macOS
開発者 | Apple |
---|---|
プログラミング言語 | C言語、C++、Objective-C、Swift、AppleScript[1][2] |
OSの系統 | NEXTSTEP、UNIX |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | クローズドソース[注 1] |
初版 | 10.0 / 2001年3月24日 |
最新安定版 | macOS Sonoma(23A344)[3] / 2023年9月26日 [3] |
使用できる言語 | 多言語 |
アップデート方式 | Apple Software Update |
プラットフォーム |
PowerPC(10.5.8 まで) x86(10.4.4 から 10.7) x64(10.6 以降[4]) ARM64(macOS Big Sur以降) |
カーネル種別 | ハイブリッドカーネル(XNU) |
ライセンス | EULA, ASPL |
ウェブサイト |
apple |
概要[編集]
NeXTのOPENSTEPの技術をベースに開発されたMacintosh専用オペレーティングシステムである。オープンソースのオペレーティングシステム﹁Darwin﹂をベースとし、POSIXに準拠したUNIXである[5]。 旧来のMac OSに比べて非常に安定しており、オープンな標準規格の採用を基本としている。macOS独自のユーザインタフェースで構築されたウインドウシステム[注 2]を搭載[6]し、macOSの特徴である直感的かつ柔軟な操作を実現している。開かれているオープンソースの強みと、Macintoshが初めから持っていた﹁閉じていること﹂[注 3]の強みを併せ持ち、一貫したデザイン、操作方法が統一された﹁GUI﹂、UNIXの利便性、堅固さが共存している特徴がある。UNIXベースとなり、比較的容易な移植でBSDやLinuxなど他のUnix系オペレーティングシステムで開発されたソフトウェア資産を、macOSのインタフェース上で使うことができるようになった。統一感のある外観を持つX.orgベースのX Window System﹁X11﹂︵XQuartz[7]︶を導入できる。X11がmacOS上で動作することにより、互換性のないアプリケーション間のコピーアンドペーストのような純粋なX11ではサポートされていない動作が可能である。-
macOSの構造(2017年時点)
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Mac OS X 構造図表
名称[編集]
バージョン一覧[編集]
10.8までのコードネームはネコ科の動物に由来している。10.9以降はカリフォルニア州の地名からコードネームがとられている。バージョン | 名称 | 対応プロセッサ | 対応アプリケーション | 発表日 | リリース日 | 最新バージョン |
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Rhapsody Developer Release | [注 7] | 32ビット PowerPC |
32ビット PowerPC |
1997年8月31日 | DR2(1998年5月14日) | |
Mac OS X Server 1.0 | [注 8] | 1999年1月14日[11] | 1999年3月16日 | 1.2 v3(2000年10月27日) | ||
Mac OS X Developer Preview | 1998年5月11日[12] | 1999年3月16日 | DP4(2000年4月5日) | |||
Mac OS X Public Beta | [注 9] | 2000年9月13日[13] | 2000年9月13日 | 日本語対応版2000年10月21日[14] | ||
Mac OS X v10.0 | [注 10] | 2001年1月12日[15] | 2001年3月24日 | 10.0.4(2001年6月22日) | ||
Mac OS X v10.1 | [注 11] | 2001年7月18日[16] | 2001年9月25日 | 10.1.5(2002年6月6日) | ||
Mac OS X v10.2 | Jaguar | 32/64ビット PowerPC |
2002年5月6日[17] | 2002年8月24日 | 10.2.8(2003年10月3日) | |
Mac OS X v10.3 | Panther[注 12] | 2003年6月23日[18] | 2003年10月24日 | 10.3.9(2005年4月15日) | ||
Mac OS X v10.4 | Tiger[注 13] | 32/64ビット PowerPC/Intel |
32/64ビット PowerPC[注 14]/Intel |
2004年5月4日[19] | 2005年4月29日 | 10.4.11(2007年11月14日) |
Mac OS X v10.5 | Leopard[注 15] | 2006年6月26日[20] | 2007年10月26日 | 10.5.8(2009年8月5日) | ||
Mac OS X v10.6 | Snow Leopard | 32/64ビット Intel |
2008年6月9日[21] | 2009年8月28日 | 10.6.8 v1.1(2011年7月25日) | |
Mac OS X v10.7 | Lion[注 16] | 64ビット Intel |
32/64ビット Intel |
2010年10月20日[22] | 2011年7月20日 | 10.7.5(2012年9月19日) |
OS X 10.8 | Mountain Lion[注 17] | 2012年2月16日[23] | 2012年7月25日[24] | 10.8.5(12F45)(2013年10月3日) | ||
OS X 10.9 | Mavericks[注 18] | 2013年6月10日[25] | 2013年10月22日 | 10.9.5(2016年7月18日)[26] | ||
OS X 10.10 | Yosemite[注 19] | 2014年6月2日[27] | 2014年10月17日 | 10.10.5(2017年7月19日)[28] | ||
OS X 10.11 | El Capitan[注 20] | 2015年6月9日 | 2015年9月30日 | 10.11.6(2018年7月9日)[29] | ||
macOS 10.12 | Sierra | 2016年6月13日 | 2016年9月20日 | 10.12.6(2019年9月26日)[30] | ||
macOS 10.13 | High Sierra | 2017年6月5日 | 2017年9月25日 | 10.13.6(17G14042)(2020年11月12日)[31] | ||
macOS 10.14 | Mojave | 2018年6月5日 | 2018年9月25日 | 10.14.6(18G9323)(2021年7月21日)[32] | ||
macOS 10.15 | Catalina | 64ビット Intel |
2019年6月3日 | 2019年10月8日 | 10.15.7(19H2026)(2022年7月20日)[33] | |
macOS 11 | Big Sur | 64ビット Intel/ARM |
64ビット Intel[注 21]/ARM |
2020年6月22日 | 2020年11月13日 | 11.7.9(20G1426)(2023年7月24日)[34] |
macOS 12 | Monterey | 2021年6月7日 | 2021年10月22日 | 12.7(21G816)(2023年9月21日)[35] | ||
macOS 13 | Ventura | 2022年6月6日 | 2022年10月24日 | 13.6(22G120)(2023年9月21日)[36] | ||
macOS 14 | Sonoma | 2023年6月5日 | 2023年9月26日 | 14.1 (23A344) (2023年10月26日)[37][38] |
沿革[編集]
特徴[編集]
付属アプリケーションが充実しており、日本語フォントとしてヒラギノが3種13書体が標準搭載され、游書体のうち游明朝体/游ゴシック体/游教科書体、フォントワークスの筑紫A丸ゴシック/筑紫B丸ゴシック/クレー、凸版印刷の凸版文久明朝/凸版文久ゴシック/凸版見出し明朝/凸版見出しゴシックが追加インストールされる。Mac OS X v10.5には、小学館の国語および英和・和英辞典が標準で付属している[42]。OS X v10.8では Oxford Dictionary of Englishやウィズダム英和・和英、スーパー大辞林など12種類の辞書が装備されている。Mac OS X v10.1の時代から、FreeBSD由来のsmbfsを利用し、Windowsネットワーク環境でのファイル共有やドメイン参加など、Windows機との共存が可能である[43][44][注 26]。SMBサーバの機能は、Snow LeopardまではSambaをベースにしていたが、Mac OS X Lion以降は独自実装となっている[45]。 Mac OS X v10.4までは Classic環境と呼ばれるMac OS互換機能を持っていた。Mac OS 9.2.2を一種の仮想マシンとして動作させるもので、Mac OSアプリケーションは旧バージョンのプラチナアピアランスで動作した。68K・PowerPCの別を問わず、旧来のアプリケーションの多くをMac OS X上で動作させることができ互換性は高かったが、完全な互換性があるわけではなく、オーディオ関係のアプリケーションなど特にリアルタイム性が求められるものについてはメーカーがサポートしていない場合があった。Mac OS X v10.5およびインテル版のMac OS X v10.4からこの機能はなくなった。2005年のWorldwide Developers ConferenceでPowerPCに代わりインテル製プロセッサの採用が発表されたが、Mac OS Xは開発当初からCPUに依存しない抽象化を示すためにx86版との並行開発をしており、すべてのバージョンの Mac OS Xでインテル版が存在していたという[46]。これはMac OS Xの前身である Rhapsodyが当初からPowerPC版とインテル製プロセッサ版が計画されており、BlueBox[注 27]はPowerPC版でしか採用しないと発表しており、8年かけて計画を完遂させたと言えなくもない。 macOS Big Sur以降において、Appleシリコン搭載Macでは、一部を除いてiOS, iPadOSアプリをネイティブ動作させられる[47][48]。Mac OS X Public Beta(Siam)[編集]
Mac OS X 10.0(Cheetah)[編集]
2001年3月24日、AppleはMac OS X v10.0(税別14,800円)を発売した[51]。従来のMac OSと比較すると劇的に安定性が向上しており、パブリック・ベータからさらに改良されていたが、当初はDVD再生機能などがなく、対応機器も限られており速度も非常に遅く、まだ完成度は低かった。Mac OS 9と切り替えて使うなど、メインのオペレーティングシステムとして日常的に使う利用者は少なかった。
Mac OS X 10.1(Puma)[編集]
Mac OS X 10.2(Jaguar)[編集]
Mac OS X 10.3(Panther)[編集]
Mac OS X 10.4(Tiger)[編集]
Mac OS X 10.5(Leopard)[編集]
Mac OS X 10.6(Snow Leopard)[編集]
Mac OS X 10.7(Lion)[編集]
OS X 10.8 Mountain Lion[編集]
OS X 10.9 Mavericks[編集]
OS X 10.10 Yosemite[編集]
2014年6月2日のWWDCで発表、同年10月17日にリリースされた。iOS 7で刷新されたデザインを採用しつつ、Finderやマルチタスクなど、デスクトップOSとしての機能がさらに洗練された。10.5以降に採用された3D Dockは廃止され、その結果としてGUIの雰囲気は10.4以前のGUIに似ていた。
OS X 10.11 El Capitan[編集]
2015年6月9日のWWDC 2015の基調講演で発表、同年9月30日にリリースされた。Macのエクスペリエンスの洗練とパフォーマンスの向上、システム整合性保護などセキュリティ対策強化、フルスクリーンでアプリケーションを同時に二つ表示できるスクリーンスプリット機能、システムフォントの追加など。Spotlightがより口語的な検索に対しても結果を示すようになる。ライブ変換機能の追加でよりスムーズな入力ができるようになる。
macOS Sierra 10.12[編集]
macOS High Sierra 10.13[編集]
macOS Mojave 10.14[編集]
2018年6月5日のWWDC 2018の基調講演で発表、同年9月25日にリリースされた[68]。ダークモードの採用や、Mac App Storeの大幅リニューアルなどが実装された。
macOS Catalina 10.15[編集]
macOS Big Sur 11[編集]
macOS Monterey 12[編集]
2021年6月7日のWWDC 2021の基調講演で発表[76]、同年10月25日にリリースされた[77]。
macOS Ventura 13[編集]
2022年6月7日のWWDC 2022の基調講演で発表[78]、2022年10月25日にリリースされた。
macOS Sonoma 14[編集]
最大プロセス数[編集]
Mac OS X v10.0からMac OS X v10.6までは、最大プロセス数が532、そのうちユーザプロセス数は半分の266であった。Mac OS X v10.7からmacOS Mojave 10.14では、メモリを3GB以上積んだ場合は、1064へ拡大され、ユーザプロセス数は709である。macOS Catalinaからは1044の倍数︵最大16、よって16704︶となる[79]。確認するコマンドなどについては、sysctl︵3︶のマニュアルで参照できる[80]。 なお、Mac OS X Serverではv10.5以前から最大プロセス数が2500であり、64ビット化されたMac OS X Server v10.6からはメモリ量に応じて自動で増えるが、上限は30000である[81]。macOS Serverでは、強制的にパフォーマンスモードを有効にすることで、最大プロセス数を増やすこともできる[82]。言語[編集]
以前のMac OSにおいては、OSパッケージが各言語ごとにローカライズされたほか、ラテン文字以外の文字で表記する言語を扱うために必要なフォント・インプットメソッド・スクリプト書類などをセットにした﹁Language Kit﹂が用意された。System︵漢字Talk︶7.1から Mac OS 8.6までの時期には個別にパッケージ販売され、Mac OS 8.5から Mac OS 8.6ではインプットメソッドを除くMultilingual Internet Accessが添付された。Mac OS 9ではすべての版でLanguage Kitが標準添付となり、必要な場合カスタムインストールする形をとった。 これに対し、macOSはサポートする言語の入力・表示に必要なコンポーネントをすべて標準でインストールした上で、優先順位を切り替えて任意の言語環境で使うことができる多言語インタフェースのOSになっている。Mac OS X v10.5では18種の言語環境が内包されている。そのため提供されているインストーラの内容は全世界共通である。従って、日本国外で入手したmacOSやMacintosh本体でも、日本で流通しているものと全く同様の環境に仕立てることが可能である。 字体としては65,000以上ものグリフを扱うことができ、日本語についてはグリフセットAdobe-Japan1-5以降に対応したOpenTypeフォントを備えているため、森鷗外や草彅剛などの正確な表記もそのまま表示・入力できるようになった。ただしすべてのグリフを扱うにはアプリケーション側の対応が必要となる。入力メソッドはシステム言語の文字に加えてタイ文字、デーヴァナーガリー文字、アラビア文字、ヘブライ文字など多数用意されている。v10.3からはことえりがアイヌ語の表記に使う仮名文字に対応している。またファイルやフォルダ︵ディレクトリ階層︶にもシステムが対応している任意の言語で名前を付けることが可能で、複数言語の混在もできる。v10.7からは絵文字にも対応し、他の文字と同じように扱うことができるようになった。 Finderや付属のアプリケーションソフトで、メニュー・ダイアログなどが地域対応された下記の言語環境が歴代のバージョンで追加されている。 Mac OS X 10.0 English︵英語︿米国﹀︶ 日本語 Français︵フランス語︶ Deutsch︵ドイツ語︶ Español︵スペイン語︶ Italiano︵イタリア語︶ Nederlands︵オランダ語︶ Mac OS X 10.1.2 Svenska︵スウェーデン語︶ Dansk︵デンマーク語︶ Norsk︵ノルウェー語︶ Suomi︵フィンランド語︶ 简体中文︵簡体字中国語︶ 繁體中文︵繁体字中国語︶ 한글︵韓国語︿ハングル﹀︶ Português (Brasil)︵ポルトガル語︿ブラジル﹀︶ Mac OS X 10.5 Leopard Português (Portugal)︵ポルトガル語︶ Русский︵ロシア語︶ Polski︵ポーランド語︶ Mac OS X 10.7 Lion العربية︵アラビア語︶ Türkçe︵トルコ語︶ Čeština︵チェコ語︶ Magyar︵ハンガリー語︶ English (UK)︵英語︿英国﹀︶ English (Australia)︵英語︿オーストラリア﹀︶ Français (Canada)︵フランス語︿カナダ﹀︶ Español (Latinoamérica)︵スペイン語︿ラテンアメリカ﹀︶ Mac OS X 10.7.3 Català︵カタロニア語︶ Hrvatski︵クロアチア語︶ Ελληνικά︵ギリシャ語︶ עברית︵ヘブライ語︶ Română︵ルーマニア語︶ Slovenčina︵スロバキア語︶ ไทย︵タイ語︶ Українська︵ウクライナ語︶ OS X 10.8 Mountain Lion Bahasa Indonesia︵インドネシア語︶ Tiếng Việt︵ベトナム語︶ Bahasa Melayu︵マレー語︶ macOS High Sierra 10.13 हिन्दी︵ヒンディー語︶ macOS Mojave 10.14 繁體中文︵香港︶︵繁体字中国語︿香港﹀︶Java[編集]
macOS に搭載されているJava 実行環境のバージョンおよびオラクルから直接提供されるバージョンの対応状況を記す。Mac OS X / OS X / macOSの版号 | Java 実行環境[注 35]の版号およびオラクル提供版の対応状況 |
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10.0 | Java 1.3 |
10.1 | Java 1.3.1 |
10.2 | Java 1.4.1 |
10.3 | Java 1.4.2 |
10.4 | Java 1.4.2、後にJava2 SE 5.0 |
10.5 | Java2 SE 5.0、Java SE 6[注 36] |
10.6 | Java SE 6 |
10.7 | Mac OS X LionではJavaは出荷時には搭載されない。ただし、Javaアプリケーション起動時に、Java SE 6が追加インストールされる[83]。 |
10.8 - 10.11 | Java SE 6の環境はLionと同じ[注 37]。Java SE 7はUpdate 6から対応。こちらはオペレーティングシステムに同梱せず、オラクルから直接提供される[注 38]。Java SE 8はMountain Lion以降の対応で、同様にオラクルからの提供となる。 |
10.12 | Java SE 8以降のみの対応となり、オラクル直接提供に完全移行。 |
主なアプリケーション[編集]
初期のMac OS Xのアイコンは新規のものと、NeXT時代にKeith Ohlfsがデザインしたもの[84]が混在していたが、最後まで残されていたアイコンGrabがmacOS Mojaveで消えた[85]。 ●Automator ●DVDプレーヤー ●FaceTime ●Finder - Finder.appのアイコンはスーザン・ケアによるピカソの顔の絵をモチーフにしたと言われるデザイン[86]をmacOSの新しいUIガイドラインに合わせたものである。 ●Font Book ●Grapher[注 39] ●Launchpad ●Mac App Store ●News - 日本では使用不可 ●Photo Booth ●QuickTime Player ●Siri ●Safari[注 40] ●TV ●Xcode[注 41]・Interface Builder・その他の開発ツール[注 42] ●カレンダー ●株価 ●計算機 ●探す ●写真 - 写真閲覧・編集ソフト ●辞書 ●システム設定 ●ショートカット ●スティッキーズ ●ターミナル - CUIシェル ●チェス- チェスゲーム ●テキストエディット ●天気 ●時計 ●ブック ●フリーボード ●プレビュー ●ホーム ●ボイスメモ ●ポッドキャスト ●マップ ●ミュージック - 音楽の管理・リスニングソフト ●メール ●メッセージ ●メモ ●リマインダー ●連絡先 廃止されたアプリケーション ●Dashboard[注 43] ●Front Row[注 44] ●iCal ●iChat[注 45] ●iSync[注 46] ●iPhoto - かつて存在した、写真閲覧・編集ソフト ●iTunes - かつて存在した、音楽と映像の管理・リスニングソフト ●グラブ - 画面撮影用ユーティリティ主要なユーティリティ[編集]
●Boot Camp アシスタント[注 47] ●ColorSyncユーティリティ ●DigitalColor Meter ●Dock ●FileVault - ホームディレクトリを暗号化 ●FileVault 2 - パーティション全体を暗号化 ●Inkwell - 手書き認識 ●Podcast キャプチャ ●RAID ユーティリティ ●Time Machine[注 48] ●VoiceOver - 音声認識 ●XQuartz ●アーカイブユーティリティ ●アクティビティモニタ ●移行アシスタント ●キーチェーンアクセス ●起動セキュリティユーティリティ[87] ●コンソール ●システムプロファイラ ●スクリーンショット - 画面撮影用ユーティリティ。グラブの後継ソフト。 ●スクリプトエディタ[注 49] ●スクリーンタイム ●ディスクユーティリティ - HD・CD・DVDなどのフォーマット ●ディレクトリ ●ディレクトリユーティリティ[注 50] ●日本語入力プログラム ●ファックス 廃止されたユーティリティ ●ことえり[注 51] - かつて存在した日本語IM︵OS X Mavericksまで︶ ●ネットワークユーティリティ ●ペアレンタルコントロールアーキテクチャ[編集]
●Darwin - カーネル。﹁XNU﹂のほか、BSDサブシステムなどを含む。 ●Kernel Programming Interface︵KPI︶ - カーネル機能拡張のインタフェース ●UTI - データ型の識別システム。v10.4で導入された。 ●Open Scripting Architecture︵OSA︶ - プロセス間通信を担う。 ●launchd - v10.4以降のMac OS Xにおけるサービス管理。従来のinit、inetd、crondなどを置換する。 ●NetInfo - システムおよびネットワークの管理情報データベースシステム。v10.5で廃止され、Apple Open DirectoryとDSlocalに置き換えられた。グラフィックエンジン[編集]
●Quartz - 描画エンジン。2D描画を担当するQuartz 2Dを含む。 ●AVFoundation - QuickTimeを代替するマルチメディアAPI。 ●QuickTime - かつて使われていたマルチメディアAPI。 ●Metal - 2015年からmacOSへ導入された、OpenGLとOpenCLを代替する、より効率的なローレベルグラフィックスAP。 ●OpenGL - かつて使われていた3DグラフィックスAPI。macOS 10.14 Mojave以降非推奨[88]。 ●OpenCL - Mac OS X v10.6 Snow Leopardから使われていたヘテロジニアス・コンピューティング向けのフレームワーク。macOS 10.14 Mojave以降非推奨[88]。主なAPI群[編集]
●Cocoa (API) - OPENSTEP由来のmacOSネイティブな32/64ビット API。Objective-CやSwiftによる開発環境が用意されている。 ●Carbon (API) - Mac OS 9以前のTool Box由来の32ビットAPIであるため、macOS Catalinaでは非対応。C言語やC++で開発ができ、Windowsと共通のコードベースで開発しやすい。 ●Core Foundation - C言語ベースの低レベルAPI群。Darwinの一部[89]。 ●Core Image・Core Video - グラフィック処理。 ●Core Audio - 音響。 ●Core Data - データ管理。 ●Core Text - テキスト処理。仮想マシン環境[編集]
●Classic環境 - Mac OS X v10.4まで搭載されたPowerPC搭載MacでのMac OS 9.2.2実行環境[注 52]。 ●Rosetta - Mac OS X v10.6まで搭載されていた、PowerPC用アプリケーションソフトウェアをインテル製CPU版のMacintoshで使用するためのDRE︵リアルタイムコード変換エンジン︶[注 53]。Rosetta 2は、macOS Big Surから搭載された、インテル製CPU向けのアプリケーションソフトウェアをAppleシリコン搭載Macで実行するためのDREである。 ●Java2 Standard Edition -Mac OS X v10.6まで搭載されていたJava仮想マシン[90][注 54]。2022年1月現在ではオラクルからAppleシリコン搭載Mac向けを含めた、Java 17が提供されている[91]。脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- macOS - Apple(日本)
- macOSをダウンロードしてインストールする方法 - High Sierra 10.13からVentura 13までのリンクが掲載されている。