唐様(読み)カラヨウ

デジタル大辞泉 「唐様」の意味・読み・例文・類語

から‐よう〔‐ヤウ〕【唐様】

 
1()()
︿
2 ()
3 ()()
4 ()()()  

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐様」の意味・読み・例文・類語

から‐よう‥ヤウ【唐様】

 

(一)  
(二) 
(一)[]()(1305)
(二)()()(1680)
(三) 
(一)[]︿(14)
(四) ()()()
(五) 
(一)[]殿(160810)
 

から‐ざま【唐様】

  1. 〘 名詞 〙からよう(唐様)
    1. [初出の実例]「漢風(カラザマ)の理屈ばかりを云ふ人は」(出典:志都の岩屋講本(1811)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「唐様」の意味・わかりやすい解説

唐様 (からよう)


1804-30

 123456789101112使1314使1413西西殿1321使
  


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「唐様」の意味・わかりやすい解説

唐様【からよう】

 
()殿
 

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「唐様」の意味・わかりやすい解説

唐様
からよう




 ()()()

 ()(1)()(2)(3)()(4)()()(5)()(6)(7)()()(8)()殿()



出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「唐様」の解説

唐様
からよう

中国風の書のことで,日本風の書を意味する和様に対する語。唐様・和様の区別がより強く意識されるのは,その勢力が競合している場合であり,狭義では江戸時代に行われた中国風の書をとくに唐様とよび,また限定して江戸唐様ともいう。当時は和様である御家流が公用書体として全盛をきわめ,あらゆる階級に浸透していた。そうしたなかで儒学者・文人の間では中国の書を好む傾向が強く,一貫してその姿勢を堅持したところから,とくに中国風の書が唐様として注目された。北島雪山(せつざん)・細井広沢(こうたく)らによって基礎が築かれた江戸唐様は,幕末の三筆と称される市河米庵(べいあん)・巻菱湖(まきりょうこ)・貫名海屋(ぬきなかいおく)らによって完成された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唐様」の意味・わかりやすい解説

唐様
からよう

 
(1)  ()  (2)   

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の唐様の言及

【江戸時代美術】より

…同じころ明末・清初の花鳥画の手法も河村若芝,渡辺秀石ら長崎の画人により模倣されている(長崎派)。来日した黄檗僧や知識人の書に学んで〈唐様〉と呼ばれる新しい書風が北島雪山らにより興されたのも前期の終りころである。
【後期】
 前期の美術の展開が,桃山的なものから江戸的なものへの移行の過程としてとらえられるのに対し,後期の美術は,より民衆的なレベルでのそれの再編,成熟の時期といえる。…

【社寺建築構造】より


()45︿

【書】より

… 近世の書道史上に忘れてならないのは中国明人の来朝である。黄檗(おうばく)僧隠元などによってもたらされた新書法で,唐様(からよう)と呼ばれ,とくに大字にすぐれた雄渾な筆致を示している。当時明国は清に滅ぼされたため,日本に亡命する意味もあって,1653年(承応2)独立(どくりゆう)が初めて長崎に渡来,翌年隠元が来り,その門下の木庵・即非も来朝し,黄檗山万福寺の住持となった。…

【禅宗寺院建築】より


殿殿殿

【日本建築】より


1.4()7調

【和様建築】より

…〈やまとのかたち〉と信じられているものだが,実際には飛鳥・奈良時代に中国の唐から伝えられ,これを学び,平安時代を通じてしだいに日本人の感覚と風土に合うように変容した文化様式を指している。そして〈和様〉という用語は鎌倉時代以降新たに中国から摂取した唐様(禅宗様)や天竺様(大仏様)に対比し,それ以前から日本で広く用いられ,中国とは異なる表現となっていた様式を区別するために使われた言葉である。 建築では鎌倉時代に宋・元の新技術や様式が伝わり禅宗様,大仏様建築が建てられると,和様にも部分的にとり入れられ,鎌倉中期以降純粋の和様はほとんどみられなくなる。…

※「唐様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android