サンタヤーナ(英語表記)George Santayana

デジタル大辞泉 「サンタヤーナ」の意味・読み・例文・類語

サンタヤーナ(George Santayana)

 
18631952  

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改訂新版 世界大百科事典 「サンタヤーナ」の意味・わかりやすい解説

サンタヤーナ
George Santayana
生没年:1863-1952


818862189651905-06T.S.1912︿25192341927-401936191031944-53

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンタヤーナ」の意味・わかりやすい解説

サンタヤーナ
さんたやーな
George Santayana
(1863―1952)

アメリカの哲学者。スペインに生まれ、9歳のときアメリカに移住。ドイツ留学を経て、1907~1912年まで母校ハーバード大学の教壇に立つ。第一次世界大戦を契機にヨーロッパに渡り、没するまでローマを中心に執筆活動を行った。批判的実在論から出発し、『存在の世界』4巻(1927~1940)で独自の哲学体系を形成した。そこでは、本質、物質、真理、精神の各領域が、人間認識の根底をなす動物的信念から解明されている。そのほか数多くの著作がアメリカで刊行され、ドイツ流観念論に対立する唯物論的自然主義と懐疑主義の色濃い思想が、その詩人的文章の魅力とともに、広範な影響をアメリカ社会に与えた。

[香川知晶 2015年10月20日]

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百科事典マイペディア 「サンタヤーナ」の意味・わかりやすい解説

サンタヤーナ

スペイン出身の米国の哲学者,作家。ハーバード大学で哲学を学び,のち教授を務める。《美意識論》(1896年)に続いて,《理性の生命》(1905年―1906年)で生物学的自然主義を唱えた。ほかに《存在の王国》(1927年―1940年),自伝風小説《最後のピューリタン》(1936年)など。

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