金割鉱泉
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金割鉱泉 | |
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廃業前の金割鉱泉(2006年) | |
温泉情報 | |
所在地 | 新潟県五泉市高松818[1] |
座標 | 北緯37度39分5.7秒 東経139度8分4.5秒 / 北緯37.651583度 東経139.134583度座標: 北緯37度39分5.7秒 東経139度8分4.5秒 / 北緯37.651583度 東経139.134583度 |
交通 | 磐越自動車道安田ICから車で約30分、JR五泉駅から車で約20分 |
泉質 | 単純温泉 |
宿泊施設数 | 0 |
金割鉱泉(かなわりこうせん)は、新潟県五泉市(旧村松町)高松にあった温泉施設で、現在は廃墟となっている。
概要
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古地図では辺り一帯が潟として記録されている地図に既に﹁さぎの湯﹂という名前で載っていた古い温泉だった[2]:120。
1882年︵明治15年︶に旅館業の正式な許可を得た[2]:120。
泉質は単純温泉[1][2]:120︵新潟県の温泉利用状況報告書によれば泉質名なし︵メタけい酸の項による。︶[3]︶。18℃で、浴用加熱をしていた[2]:120。
一件宿で入浴は500円、昼食付きで個室休憩する場合には4000円から、一泊は8000円からだった[4]。
旧村松町の名産である鯉料理が名物だった[1][2]:120[4]。
蒲原鉄道が走っていた頃は鉄道マニアたちによく利用されていた[2]:120。
2010年6月に経営者の逝去に伴い閉館した[5]。
言い伝え
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昔、高松には湯治場があったが、ならず者の賭博場となっており、住民は困ったため、生きた馬を埋めて馬の毛の数ほど年代が過ぎるまでお湯が出ないようにと祈祷をしてもらったところ、お湯が出なくなった[6]:56。乞食が春先によく来たので、集落の人は乞食が来ると集落の境まで追い払ったという[6]:56。
出典
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(一)^ abc“金割鉱泉”. Komachi Web. ニューズ・ライン. 2022年7月22日閲覧。
(二)^ abcdef野口冬人﹁金割鉱泉﹂﹃にっぽんの名湯・秘湯360﹄二見書房︿サラ・ブックス﹀、1986年1月20日、120頁。ISBN 4-576-85089-X。
(三)^ “温泉利用状況報告書︵浴用、飲用利用分︶” (PDF). 新潟県 (2015年3月). 2022年7月22日閲覧。
(四)^ ab﹁︵新潟おりおり 温泉編︶金割鉱泉 /新潟県﹂﹃朝日新聞﹄2005年7月3日、新潟全県・1地方版 朝刊、27面。
(五)^ “金割鉱泉”. 廃墟探検地図 (2017年2月27日). 2022年7月22日閲覧。
(六)^ ab﹁高松・金割温泉﹂﹃私の郷土史ノート II -村松の地名・社寺・城跡などを訪ねて-﹄津村正平、1980年2月1日、56-57頁。