ポアンカレ(英語表記)Raymond Poincaré

デジタル大辞泉 「ポアンカレ」の意味・読み・例文・類語

ポアンカレ(Poincaré)

 
Jules Henri 18541912
Raymond Nicolas Landry 1860193419131920192319261929  

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精選版 日本国語大辞典 「ポアンカレ」の意味・読み・例文・類語

ポアンカレ

 

(一)[  ] ( Jules Henri Poincaré = ) 
(二)[  ] ( Raymond Nicolas Landry Poincaré == ) [  ]
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポアンカレ」の意味・わかりやすい解説

ポアンカレ(Jules Henri Poincaré)
ぽあんかれ
Jules Henri Poincaré
(1854―1912)


5187110187521879187918811885188719069R()

 18921899Les méthodes nouvelles de la mécanique céleste3Leçons de mécanique céleste3190519102112003GGrigori Y. Perelman1966 190219051908





ポアンカレ(Raymond Nicolas Landry Poincaré)
ぽあんかれ
Raymond Nicolas Landry Poincaré
(1860―1934)


188718931894189519031911191219132()()191711

 1922192619286511929719341015

 

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改訂新版 世界大百科事典 「ポアンカレ」の意味・わかりやすい解説

ポアンカレ
Raymond Poincaré
生没年:1860-1934


1887︿1893190312122宿117112226731/5︿2971909


ポアンカレ
Henri Poincaré
生没年:1854-1912


1881871908︿188931892-99︿便︿190219051909

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポアンカレ」の意味・わかりやすい解説

ポアンカレ
Poincaré, (Jules-) Henri

 
[]1854.4.29. 
[]1912.7.17. 
 (1875)  1879 (79)  (81)  (85) 87F. () 9520 ( )   

ポアンカレ
Poincaré, Raymond Nicolas Landry

[生]1860.8.20. バルルデュク
[没]1934.10.15. パリ
フランスの政治家,弁護士。数学者 J.-H.ポアンカレの従弟。 1887~1903年下院議員。その間教育相,蔵相などを歴任。 03~12年上院議員をつとめ,06年蔵相,12年首相として「対ドイツ復讐」政策を希求する国内世論の高揚のうちに,ドイツ包囲体制,イギリス,ソ連との軍事的提携強化に努めた。 13~20年第三共和政第9代大統領。第1次世界大戦下「神聖連合」の挙国一致体制を成立させ,フランスに勝利をもたらした。 22~24年首相兼外相,26~28年首相兼蔵相として財政危機,特に下落したフラン貨の価値の安定にすぐれた手腕を発揮し,ドイツ賠償委員会の委員長として 23年1月,賠償義務不履行を理由にルールを軍事占領させるなど,ドイツ厳罰主義の強硬政策をとった。 29年政界を去り,『回想録』 Au Service de la Franceの完成に専念した。

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百科事典マイペディア 「ポアンカレ」の意味・わかりやすい解説

ポアンカレ

 
J.H.188719122姿11913192019221926  

ポアンカレ

フランスの数学・天文学・物理学者。1879年カーン大学,1886年パリ大学各教授。保形関数の理論を創始,天文学の三体問題を論じ,《天体力学》3巻(1892年―1899年)を刊行。相対性理論,量子論に関する先駆的な研究もある。また〈科学のための科学〉を主張し,〈規約〉の重要性を強調。《科学と仮説》(1902年),《科学の価値》(1906年)等すぐれた著作が多い。政治家R.ポアンカレはいとこ。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ポアンカレ」の解説

ポアンカレ

ポワンカレ

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世界大百科事典(旧版)内のポアンカレの言及

【位相幾何学】より

…さらに19世紀後半になると,J.W.R.デデキント,M.B.カントールにより実数の概念が確立するとともに,カントールによる点集合論の研究がはじまる。このような状況の下で,位相幾何学が学として独立の分野を確立するのは,H.ポアンカレによってである。1895年にはじまるポアンカレの位相幾何学に関する一連の研究は,ホモトープhomotopicとホモローグhomologusという二つの概念を基礎にしている。…

【科学哲学】より

…他方,哲学の領域においては,とくに,20世紀初頭以来,過去の思弁的形而上学に対する反感と批判がさまざまな形の言語分析の哲学を生み,すでに,一種の科学批判の学として成立していた現象学とも間接的に相たずさえて,科学内部における問題意識にこたえて科学哲学を生み出すのである。かくして現れた最初の科学哲学が,マッハ,ポアンカレ,デュエムらの科学者による科学論であり,そして,1930年前後のウィーン学団の新しい活躍の中で,〈科学哲学〉という名称が現代的な意味において徐々に定着していくことになるのである。
[科学哲学の課題]
 (1)科学的世界観の確立 現代の科学哲学は1930年代の論理実証主義の勃興を機に始まったと考えられるが,そこでまず急務とされたのは,過去の形而上学的世界観を排して,科学に基づく新しい世界観を確立することであった。…

【幾何学】より


nE.Betti(182392)沿(1870)H.nn便

【規約主義】より

…カントを規約主義者と呼ぶことはできないが,カント的な認識論は,客観的妥当性を,主観の側に属する認識の形式としての思惟の形式,すなわち範疇(はんちゆう)(カテゴリー)に求めたという点で,規約主義的な立場の可能性を切り開いたといえる。ポアンカレは,法則のア・プリオリな真理性を,概念規定として把握するという大胆な主張を展開した。この主張によれば,例えば空間がユークリッド的であるか,非ユークリッド的であるか,どちらが正しいかを問うことは意味がない。…

【数学】より

…ユークリッド幾何学,非ユークリッド幾何学がともに成り立つというのは,(A,E),(A,Ē)とも無矛盾であるという意味であった。(A,Ē)の無矛盾性が確認されたのは,そのモデルが(A,E)の中につくられることがA.ケーリー,F.クライン,H.ポアンカレらによって示されたからである。ヒルベルトはさらに実数を用いて(A,E)の諸命題が成り立つモデルをつくり,(A,E)の無矛盾性を示した。…

【天体力学】より

…ラプラスはまた《天体力学》全5巻(1799‐1825)の著者としても知られるが,本書によって〈天体力学〉ということばとともにその体系を築いたといえる。 19世紀に入ると,天体力学の研究はC.F.ガウス,J.ヤコビ,U.J.J.ルベリエ,J.C.アダムズ,S.ニューカム,G.W.ヒル,H.J.ポアンカレなどの多くの学者によって行われてその全盛時代を迎えた。とくに天王星の運動の不整から純理論的に未知惑星(海王星)の予想位置を計算し,実際の発見にまで導いたことは,天体力学の勝利とうたわれた。…

【トポロジー】より

…また,この構造が内容や方法上で問題となる数学のことを広くトポロジー(訳して位相数学)と呼ぶこともあるが,ふつうはもっと狭く,図形の位置や形状に関する性質で,図形を構成する点の連続性にのみ依存するものを研究の対象とする数学のことをトポロジー(訳して位相幾何学)と呼ぶ。リスティングJ.B.Listingは1847年に著書《Vorstudien zur Topologie》を出版し,トポロジーということばを使っているが,この数学の実質的創始者であるH.ポアンカレは,この数学をanalysis situs(位置解析学)と呼び,長らくこのことばが使われていた。トポロジーということばが普及したのはS.レフシェッツの著書《Topology》(1930)の影響が大きい。…

【非ユークリッド幾何学】より

…これらに対応してユークリッド幾何学は放物幾何学と呼ばれる。 19世紀の終りころには,非ユークリッド幾何学のモデルをユークリッド幾何学の中に作るという仕事がE.ゲーリー,F.クライン,E.ベルトラミ,H.ポアンカレらによってなされた。例えば,ポアンカレが《科学と仮説》(1902)に記述しているモデルは次のようである。…

※「ポアンカレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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