラン﹀︶ ●征服されざる人々︵クリス︿ゲイリー・クーパー﹀︶ ●世界を彼の腕に︵セミョン大公︿カール・エスモンド﹀︶ ●ニューヨークの王様︵ジョミエ大使︿オリヴァー・ジョンストン﹀︶ ●灰とダイヤモンド︵アンジェイ︿アダム・パヴリコフスキ﹀︶ ●リスボン特急︵シモン︿リチャード・クレンナ﹀︶海外ドラマ[編集]
●帰って来たチャーリー︵︿ヴァン・ジョンソン﹀︶ ●刑事コロンボ﹁悪の温室﹂︵ジャービス・グッドウィン︿レイ・ミランド﹀︶ ●警部マクロード﹁不吉な当たり番号﹂︵マーカス︿ダニー・トーマス﹀︶ ●サンセット77︵スチュアート・ベイリー︿エフレム・ジンバリスト・ジュニア﹀︶ ●スパイ大作戦﹁奇跡のカムバック﹂︵ダン・ウェイラン︿ジョン・タブナー﹀︶ ●探偵キャノン﹁影の男﹂︵キイホー︿サイモン・スコット﹀︶ ●ディズニーランドラジオドラマ[編集]
●海底二万里︵アロンナクス教授︶ ●君の名は ※その他多数脚注[編集]
(一)^ ﹁新桜オールスタァ名鑑﹂﹃芸能画報﹄3月号、サン出版社、1958年。
(二)^ ﹃別冊幻想文学 (4)﹄幻想文学会出版局、1988年11月、34頁。
(三)^ ﹃子どもの文化 14(11)﹄文民教育協会子どもの文化研究所、1982年11月、32頁。
(四)^ ab﹃別冊幻想文学 (4)﹄幻想文学会出版局、1988年11月、32頁。
(五)^ ﹃澁澤龍彦全集﹄第25巻72ページ
(六)^ abc﹃婦人生活 8(3)﹄婦人生活社、1954年3月、138-142頁。
(七)^ ﹃愛育 38(2)﹄恩賜財団母子愛育会、1973年2月、7,8頁。
(八)^ ab﹃タレント名鑑NO1改訂版﹄芸能春秋社、1963年、15頁。
(九)^ ﹃芸能﹄8月号、芸能学会、1959年、75頁。
(十)^ ﹃キネマ旬報年鑑 昭和35年版﹄キネマ旬報社、1960年、422頁。
(11)^ ﹃キネマ旬報年鑑 昭和36・37年版﹄キネマ旬報社、1961年、340頁。
(12)^ “﹁第11回 声優アワード﹂発表!主演男優賞に神木隆之介、主演女優賞に上白石萌音、新人賞に内田雄馬ほか”. エキサイトニュース (2017年3月19日). 2020年8月10日閲覧。