領土
領土︵りょうど、英語: territory︶は、広義には領海や領空を含めた国家の主権が及ぶ全ての国家領域を指すが、狭義にはこれらのうち土地からなる領域を指す[1]。版図︵はんと︶とも呼ばれる。
本項目では、狭義の領土について述べる。
広義の領土については「領域 (国家)」を参照
概説[編集]
領土は国家領域の基本とされ、領水のない国家はありうるが、領土のない国家はありえない[2]。領水や領空は領土から独立して存在しうるものではなく、これらは領土の従物として領土と区別することが可能である[2]。自国領土における国家の権能︵領域主権︶は広範かつ排他的なもので、例えば領海における他国船舶の無害通航の尊重のような義務は課されない[1]。
経済領土[編集]
自国企業が関税を課されることなく経済活動を行える範囲のことを領土になぞらえて、大韓民国においては﹁経済領土﹂と呼び大統領が公式に発言するなど重視されている。FTAなどの自由貿易協定の締結時には領土拡張のニュースとして報じられる[3] [4] [5]。出典[編集]
参考文献[編集]
●小寺彰、岩沢雄司、森田章夫﹃講義国際法﹄有斐閣、2006年。ISBN 4-641-04620-4。 ●筒井若水﹃国際法辞典﹄有斐閣、2002年。ISBN 4-641-00012-3。関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 領土(りょうど)とは - コトバンク
- 領土とは - 航空軍事用語 Weblio辞書