原油(読み)ゲンユ(英語表記)crude oil

翻訳|crude oil

デジタル大辞泉 「原油」の意味・読み・例文・類語

げん‐ゆ【原油】

油井ゆせいから採掘されたままの精製していない石油。通常は黒色の悪臭ある液体。
[類語]脂肪脂肪油油脂魚油香油オイル石油重油軽油灯油ガソリン揮発油精油グリース

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精選版 日本国語大辞典 「原油」の意味・読み・例文・類語

げん‐ゆ【原油・元油】

 

(一)   ()
(一)[](1893)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「原油」の意味・わかりやすい解説

原油 (げんゆ)
crude oil


90kl

便250275API3934241APIAmerican Petroleum Institute60°F15.660°FAPI30400.87620.8251

 baseCnH2n+2CnH2n

 便2%12%1%sour crude

 2

3CnH2n
  


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百科事典マイペディア 「原油」の意味・わかりやすい解説

原油【げんゆ】

 
()()20.8300.8300.9040.9040.9660.966
 

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化学辞典 第2版 「原油」の解説

原油
ゲンユ
crude oil


0.81.0()()99.7 (1.53.5)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原油」の意味・わかりやすい解説

原油
げんゆ
crude oil

地下から汲上げられたままの未加工の石油。各種炭化水素を主体に硫黄,窒素,酸素の化合物などをそれぞれ少量含んだ粘着性のある黒褐色,赤褐色の液体で,地質時代に海底に堆積した有機物が変化したものといわれている。稼行するに足る原油を生産する地域を油田,原油を連続して貯留する地層を油層という。組成や性質はきわめて多種多様で,油田によって,あるいは同じ油田でも油層によって異なる。組成によって分類すると,パラフィン系炭化水素を多量に含むパラフィン基原油,ナフテン系炭化水素を多量に含むナフテン基原油 (アスファルト基原油) ,これらの中間的な性状の混合基原油,芳香系炭化水素を多量に含む特殊原油などがある。また比重による軽質原油 (比重 0.830未満) ,中質原油 (比重 0.830~0.904) ,重質原油 (比重 0.904~0.966) ,特重質原油 (比重 0.966以上) の分類方法や利用目的などを意識しながら関心成分が多く含まれているかどうかを区分して,たとえば低硫黄原油と高硫黄原油といった分け方をすることもある。発電用の原油生だき以外は,そのままでは利用できず,常圧蒸留,減圧蒸留,クラッキング,脱硫などさまざまな精製の工程を経て各種の石油製品に誘導する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「原油」の意味・わかりやすい解説

原油
げんゆ
crude oil

地下から産出した状態のままの未精製の石油。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の原油の言及

【石油】より



※「原油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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