デジタル大辞泉 「助音」の意味・読み・例文・類語 じょ‐おん【助音】 朗詠などで、歌う人を助けて、声を添えて歌うこと。雅楽などで、奏する人を助けて、あとについて同じ楽器を奏すること。また、その歌う人や奏する人。じょいん。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「助音」の意味・読み・例文・類語 じょ‐おん【助音】 (一)〘 名詞 〙 (二)① =じょいん︵助音︶︹書言字考節用集︵1717︶︺ (三)② 口添えをすること。助言。 (四)③ 文章の音調を整え助ける文字。 (一)[初出の実例]﹁汝が名、以レ一貫レ之と云ふ語をとりたる者とはしらる。さらば、つらぬきとよむべけれ。之は助音、之には意ある事無し﹂(出典‥読本・春雨物語︵1808︶海賊) じょ‐いん︻助音︼ (一)〘 名詞 〙 ( ﹁いん﹂は﹁音﹂の漢音 ) 声明(しょうみょう)、雅楽・読経などで主奏者のあとに付いて同じ楽器を奏する者。また、主唱者の独唱のあと、主唱者の声を助けてうたう者。その演奏をもいう。 (一)[初出の実例]﹁頭弁被レ詠レ之︿嘉辰令月﹀大夫以下助音﹂(出典‥兵範記‐長承元年︵1132︶一一月二一日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例