デジタル大辞泉 「キゴマ」の意味・読み・例文・類語 キゴマ(Kigoma) タンザニア西部の都市。キゴマ州の州都。タンガニーカ湖東岸に位置し、ブルンジ、コンゴ民主共和国との国境に近い。19世紀半ばよりアラブ人の奴隷貿易の拠点として発展。湖上交通の要地であり、20世紀初めにダルエスサラームと鉄道で結ばれた。漁業が盛んで、周辺では綿花、タバコを産する。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「キゴマ」の意味・わかりやすい解説 キゴマKigoma 東部アフリカ,タンザニア連合共和国内陸のタンガニーカ湖東岸にあり,同名州の州都。1960年代に南隣のウジジを併合した。人口13万2000︵2002︶。湖の重要な港で,漁業基地でもある。インド洋岸のダル・エス・サラームからの鉄道が通じている。1850年からアラブの奴隷商人の拠点であったが,90年代にドイツに占領され,第1次世界大戦後イギリスの委任統治下に入った。 執筆者‥西野 照太郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
百科事典マイペディア 「キゴマ」の意味・わかりやすい解説 キゴマ タンザニア西部,タンガニーカ湖に臨む町。対岸のカレミエとの間に定期航路が開かれている。ダル・エス・サラームから鉄道が通ずる。19世紀末までアラブ奴隷商人の根拠地。13万人︵2002︶。 →関連項目タンガニーカ﹇湖﹈ 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「キゴマ」の意味・わかりやすい解説 キゴマきごまKigoma アフリカ南東部、タンザニアの西部にあるタンガニーカ湖に面する港町。人口12万0800︵2002推計︶。1914年にインド洋岸ダルエス・サラームから敷設された鉄道の終点である。またタンガニーカ湖の水上交通の中心で、ブルンジのブジュンブラや、コンゴ民主共和国︵旧ザイール︶のカレミーなどと結ばれている。綿花、タバコ、米、塩を産出する。 ﹇赤阪 賢﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例