花房秀三郎

花房秀三郎（はなふさ　ひでさぶろう）
花房秀三郎（はなふさ　ひでさぶろう）
	日本学士院により; 公表された肖像写真
生誕	1929年12月1日; 日本兵庫県西宮市
死没	2009年3月15日（79歳）; 日本大阪府大阪市
国籍	日本
研究分野	腫瘍学; ウイルス学
研究機関	ロックフェラー大学; 大阪バイオサイエンス研究所
出身校	大阪大学
主な業績	がん遺伝子
主な受賞歴	アルバート・ラスカー基礎医学研究賞(1982)
	プロジェクト:人物伝
	テンプレートを表示

花房秀三郎︵はなふさひでさぶろう、1929年 12月1日 - 2009年 3月15日︶は日本のウイルス学者。ロックフェラー大学名誉教授、大阪バイオサイエンス研究所名誉所長。兵庫県西宮市生まれ。

概要[編集]

ニワトリにがんを起こす﹁ラウス肉腫ウイルス﹂を使った研究で、正常な細胞の中にがん遺伝子の原形が存在し、それをウイルスが取り込み、がんを引き起こす遺伝子︵がん遺伝子︶に作りかえることを実証した。また、複数のがん遺伝子に共通する構造も見つけた。がんは細胞の遺伝子変異で起きるという発がんの基本的な概念を確立した。

略歴[編集]

●1948年私立甲陽中学︵現在の校名は甲陽学院中学校・高等学校︶卒。大阪府立浪速高等学校に進学。 ●1950年大阪大学理学部化学科入学 ●1953年大阪大学理学部卒業、大阪大学微生物病研究所を経て、1961年に渡米。カリフォルニア大学バークレー校、コレッジ・ド・フランス実験医学研究所、ニューヨーク公衆衛生研究所を経て ●1960年大阪大学より理学博士学位論文﹁感染力を失なった動物ウイルスの種々の生物学的活性﹂ ●1973年ロックフェラー大学教授 ●1985年全米科学アカデミー外国人会員 ●1998年大阪バイオサイエンス研究所所長 ●2000年日本学士院会員 ●2009年 3月15日肝不全のため死去。79歳没。

受賞・叙勲[編集]

●1981年シカゴ大学よりHoward Taylor Ricketts Award ●1982年アルバート・ラスカー基礎医学研究賞︵日本人として初受賞︶ ●1983年朝日賞︵﹁RNA型腫瘍ウイルスの研究と細胞がん化機構の解析﹂︶^[1] ●1991年文化功労者 ●1995年文化勲章

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ “朝日賞：過去の受賞者”. 朝日新聞. 2009年11月4日閲覧。

外部リンク[編集]

この項目は、科学者に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:人物伝／Portal:自然科学）。

[1] “朝日賞：過去の受賞者”. 朝日新聞. 2009年11月4日閲覧。

[1]