My Lost City
『My Lost City HOMMAGE A Mr. FITZGERALD』 | ||||
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久石譲 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | 東芝EMI / Planet earth | |||
プロデュース |
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久石譲 アルバム 年表 | ||||
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﹃My Lost City﹄︵マイ・ロスト・シティ︶は、久石譲の7thアルバム。1992年2月12日に東芝EMI / Planet earthから発売された[2]。サブタイトルは﹃HOMMAGE A Mr. SCOTT FITZGERALD﹄︵オマージュ・ア・ミスター・スコット・フィッツジェラルド︶。
背景[編集]
1991年に発売されたアルバム﹃I am﹄[3]以来、約1年ぶりとなるアルバム。制作[編集]
サブタイトルのフィッツジェラルドから始まり、1920年代を通じて世紀末の現代を見ながら様々な事象を巡り、久石が自分自身を表現した作品である[4]。久石は本作を﹃ETUDE﹄︵2003年︶と並ぶ自身の代表作と述べている[5][6]。 本作と同時期に、宮崎駿も1920年代を舞台にしたアニメーション映画﹃紅の豚﹄を制作しており、久石は宮崎が同じ時代をテーマに作品に取り組んでいたことに運命的なものを感じたという。宮崎は﹃紅の豚 イメージアルバム﹄と一緒に送られた﹃My Lost City﹄をとても気に入り、﹁あの曲が全部欲しい、全部﹃紅の豚﹄に欲しい﹂﹁イメージアルバムと取り替えて下さい﹂と久石に要求したという[7][8]。批評[編集]
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[1] |
CDジャーナルは、「オケとピアノを中心にした重厚なサウンドだが、根底にあるのはやはりロマンティックな久石節だ。」と肯定的に評価している[1]。
収録曲[編集]
全作曲・編曲: 久石譲。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「Prologue」 | |
2. | 「漂流者〜Drifting in the City」 | |
3. | 「1920〜Age of Illusion」 | |
4. | 「Solitude〜in her...」 | |
5. | 「Two of Us」 | |
6. | 「Jealousy」 | |
7. | 「Cape Hotel」 | |
8. | 「狂気」 | |
9. | 「冬の夢」 | |
10. | 「Tango X.T.C.」 | |
11. | 「My Lost City」 | |
合計時間: |
楽曲解説[編集]
(一)Prologue (二)漂流者〜Drifting in the City (三)1920〜Age of Illusion ●﹃紅の豚﹄の冒頭で使用された楽曲﹁時代の風 人が人でいられた時﹂は、宮崎駿の要望により本曲をイメージしたものが書かれた[9]。 (四)Solitude〜in her... (五)Two of Us ●1991年に公開された映画﹃ふたり﹄の主題歌である﹁草の想い﹂のセルフカバー。1995年に発売されたアルバム﹃MELODY Blvd.﹄[10]に、ティム・ジェンセンによる英語詞が追加したうえで再度セルフカバーした。 (六)Jealousy (七)Cape Hotel ●1991年に公開された映画﹃あの夏、いちばん静かな海。﹄の劇中曲である﹁Clifside Waltz﹂のセルフカバー。﹁エリック・サティに捧げたピアノワルツ﹂と述べている[11]。 (八)狂気 ●1992年に公開されたジブリ映画﹃紅の豚﹄に本曲が﹁狂気-飛翔-﹂のタイトルで使用され、サウンドトラック﹃紅の豚 サウンドトラック﹄[12]に収録されている。 (九)冬の夢 (十)Tango X.T.C. ●1992年に初上映され1993年に公開された映画﹃はるか、ノスタルジィ﹄のメインテーマ﹁追憶のX.T.C﹂のセルフカバー[13]。当アルバム発売から約1か月後に発売されたシングル﹁君だけを見ていた﹂[14]のカップリング曲としてシングルカットされ、フジテレビ系ドラマ﹃大人は判ってくれない﹄のエンディングテーマに起用された。曲名はイギリスのロックバンド・XTCに由来。タイトルはインスピレーションで付けることが多く、特に深い意味合いは無いことが多いという[15]。バンドネオンはリシャール・ガリアーノが演奏している[16]。 (11)My Lost City参加ミュージシャン[編集]
Prologue
漂流者〜Drifting in the City
1920〜Age of Illusion
Solitude〜in her...
Two of Us
Jealousy
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Cape Hotel
狂気
冬の夢
Tango X.T.C.
My Lost City
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Gavyn Wright London Strings[編集]
- 14 Violins(1st Violin/Gavyn Wright)
- 4 Violas(1st Viola/George Robertson)
- 2 Celli(1st Cello/Anthony Pleeth)
- 2 Bass(1st Bass/Mike Brittain)
- Strings Concertmaster : Nick Ingman
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abcd“久石譲 / My Lost City”. CDジャーナル. 2021年4月15日閲覧。
(二)^ “MY LOST CITY︽HOMMAGE A MR FITZGERALD︾|久石譲”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2021年4月15日閲覧。
(三)^ “I am”. 久石譲オフィシャルサイト -joehisaishi.com-. 2021年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月2日閲覧。
(四)^ 久石譲﹃I am 遥かなる音楽の道へ﹄メディアファクトリー、1992年、pp32-33。
(五)^ 久石譲﹃久石譲 35mm日記﹄宝島社、2007年、p22。
(六)^ 作家で聞く音楽 久石譲 JASRAC︵2007年︶
(七)^ 久石譲﹃I am 遥かなる音楽の道へ﹄メディアファクトリー、1992年、p73。
(八)^ ﹃久石譲in武道館 パンフレット﹄p17。
(九)^ 久石譲﹃I am 遥かなる音楽の道へ﹄メディアファクトリー、1992年、p74。
(十)^ “久石譲 / メロディー・ブールバード”. CDジャーナル. 2021年4月15日閲覧。
(11)^ 久石譲﹃パラダイス・ロスト﹄パロル舎、1994年、p146
(12)^ “紅の豚”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2021年4月19日閲覧。
(13)^ 久石譲﹃I am 遥かなる音楽への道へ﹄メディアファクトリー、1992年、p123
(14)^ “君だけを見ていた|久石譲”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2021年4月15日閲覧。
(15)^ ﹁オリジナルアルバム曲目全リスト﹂﹃PIANO STORIES 98 Orchestra Night JOE HISAISHI﹄パンフレット、1998年。
(16)^ 久石譲﹃I am 遥かなる音楽の道へ﹄メディアファクトリー、1992年、p27。
外部リンク[編集]
- 久石譲オフィシャルサイトによる紹介ページ
- My Lost City at the Wayback Machine (archived 2021年11月19日)