公帖(読み)コウジョウ

デジタル大辞泉 「公帖」の意味・読み・例文・類語

こう‐じょう〔‐デフ〕【公×帖】

中世、禅宗官寺五山十刹じっせつ・諸山の住持を任命する幕府辞令公文くもん

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精選版 日本国語大辞典 「公帖」の意味・読み・例文・類語

こう‐じょう‥デフ【公帖】

 

(一)   ()()()()
(一)[]廿(1437)
 

く‐じょう‥デフ【公帖】

  1. 〘 名詞 〙くもん(公文)
    1. [初出の実例]「豊万寿寺中、亦有五山長老、以百十七貫、売禅寺公帖」(出典:臥雲日件録‐享徳四年(1455)正月五日)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「公帖」の意味・わかりやすい解説

公帖
こうじょう


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山川 日本史小辞典 改訂新版 「公帖」の解説

公帖
こうじょう


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「公帖」の意味・わかりやすい解説

公帖
こうじょう

 
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世界大百科事典(旧版)内の公帖の言及

【公文】より

…したがって荘園現地の実質的支配権をめぐる鎌倉期における領家と地頭の争いは,しばしば公文の進退権をめぐって行われた。なお特殊な用例として,室町時代,五山・十刹・諸山など官寺禅院の住持の任命辞令(多くは幕府発行)を公文・公帖(こうじよう)といい,実際に入寺しない者に官銭を得るために出したものを売公文,入寺しない者を坐公文・居公文(いなりくもん)といった。公文所【工藤 敬一】。…

※「公帖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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