理性(読み)リセイ

デジタル大辞泉 「理性」の意味・読み・例文・類語

り‐せい【理性】

 
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[]  
 

 
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精選版 日本国語大辞典 「理性」の意味・読み・例文・類語

り‐せい【理性】

 

(一)  
(二) 
(一)[](188789︿)
(三) ( [] reason [] Vernunft  ) 
(一)[] intellect ︿(1874︿西)
(四) 
 
 

 

(一)   
(二) 
(一)[](123153)
(三) 
(一)[]()()
(四) 
 

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改訂新版 世界大百科事典 「理性」の意味・わかりやすい解説

理性 (りせい)


︿intellect︿︿understanding︿reason

 ︿︿188114reason1870西reason︿86raison︿Vernunft1870西︿85︿︿96︿ratio30︿nous1881︿30︿40︿rational1881︿81understanding30Verstand1885︿96︿Verstandintellect1881︿30︿︿40︿︿intelligence1886intelligence︿︿intelligence︿︿intelligentia︿

 ︿aisthēsis︿nous︿noēsis︿dianoia︿intellectus︿ratio︿intelligentia︿︿ratiocinatio︿︿logistikon︿reason︿︿︿︿

 ︿Vernunft︿Verstand16︿intellectus︿ratio︿ingenium︿︿intellectus︿ratiounderstanding︿ratioreason︿︿︿︿raisonC.18︿common sense使︿gemeiner Verstand︿räsonierende Vernunft

 ︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿

 ︿︿︿︿

 ︿︿1819︿︿︿︿︿︿︿︿


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「理性」の意味・わかりやすい解説

理性
りせい
reason 英語
Vernunft ドイツ語
raison フランス語


()調()chaos調cosmoslogosratio

 Sollen︿

 使intellectus()


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「理性」の意味・わかりやすい解説

理性
りせい
reason

一般には精神や知性と等しく,意識的思考能力の全体をいい,信仰,感覚,経験,無意識とそれぞれ対立する。広い意味では意志をも含んでいる。まず理性は推論 reasoningの能力と考えられる。すなわちそれは概念や命題を明確に区別したうえで,その間に論理的連関を見出す能力である。トマス・アクィナスは推論の能力としての理性 ratioよりも上位の認識能力として,真理を直観的にとらえる知性 intellectusをおいており,それはプラトンにおけるロゴスに対するヌースの延長上にある。理性 Vernunftと悟性 Verstandはカントにいたって初めて区別された。彼によれば悟性は感性的直観を総合する能力であり,理性は悟性に原理を与えるもので,理性によって魂,世界,神などの理念が得られる。カントのこの区別は内容を少しずつ変えて 19世紀以後の多くの論者に受継がれた。またカントは純粋理性と実践理性を区別し,それぞれを理論と道徳においてア・プリオリ (→ア・プリオリとア・ポステリオリ ) な認識を与える原理として経験に対立させた。また主観的,個的理性に対して客観的理性を立てる場合 (フィヒテ,ヘーゲル,シェリング) ,後者は絶対的理性としての神という概念の世俗化もしくは世界内在化であり,世界を支配している究極的原理をさしている。

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百科事典マイペディア 「理性」の意味・わかりやすい解説

理性【りせい】

 
nousratioreasonVernunftraison︿︿西︿︿
 

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世界大百科事典(旧版)内の理性の言及

【感性】より

…もろもろの感官による感覚的認識能力一般から,ときに感情をも総称する用語として使われる。感覚的認識能力としての感性は,通常,知性,理性,悟性等何らかの意味での知的認識能力に対立するものとして使われ,また感性の語が主として感情の意味に重きをおかれるときには,知性と意志とに対立するものとして使われるのが一般である。古代ギリシア以来,感性は,受動的なものであり,したがって確実な認識をもたらすことのないものとして,知性や理性にたいして低く位置づけられ,感情もまた,とりわけ中世の哲学においては,おなじく受動的であるゆえに,理性や善を意志の自由な発現をさまたげるものとして,低い位置をあたえられるのを常としてきた。…

【啓蒙思想】より

…上記の英語名も,ドイツ語のAufklärung,フランス語のlumièresも,いずれも光ないし光によって明るくすることを意味する。〈自然の光〉としての人間生得の〈理性〉に全面的に信頼し訴え,各人があえてみずから理性の力を行使することによって,カントの言い方によれば,〈人間がみずからに負い目ある未成熟状態から脱すること〉へと働きかけ,こうして,理性的自立的な人格の共同体の実現を目指すことにその目標はあったと考えられる。このような理性の自律を目標とする啓蒙思想は,当然,理性の理解を超えた〈恩寵の光〉〈啓示の光〉の権威によりたのむ旧教会勢力,またそれと密接に結びついた中世以来のスコラ哲学に批判の矢を向けることになる。…

【合理主義】より


︿︿()

【コスモポリタニズム】より

…だがコスモポリタニズムが本格的に現れたのは,都市国家崩壊後のローマ帝国の成立により,ローマ的平和,世界国家の概念がつちかわれた後である。すなわちストア派に属するマルクス・アウレリウスは,世界は自己がその一市民である神の国であり,人間は理性と愛とによって結ばれるべきであると説いた。しかし,こうした主張は隠遁主義と結びつく一方,現実には帝国への忠誠の概念を包蔵していた。…

【精神】より


()調

【暴力】より

…その限りで,暴力は倫理的でさえありうる。こうした暴力の倫理性を強く主張したのが,G.ソレルの《暴力論》であった。ソレルは,ブルジョアジーが国家機構を通じて行使する力をフォルスforceと呼び,プロレタリアートが革命の際,対抗的に行使する力をビオランスviolenceと呼んで,フォルスの非倫理性に対してビオランスの倫理性を対置した。…

※「理性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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