Xbox Series X/S
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![]() Xbox Series X ![]() Xbox Series S | |
開発元 | マイクロソフト |
---|---|
種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第9世代 |
発売日 | 2020年11月10日 |
売上台数 |
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対応メディア | Series X: |
CPU |
AMD 8コアZen 2 カスタム Series X: 3.8GHz(SMT使用時 3.66Ghz) Series S: 3.6GHz(SMT使用時 3.4Ghz) |
メモリ |
GDDR6 SDRAM Series X:16 GB Series S:10 GB |
ストレージ |
カスタムNVMe SSD Series X:1TB Series S:512GB |
ディスプレイ |
720p・1080p・1440p Series X:4K・8K |
グラフィック |
AMD RDNA2 Series X:52 CUs @ 1.825 GHz Series S:20 CUs @ 1.565 GHz |
コントローラ入力 |
|
オンラインサービス | Xbox ネットワーク |
後方互換 | |
前世代ハード | Xbox One |
Xbox Series X|S(邦題:エックスボックス シリーズ エックス|エス)は、マイクロソフトが2020年11月10日[3][4]に発売した家庭用ゲーム機の総称及びその開発プロジェクトである。
概要
[編集]沿革
[編集]![]() | この節には内容がありません。(2021年8月) |
ハードウェア
[編集]ラインナップ
[編集]- Xbox Series X
- 4K/120fpsを描画性能目標とする標準モデル。
- Xbox Series S
- WQHD/120fpsを描画性能目標とし、ディスクドライブ非搭載、小型の廉価モデル。
バリエーション
[編集]・Xbox Series X
[編集]・Xbox Series S
[編集]- Fortnite, Rocket League, Fall Guys 同梱版(2022年11月29日 発売)。 RRS-00086
- 1TB ブラック(2023年9月8日 発売)。 XXU-00015
内蔵ソフトウェア・サービス
[編集]発売当初から基本的にXbox Oneとほぼ同じ機能を搭載しているため、Xbox Oneから一部引用する。
OS
[編集]OSについては基盤となるホストOS上で2つのWindows 10ベースの仮想OSが同時に動作し、合計3つのOSが連携して動作する特異な設計となった。極めて複雑な構造のOSとなったため単純にハードウェアの性能を引き出す面においては不利となるが、後継機種との高い互換性の確保をXbox One同様実現している。Oneguide、Kinectの接続は廃止されたが、OSはXbox One系列と同じものが使用されている。
Quick Resume(クイックレジューム)
[編集]Xbox ネットワーク (旧 Xbox Live)
[編集]Microsoft Azureと一体化され、30万台のサーバが用意される。セグメントごとのダウンロードやバックグラウンドでの更新ができる。クラウドに処理を一部負担させることもできる[16][16][17]。
Xbox Play Anywhere
[編集]Xbox版とWindows PC版のどちらかのダウンロード版を購入すれば、どちらのプラットフォームでもプレイできるサービスである(クロスバイ・クロスセーブに近い)[18]。XboxとWindows PCの境界線のない未来を目指している。[19][20]
後方互換
[編集]Xbox One X Enhanced
[編集]Xbox Oneタイトルに高解像度、より速いフレームレート、改善されたテクスチャなどのアップデートを行ったタイトルのことでXbox One X、Xbox Series X本体では最大16倍、それ以外の本体では最大4倍の解像度に高解像度化されて動作する。
こちらから対応タイトル一覧が見れる(全て英題)。
DRM
[編集]Xboxゲームは、パッケージ版、ダウンロード版にかかわらず全てのゲームソフトにおいてネット接続が必要だったが、2022年9月20日に仕様を変更し「パッケージ版」でソフトを起動する際、初回起動時のオンライン確認も不要になった。これにより、遠い将来Xboxサーバーが閉鎖された場合でもゲームを起動できる状態になった。ただし、ダウンロード版やXbox Game Pass、後方互換機能でのXbox 360、初代Xboxタイトルは今まで通りネット接続は必要である。[23][24]
Discordとの連携
[編集]2022年9月14日の本体アップデートによりXbox Series X|S、Xbox One本体でDiscordのボイスチャット機能が利用可能になった。この機能はDiscordアカウントとXboxアカウントを連携させDiscordを使い、スマホ等からXbox本体に転送することで実現された[25][26]。また2022年11月16日の本体アップデートでXbox Series X|S、Xbox One本体から直接利用できるようになった[27]。
仕様
[編集]Series X | Series S | |
---|---|---|
CPU | AMD Zen2(8コア) 最大3.8GHz |
AMD Zen2(8コア) 最大3.6GHz |
GPU | AMD RDNA2 12テラフロップス |
AMD RDNA2 4テラフロップス |
解像度 | 8K/4K | WQHD |
描画性能 | ・最大120FPS ・DirectXレイトレーシング ・可変レートシェーディング | |
RAM 構成 |
16GB(GDDR6 RAM) =10GB(560GB/s)+6GB(336GB/s) |
10GB(GDDR6 RAM) =8GB(224GB/s)+2GB(56GB/s) |
保存容量 | 1TB(カスタムSSD) | 512GB(カスタムSSD) |
光学ドライブ | 4K UHDブルーレイドライブ | 無し |
ゲームソフト | ・ディスク版 ・ダウンロード版 |
ダウンロード専用 |
音響
(Blu-ray Discのビット ストリーム出力を除く) (S/PDIF端子は非搭載) |
HDMI端子
・非圧縮PCM(2.0/5.1/7.1) 3.5mmヘッドホン端子(コントローラー・チャットパッド・ヘッドセットアダプター経由)
・Dolby Atmos for Headphones(要課金)
・DTS Headphone:X(要課金) | |
入出力 | ・HDMI2.1 x1 ・USB3.1 Gen1 x3 ・1GbpsLAN x1 ・専用拡張SSDカード用スロット x1 ・二軸電源ケーブル | |
機能 | ・Smart Delivery ・Quick Resume ・AMD FreeSync | |
・X Enhanced | (X Enhanced非対応) | |
付属品 | ・超高速HDMIケーブル | ・高速HDMIケーブル |
・Xboxワイヤレスコントローラー | ||
大きさ 重量 |
4.45kg 151mm x 151mm x 301mm |
1.93kg 65mm x 151mm x 275mm |
価格(税込) | ¥54,978
→2023年2月17日より¥59,978 |
¥32,978
→2023年2月17日より¥37,978 |
型番 | RRT-00015 | RRS-00015 |
コントローラー
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e3/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC.jpg/220px-%E7%AC%AC%E4%B8%80%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f9/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E4%B8%96%E4%BB%A3Xbox%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC.jpg/220px-%E7%AC%AC%E4%B8%89%E4%B8%96%E4%BB%A3Xbox%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/73/XBOX_One_Controller_%2851286903548%29.jpg/220px-XBOX_One_Controller_%2851286903548%29.jpg)
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー
[編集]- シリーズ 2
- 「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2」は2019年11月5日に発売されたEliteコントローラーの第二世代。[30]コントローラーのアップデートにより、Wi-Fi Direct、Bluetoothと接続方法を切り替えることが出来るようになり、Dynamic Latency Inputにも対応した。
- 背面パドルなどの付属品を失くし価格を下げた「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2 - Core」が2022年9月21日に発売された。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/72/Xbox_One_Elite_Controller_%28Model_1698%29_-_underside.jpg/220px-Xbox_One_Elite_Controller_%28Model_1698%29_-_underside.jpg)
コントローラー(背面)(無印、第一世代)
シリーズ2 | オリジナル (無印、第一世代) | |
---|---|---|
電源 | 専用仕様 | 共通仕様[注釈 3] |
内蔵バッテリー | 単3形乾電池x2 着脱式バッテリーパック | |
USB接続端子 | Type-C | Micro B |
Bluetooth接続 | 対応 | 非対応 |
プロフィールスロット | 3 + "既定"1 [注釈 4] | 2 |
トリガーロック機能 稼働域設定 プロフィール連動[注釈 5] |
3段階 最大・半分・無し |
2段階 最大・半分 |
連動する | 連動しない | |
パドルサイズ | 小 | ー (基準)[注釈 6] |
パドルロック機能 (無効化・誤動作防止) |
プロフィールボタン長押し[注釈 7] | 接続ボタン二回押し |
付属サムスティック[注釈 8] | 標準x2 クラシックx2 トールx1 ワイドドームx1 ※Coreには付属しません。 |
標準x2 ドームx2 トールx2 |
割当機能 | シフト割当 アクション割当 サムスティック方向割当 他 |
ー (基準) |
その他機能等 | サムスティックのテンション調整 | ー (基準) |
キャリングケースに着脱可能な充電ドック
※Coreには付属しません。 | ||
より広い範囲をカバーするラバーグリップ | ||
配色 | 黒基調 暗い銀 【Core】 白基調 |
黒基調 明るい銀 蛍光緑 【限定ホワイト】 白基調 明るい銀 蛍光緑 |
Xbox Design Lab
[編集]Xboxワイヤレスコントローラーを自分でデザイン・購入できるサービス。
米国では2016年にスタートし、米国より5年遅れで日本では2022年6月9日よりサービス開始された。現在は第四世代の通常版コントローラーのカスタマイズをすることができるが、2022年10月18日にはXbox Elite ワイヤレスコントローラシーズン2もカスタマイズができるようになった。
Xbox Adaptive Controller
[編集]プレイ&チャージ キット
[編集]2014年 S3V-00010 (micro usb) 2017年 S3V-00016 (micro usb) S3V-00014 (海外版) 2020年 SXW-00004 (Type-C) SXW-00002 (海外版)
ヘッドセット アダプター
[編集]- 音量調整、マイクの消音、音量バランスを操作できるボタンを装備。
- 3.5mmヘッドセット端子を持たない第一世代Xbox One ワイヤレス コントローラーに市販のヘッドセットを接続するためには必須。
Xbox One ボイスチャット ヘッドセット(2014)
[編集]- 片耳タイプのヘッドセット。音量調整、マイクの消音を操作できるボタンを装備。
- 3.5mmヘッドセット端子を持たない第一世代Xbox One ワイヤレス コントローラーでも使用可能。
Xbox ボイスチャット ヘッドセット(2018)
[編集]- 基本性能は前回と変わらないが、コードの根本部分が改良されていたりと細かな改良がされた。
Xbox Oneステレオ ヘッドセット(2014)
[編集]- 両耳タイプのヘッドセット。
- 下記のヘッドセットアダプターが付属。
Xboxワイヤレスヘッドセット(2021)
[編集]- 両耳タイプのワイヤレスヘッドセット。
- Xbox One各種、Xbox Series X|Sにオプションを用いずワイヤレス接続可能で、更にBluetooth接続にも対応。両者は同時に入力可能。
- Xbox One各種、Xbox Series X|S、Windows PCのいずれにおいてもWindows Sonic、Dolby Atmos、DTS Headphone: X などの立体音響テクノロジに対応。Dolby Atmos、DTS Headphone: X 使用時はMicrosoft Storeにて販売されている有料アプリを購入する必要がある。
Xboxステレオヘッドセット(2021)
[編集]- 両耳タイプのヘッドセット。
- Xboxワイヤレスヘッドセット(2021)からワイヤレス機能を取り除いたものと同等の機能を有する。
- Windows PCのUSB端子に接続し、同時に最大8個のXboxワイヤレスコントローラーを使用できるアダプタ。
- XboxワイヤレスコントローラーをBluetooth接続するとコントローラーに接続する各種アクセサリー類[注釈 10]はサポートされないが[39]、こちらを経由させることでこれらのアクセサリ類も使用可能になる。
専用ストレージ拡張カード(512GB、1TB、2TB)
[編集]- シーゲイト・テクノロジーより発売されたXbox Series X|S専用ストレージ拡張カード。日本においては1TBが本体同時発売され、2022年10月30日に2TBが発売された。ストレージカードは廃熱のために金属端子が付与されていることから、非純正品の接続は推奨されない。のちにウエスタンデジタルから自社オンラインストア限定で512GBと1TBが2023年6月7日より発売された[40]。
Xbox One メディア リモコン
[編集]ゲームソフト
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f8/Xbox_Smart_Delivery_Black.svg/106px-Xbox_Smart_Delivery_Black.svg.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7d/Optimized_for_xbox_series_x_branding.png/105px-Optimized_for_xbox_series_x_branding.png)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ Series X(26万2674台)とSeries S(30万6446台)の合算[2]。
- ^ DTS信号に設定している状態であれば、ドルビーデジタル信号が流れても自動的にDTSに変換される。
- ^ Xbox ワイヤレス コントローラーと共通の仕様
- ^ シリーズ2では"既定スロット"(全インジケータ消灯)と"既定プロフィール"があり、"既定スロット"には"既定プロフィール"が固定され変更は出来ない。"既定スロット"選択時は背面のパドルが無効になる。"既定プロフィール"には標準のボタン割当が保存されている。(なお、"既定プロフィール"にはパドルにA,B,X,Yが割当られており、"既定プロフィール"をユーザースロットに設定した際に有効になる。)
- ^ コントローラー側のスイッチで設定した最大稼働域に合わせて、プロフィール側の入力範囲も自動で連動する機能。連動しないオリジナルは、スイッチの位置に合わせてプロフィール側も手動で設定しないと正しく動作しない。
- ^ (オリジナルを基準として比較、以下同じ)
- ^ (パドル操作が無効となっている"既定スロット"が選択される)
- ^ シリーズ2とオリジナルはスティックと本体側軸との接続形状が異なり、互換性はない
- ^ Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2を除く
- ^ コントローラーに直接接続するタイプのヘッドセット、チャットパッド。コントローラーの端子に直接3.5mmオーディオケーブルを接続できる場合も多いため、ワイヤレスアダプターは必ずしも必要ではない。
出典
[編集]関連項目
[編集]- ゲームタイトル一覧
- Xbox Game Studios(エックスボックス ゲームスタジオ) - マイクロソフトがゲームの開発と販売専門部門が設立。
- Xbox Game Pass(エックスボックス ゲームパス) - マイクロソフトが提供するコンピュータゲームのサブスクリプションサービス。
- Category:Xbox Series X/S用ソフト - ウィキペディア日本語版に記事の作成されているタイトルのリスト(タイトルでの五十音順)
- Xbox Series X/Sのゲームタイトル一覧 - 日本で公式発売された全タイトルのリスト(発売日順)
- その他
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- XBOX Archives - News Center Japan
- Xbox Japan (@xbox_jp) - X(旧Twitter)
- Xbox Japan (XboxJapan) - Facebook
- Xbox Japan - YouTubeチャンネル
- Xbox Series X - YouTubeプレイリスト