改訂新版 世界大百科事典 「マンデビル」の意味・わかりやすい解説
マンデビル
John Mandeville
生没年:?-1372?
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…【堀田 満】
[毒についての伝承]
毒のなる木や毒を吐く木に関する伝承は,中世以来旅行者の談話や紀行文を通じてヨーロッパに知られていた。たとえばマンデビルの《東方旅行記》には,ユダヤ人がこの毒を使ってキリスト教徒を皆殺しにしようとした話も語られている。これらはいずれもウパスの誇張された伝承と思われる。…
…当時は〈自然に飛躍なし〉とか〈陸上と海中との完全対応〉といった教義が有力で,例えば人魚は人間と魚のあいだの飛躍(ギャップ)を埋めるものとしても,また陸の人間に対応する海中の人間としても,実在しなければならぬ動物と考えられた。トマ・ド・カンタンプレThomas de Cantimpré(13世紀)の《万象論》,J.マンデビルの《東方旅行記》などがこの時代の怪物誌を代表する。 しかしルネサンスを境に博物学書は質的に大転換を遂げる。…
※「マンデビル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...