和学(読み)ワガク

デジタル大辞泉 「和学」の意味・読み・例文・類語

わ‐がく【和学/×倭学】

 
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精選版 日本国語大辞典 「和学」の意味・読み・例文・類語

わ‐がく【和学・倭学】

 

(一)  
(二) 
(一)[](1717)
(三) 
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「和学」の意味・わかりやすい解説

和学
わがく


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和学の発生と流れ


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和学と国学


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198139 19841986199019971998 199972000

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「和学」の意味・わかりやすい解説

和学
わがく

江戸時代に興った,日本古来の文学,歴史,有職,制度などを研究する学問。漢学,洋学に対して称され,国学,皇学と同義に用いられる。狭義には,塙保己一らが江戸幕府の許しを得て寛政5 (1793) 年に設立した和学講談所を中心として研究,講習された学問をさす。狭義の和学の場合,本居宣長,平田篤胤らを代表とする国学に比べ思想的要素は薄いが,『群書類従』『武家名目抄』などの編纂を行い,その業績は日本歴史,文学などの研究に欠かせない資料となっている。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「和学」の解説

和学
わがく

神道・歴史・法制・文学・有職(ゆうそく)など,日本の学問領域を幅広く対象とする学問。漢学に対する語。国学と同義に用いられるが,近世の公的呼称としては和学が一般的。本来は漢学中心の学問体系の1科でもあったため,近世前半は林羅山(らざん)・貝原益軒・新井白石など主として漢学家によって担われたが,元禄期以降,契沖(けいちゅう)・荷田春満(かだのあずままろ)・壺井義知(よしちか)・吉見幸和など和学を専門とする人材が輩出した。

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旺文社日本史事典 三訂版 「和学」の解説

和学
わがく

江戸時代における古典研究の学問
漢学に対する語。国学とほとんど同義に用いられるが,国学が本居宣長らの復古主義・古道の究明を主とするのに比べ,源氏物語・伊勢物語・古今集などの古典文学や有職故実 (ゆうそくこじつ) など伝統文化保持の立場にたって注釈的に研究した学問をいう。中心学者として小沢蘆庵・香川景樹らがいる。

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世界大百科事典(旧版)内の和学の言及

【国学】より

…はじめは文献学的方法と古代社会の理想化とを特色とする学問潮流として始発したが,やがて古代に民族精神の源泉を求める思想体系の性格を帯び,幕末には日本の歴史的個体性を尊王論と結びつけることでいちじるしくイデオロギー化する。江戸時代には,漢学に対抗して古学・和学・皇朝学・本教学などと呼ばれた。〈国学〉とは本来,律令制度のもとで諸国に置かれた学校を意味する言葉であったが,上記の字義で用いられるようになったのは近世後期のことである。…

※「和学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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