アントアーヌ(読み)あんとあーぬ(英語表記)André Antoine

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アントアーヌ」の意味・わかりやすい解説

アントアーヌ
あんとあーぬ
André Antoine
(1858―1943)


188718971906



1962

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改訂新版 世界大百科事典 「アントアーヌ」の意味・わかりやすい解説

アントアーヌ
André Antoine
生没年:1858-1943


1887︿︿綿︿4971906141

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百科事典マイペディア 「アントアーヌ」の意味・わかりやすい解説

アントアーヌ

 
1887189719061913
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アントアーヌ」の意味・わかりやすい解説

アントアーヌ
Antoine, André

[生]1858.1.31. リモージュ
[没]1943.10.9/21. ロアールアトランティク
フランスの俳優,演出家。 1887年自由劇場を結成,ゾラの支持を得,イプセン,ストリンドベリ,ハウプトマンらの作品を上演した。自由劇場は 94年に解散したが,彼の理念と実践は他のヨーロッパ諸国の演劇に強い影響を与えた (→自由劇場運動 ) 。 1897年から 1906年までアントアーヌ劇場を主宰し,E.ブリュー,P.リッシュら,フランスの新しい劇作家の作品を上演。その後,オデオン座の総監督をつとめ (1906~14) ,晩年は劇評家として活躍した。著書『自由劇場の回想』 Mes souvenirs sur le Théâtre Libre (21) ,『アントアーヌ劇場とオデオン座の回想』 Mes souvenirs sur le Théâtre Antoine et sur l'Odéon (28) 。

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世界大百科事典(旧版)内のアントアーヌの言及

【演出】より

…1874年から90年にかけて彼の劇団マイニンゲン一座はヨーロッパ各地の都市を巡演したが,その集団的演技による群衆処理と写実的な演出は,各国の近代劇運動に大きな影響を与え,数多くの新しい演出者が登場してきた。戯曲の言葉を重視し,自然主義を徹底させた自由劇場Théâtre Libreを創設(1887)したフランスのA.アントアーヌV.I.ネミロビチ・ダンチェンコとともにモスクワ芸術座を結成(1898)してチェーホフ,ゴーリキーらの新しい戯曲をとりあげ,リアリスティックな俳優術を探究したK.S.スタニスラフスキーなどすぐれた演出家が生まれてきた。イギリスのE.H.G.クレーグは演出の概念を徹底化し,理論的考察を与えた最初の人である。…

【近代劇】より


[近代の小劇場運動]
 既成劇場では十全な舞台表現を与えられない過激なリアリズム劇を,それに適した方法で上演しようとしたのが19世紀終りの若い演劇人による小劇場運動であった。近代的な演出家の最初の人ともいわれるマイニンゲン公ゲオルク2世が率いる劇団の写実的な舞台に感銘を受けていたA.アントアーヌは,1887年にパリで素人俳優の集りのような〈自由劇場Théâtre Libre〉を結成し,新しい作家を世に送り出すとともにイプセンの《幽霊》や《野鴨》をフランスで初演し,トルストイの《闇の力》を世界初演(1888)した。彼はみずからも舞台に立ったが,観客に背をむけてしゃべり,舞台上に本物の肉をぶらさげるといった徹底した自然主義をめざした。…

※「アントアーヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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