マーガレット(英語表記)marguerite (margaret)
Paris daisy
Chrysanthemum frutescens L.

デジタル大辞泉 「マーガレット」の意味・読み・例文・類語

マーガレット(Margaret)

天王星の第23衛星。2003年に発見された。名の由来はシェークスピア空騒ぎ」の登場人物。天王星系の外側の衛星のほとんどが天王星の自転と逆向きに公転するのに対し、マーガレットのみが順行する。直径は20キロ前後と小さい。マルガレット。
 

marguerite

 
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2 181885  

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精選版 日本国語大辞典 「マーガレット」の意味・読み・例文・類語

マーガレット

 

(一)   ( [] marguerite )
(二)   
(三) 1885
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︿
 

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改訂新版 世界大百科事典 「マーガレット」の意味・わかりやすい解説

マーガレット
marguerite (margaret)
Paris daisy
Chrysanthemum frutescens L.


margueritemargaritēsmargueriteMargeriteParis daisy1m34cm56cm9142030cm

 Chrysanthemum沿

 C.leucanthemum L.oxeye daisy30100cm36cm

 C.burbankii MakinoShasta daisyL.6080cm656cm30cm宿沿

 C.multicaule Desf.2030cm36cm3cmC.paludosum Poir.C.carinatum L.57


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マーガレット」の意味・わかりやすい解説

マーガレット
まーがれっと
marguerite
[学] Argyranthemum frutescens (L.) Sch.Bip.
Chrysanthemum frutescens L.


APGfrutescens12()52n27n9()2n18

 5689()()

 2022419

文化史

マーガレットの名で扱われる花にはフランスギクや、古くはヒナギクも含まれ、混乱がみられる。カナリア諸島原産のマーガレット(パリス・マーガレット)は、16世紀中ごろ(別説によると17世紀末)にヨーロッパに伝わったとされ、それ以前のマーガレットはヒナギクの場合が多い。イギリスのヘンリー6世の妃のマーガレット・オブ・アンジューが紋章に使ったのもヒナギクである。一方、日本では現在もしばしばマーガレットと俗称されている耐寒性のあるフランスギクは、本来ヨーロッパに自生し、ヒナギクとともにヨーロッパでは中世以前はマーガレットとよばれた。マーガレットの名は、白い花を見立てたギリシア語の真珠マーガライトmargaritesに基づくとされるが、7月20日の聖マーガレットの日の近くに開花するからという異説もある。

[湯浅浩史 2022年4月19日]


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百科事典マイペディア 「マーガレット」の意味・わかりやすい解説

マーガレット

モクシュンギクとも。カナリア諸島原産のキク科の多年草。草たけ30〜100cmになり,茎の下部は木質化し,葉はシュンギクに似る。冬〜春,径5cm内外の頭花を多数つける。舌状花は白色,筒状花は黄色。園芸品種には舌状花が黄色や桃色のもの,八重咲や丁字咲のものなどがある。また,筒状花が茶色の園芸品種もある。切花・鉢物用に,耐寒性が弱いので温室・フレーム内で,または暖地の露地で栽培される。さし芽でふやす。
→関連項目キク(菊)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マーガレット」の意味・わかりやすい解説

マーガレット
Chrysanthemum frutescens; marguerite

キク科の低木状の多年草で,モクシュンギク (木春菊) ,キダチカミルレともいう。スペイン領カナリア諸島の原産で,観賞用に世界中で広く栽培される。全体に無毛で多数分枝し,茎の下部は木質化する。葉は互生し,シュンギクに似て細い線形の裂片に分裂し,緑白色である。夏,茎の先端や葉腋から長い花茎を出し,その頂部に径5~6cmの白色の頭状花を単生する。舌状花は通常白色で1列に並んで開出し,管状花は黄色で中央部に多数集る。舌状花が黄色い品種はキバナマーガレット,多列に並ぶものをミユキギクまたは八重咲きマーガレットという。

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デジタル大辞泉プラス 「マーガレット」の解説

マーガレット

株式会社集英社が発行する少女向けコミック誌。月2回発売。

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世界大百科事典(旧版)内のマーガレットの言及

【髪形】より


西西()︿

【デージー】より

…【浅山 英一】
[伝承,象徴]
 デージーは古く〈デイズ・アイday’s eye〉(〈太陽〉の意)と呼ばれ,その名は花の形が太陽に似ることに由来する。またマーガレットという別名(日本ではふつうモクシュンギクという別の花だけをマーガレットと呼ぶ)はつぼみと花冠の色が真珠(ラテン語でマルガリタmargarita)に似ることからきたが,ヘンリー6世の妃をはじめ同名をなのる女性は好んでこれを身に着けたという。中世には戦いで受けた傷の血止めに効果があるとされ,騎士は馬上武術試合の前にこれを襟に着けたという。…

※「マーガレット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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