macOS Sierra
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macOS Sierra | |
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macOS ファミリー | |
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開発者 | |
Apple | |
ウェブサイト | http://www.apple.com/jp/macos/sierra/ |
リリース情報 | |
リリース日 | 2016年9月20日[1] [info] |
最新の安定版 | 10.12.6 - 2017年7月19日 |
ソースモデル | プロプライエタリ(基盤となるDarwinはオープンソース) |
ライセンス | APSL and Apple EULA |
カーネル型 | ハイブリッドカーネル (XNU) |
先行品 | OS X El Capitan (10.11) |
後続品 | macOS High Sierra (10.13) |
サポート状態 | |
終了[2] |
macOS Sierra︵マックオーエス シエラ︶は、Appleが開発したMac向けのオペレーティングシステム(OS)。macOSシリーズの13番目のバージョンである。バージョンナンバーは10.12。OS X El Capitanの後継バージョンとして、2016年9月20日に無料でリリースされた[1]。
概要[編集]
2016年6月13日に開催されたWWDC 2016の基調講演にて発表され、同日から開発者︵Apple デベロッパープログラム登録者︶へデベロッパープレビュー版が公開された。 名前は、カリフォルニア州にあるシエラネバダ山脈から付けられたが、﹁Sierra﹂はスペイン語で﹁山脈﹂を指す。iOS・watchOS・tvOSと合わせる形で﹁OS X﹂から﹁macOS﹂に名称が変更された︵﹁X﹂の付かないOS名は1999年のMac OS 9以来︶。 本バージョンではLate 2009モデル︵Mac miniを除く︶以降のMacであればインストール可能で、それ以前のMacのモデルでは直接インストールは不可となった。対応環境/システム条件[編集]
●iMac (Late 2009) 以降 ●MacBook (Late 2009) 以降 ●MacBook Pro (Mid 2010) 以降 ●MacBook Air (Late 2010) 以降 ●Mac mini (Mid 2010) 以降 ●Mac Pro (Mid 2010) 以降特徴[編集]
iOSやwatchOS、tvOSなどのAppleのOSとの名前の親和性を図るためにOS Xから名称が変更された[3]。iOSやtvOSで利用されてきたSiriが追加されたり、Apple Watchを使用してMacのロックを解除できるAuto Unlockなどの多数の機能が追加される。またインストーラーのサイズも前OSのEl Capitanと比較し1GB余り縮小され︵ビルド番号16A238m時点︶、ユーザーが利用可能なディスクスペースが増加した。 これまでのOS X同様、 The Open Groupに正式に認定されたUNIXである[4]。新機能[編集]
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Siri
Dock、メニューバー、キーボードショートカットから起動可能で、検索結果をフローティングウインドウに表示し常駐させることができる。ファイル検索、メッセージの送信、SNSへの投稿をはじめとした機能が利用可能。検索結果を通知センターに留めておくこともできる。Siriは常に最前面で動作するので、別のタスクを動作させながらSiriを利用することも可能。
自動ロック解除[5]
Apple Watchによる自動ロック解除機能が利用可能となった。
ピクチャ・イン・ピクチャ[6]
ユニバーサルクリップボード[7]
2台のAppleデバイス間でテキスト・画像・ビデオをコピーアンドペーストできる。同じApple IDでiCloudにサインインし、Bluetooth、Wi-Fi、Handoffがオンで、近くにあることが必要。iOSデバイスはiOS 10以降で対応。
ストレージを最適化[8]
Macのストレージ容量を確保するため、﹁利用頻度の低いファイルをiCloudに移動する﹂﹁削除後30日が経過したファイルはゴミ箱から削除する﹂﹁Safariのキャッシュや古いiOSデバイスのバックアップを削除する﹂などの操作を行い、ストレージの最適化を図る機能。
﹁デスクトップ﹂や﹁書類﹂のファイルを iCloud Drive に追加する[9]
Apple Pay on the web
Apple File System (APFS)
macOS Sierraでは、開発者向けプレビュー機能として提供し、macOS High Sierraで実装された。
Thunderbolt 3およびUSB 3.1 Gen.2の正式サポート
32ビットAppに対する警告[10]
日本語フォントの追加と扱いの変更
凸版印刷の凸版文久体︵凸版文久明朝・凸版文久ゴシック・凸版見出し明朝・凸版見出しゴシック︶と字游工房の游教科書体をFont Bookからダウンロードすることで追加インストールできるようになり、OS X Mavericks︵10.9︶からから付属する游書体︵游明朝体・游ゴシック体︶・OS X El Capitan ︵10.11︶から付属するフォントワークス書体︵筑紫A/B丸ゴシック・クレー︶についても同様の扱いになった[11]。
廃止された機能[編集]
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- HFS(Mac OS 標準フォーマット)への対応
- 書き込み対応はSnow Leopardで廃止済み
- Java 6 [12]
- El Capitanまでは、「レガシー Java 6 ランタイム」のインストールが可能[13]であったが、同機能の廃止に伴いmacOS Sierra以降ではAdobe Creative Suite 5および6のインストールが不可能になる。
- 最新版のJava 8はインストール・利用ができる[14]
- PPTPによるVPN接続
バージョン履歴[編集]
バージョン | Build | リリース日 | Darwinバージョン | アップデート内容 |
---|---|---|---|---|
10.12 | 16A323 | 2016年9月20日 | 16.0.0 | |
10.12.1[15] | 16B2555, 16B2657 | 2016年10月24日, 10月28日 | 16.1.0 | macOS Sierra 10.12.1 のセキュリティコンテンツについて |
10.12.2[16] | 16C67 | 2016年12月13日 | 16.3.0 | macOS Sierra 10.12.2 のセキュリティコンテンツについて |
10.12.3 | 16D32 | 2017年1月23日 | 16.4.0 | macOS Sierra 10.12.3 のセキュリティコンテンツについて |
10.12.4 | 16E195 | 2017年3月27日 | 16.5.0 | macOS Sierra 10.12.4、セキュリティアップデート 2017-001 El Capitan、セキュリティアップデート 2017-001 Yosemite のセキュリティコンテンツについて |
10.12.5 | 16F73 | 2017年5月15日 | 16.6.0 | macOS Sierra 10.12.5、セキュリティアップデート 2017-002 El Capitan、セキュリティアップデート 2017-002 Yosemite のセキュリティコンテンツについて |
10.12.6 | 16G29 | 2017年7月19日 | 16.7.0 |
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ abmacOS Sierra、無料アップデートとして提供開始
(二)^ macOS およびSafariのセキュリティアップデート公開, 京都大学情報環境機構︵2019年10月9日︶, 最終閲覧‥2019年10月9日
(三)^ macOS Sierra発表、OS Xから改名。Siri対応、オートアンロックなど新機能多数 - Engadget Japan
(四)^ Apple Inc. - UNIX 03
(五)^ “Apple Watch で Mac のロックを自動解除する方法”. Apple Support. 2019年9月16日閲覧。
(六)^ “Mac でピクチャ・イン・ピクチャを使ってビデオを視聴する - Apple サポート”. 2019年9月26日閲覧。
(七)^ “ユニバーサルクリップボードを使って Apple デバイス間でコピーアンドペーストする - Apple サポート”. 2019年9月26日閲覧。
(八)^ “Mac ストレージの空き領域を増やす方法 - Apple サポート”. 2019年9月26日閲覧。
(九)^ “﹁デスクトップ﹂や﹁書類﹂のファイルを iCloud Drive に追加する - Apple サポート”. 2019年9月26日閲覧。
(十)^ “32 ビット App と macOS High Sierra 10.13.4 の互換性” (日本語). Apple Support 2018年4月25日閲覧。
(11)^ “macOS Sierra に組み込まれているフォント” (2018年10月5日). 2021年9月3日閲覧。
(12)^ Mac OS XおよびApple Java 6のサービスの終了 java.com
(13)^ ダウンロード - Java for OS X 2015-001 apple.com
(14)^ Java for Mac OS Xのダウンロード java.com
(15)^ ダウンロード - macOS Sierra アップデート v10.12.1
(16)^ ダウンロード - macOS Sierra アップデート v10.12.2