内乱(読み)ナイラン(英語表記)civil war

翻訳|civil war

デジタル大辞泉 「内乱」の意味・読み・例文・類語

ない‐らん【内乱】

国内の騒乱。
一国内において、政府の転覆を目的とする反政府勢力と政府側とによって行われる武力闘争。
[補説]作品名別項。→内乱
[類語]内戦革命変革維新改新改革改変改造政変事変反乱暴動クーデター世直し
 

 
︿Bellum civile11048  

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精選版 日本国語大辞典 「内乱」の意味・読み・例文・類語

ない‐らん【内乱】

 

(一)  
(二) 
(一)[](8)
(二)[]
(三) 
(一)[](西187071︿)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「内乱」の意味・わかりやすい解説

内乱 (ないらん)
civil war


1861-6518712019362192449121952-561960-631965-791967-701975-761977-781979-801960-80西19841990

 使

 使


1949312343

 19772283

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内乱」の意味・わかりやすい解説

内乱
ないらん
insurgency; civil war

内戦ともいう。一国内における複数の党派間の武力による権力獲得のための闘争。実質的には「戦争」とかわりはないが,主権概念との関係で戦争とは認定されない。しかし内乱が大規模となり,国家間の戦争に相当するような状態になり,反徒が一定の地域を占拠,支配するにいたった場合に,正統政府あるいは外国がその反徒を交戦団体として承認すれば,その内乱は国際法上の戦争に準じて扱われ,戦時国際法が適用される。 1949年に成立したジュネーブ4条約は共通条項を設け,内乱の場合にも,(1) 敵対行動に直接参加しない者は,人種,宗教,信条,性別,門地,貧困などによる不利な差別をしないで人道的に取扱うこと,(2) 傷病者を収容し看護することを紛争当事者に義務づけている。なお,国連憲章は国連が国内事項に介入することを禁じているが,その内乱が国際の平和に脅威を与えると認定された場合には,強制措置を発動することができる (2条7項,39条) 。

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普及版 字通 「内乱」の読み・字形・画数・意味

【内乱】ないらん

 
()()()

 

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百科事典マイペディア 「内乱」の意味・わかりやすい解説

内乱【ないらん】

一国内の対立する団体による武力抗争で,内戦ともいう。封建社会ではあらゆる争いが拡大して内乱に至りやすいが,近代国家においては階級・部族・地域経済構造などの間の対立という構造的原因によって起こるのが普通である。南北戦争,パリ・コミューンなどは近代の例であるし,現代では第三世界で頻発している。国際的勢力関係に変動をきたすものとして,しばしば他国の干渉をまねき,収拾がむずかしい。→革命交戦団体
→関連項目戦争

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「内乱」の意味・わかりやすい解説

内乱
ないらん

内戦

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世界大百科事典(旧版)内の内乱の言及

【十悪】より


︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿

【承認】より

…政府の承認は,革命等により政府の変更が生じた場合に新政府に当該国家を代表する地位を認める行為である。交戦団体の承認は,内乱等の場合,一部の地域を支配している団体に一定の範囲で国際法上の権利義務の主体となることを認める行為である。承認は伝統的な国際法上の概念であるが,最近政府承認については,革命の過程で非人道的な行為を行ったような政府を承認することが,本来の承認の意味を離れて,新政府の過去の非人道的行為を是認するとの意味あいで受けとられることになるおそれがあることなどから,伝統的な政府承認の制度をとどめ,新政府との実際上の接触の問題として処理しようとする国が増える傾向がみられる。…

【暴動】より

…非計画的な,組織をもたない自然発生的な集団的暴力行使で,初期的段階の内乱の一形態ともなる。暴動は,支配される側の大衆が,さまざまな不満を正規の政治システムを通じて解消できないとき,事前の計画も明確なリーダーシップもほとんどないまま,暴発的に行う暴力の行使である。…

※「内乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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