当世書生気質(読み)トウセイショセイカタギ

デジタル大辞泉 「当世書生気質」の意味・読み・例文・類語

とうせいしょせいかたぎ〔タウセイシヨセイかたぎ〕【当世書生気質】

坪内逍遥小説。明治18~19年(1885~1886)刊。小町田粲爾こまちださんじという書生と芸妓との恋愛を中心に、当時の書生風俗の諸相を写実的に描き、「小説神髄」の理論の実践化を図ったもの。

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精選版 日本国語大辞典 「当世書生気質」の意味・読み・例文・類語

とうせいしょせいかたぎタウセイ‥【当世書生気質】

 

(一)()
 

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改訂新版 世界大百科事典 「当世書生気質」の意味・わかりやすい解説

当世書生気質 (とうせいしょせいかたぎ)


188518686117︿10

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「当世書生気質」の意味・わかりやすい解説

当世書生気質
とうせいしょせいかたぎ


()()()18851868611722()()()()2()

 

16 1969

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百科事典マイペディア 「当世書生気質」の意味・わかりやすい解説

当世書生気質【とうせいしょせいかたぎ】

 
18851886()︿︿()  

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「当世書生気質」の意味・わかりやすい解説

当世書生気質
とうせいしょせいかたぎ

 
 188586 () 10  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「当世書生気質」の解説

当世書生気質
とうせいしょせいかたぎ

明治期の小説。春の屋おぼろ(坪内逍遥)著。1885~86年(明治18~19)晩青堂刊。逍遥が「小説神髄」で提唱した小説理論の実践を試みたもの。戊辰(ぼしん)戦争の際に生じた数奇な運命を縦糸に,私立学校の書生たちの生態を横糸に,小町田粲爾(さんじ)と芸者田の次(たのじ)の恋愛,田の次と守山友芳の兄妹再会の物語を主筋とする。人情本・滑稽本・読本などの江戸戯作の遺産を受け継ぎながら,それを克服しようとしたところに生硬な点がみられるが,勧善懲悪主義を排し,写実主義を唱導した先駆的作品。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「当世書生気質」の解説

当世書生気質
とうせい しょせいかたぎ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
作者
坪内逍遙
補作者
勝諺蔵
初演
明治20.8(大阪・中の芝居)

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旺文社日本史事典 三訂版 「当世書生気質」の解説

当世書生気質
とうせいしょせいかたぎ

明治時代,坪内逍遙の小説
1885〜86年刊。17冊。『小説神髄』の趣旨にそい,当時の学生風俗を写実的に描こうとしたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の当世書生気質の言及

【書生】より

…明治維新後,遊学の自由化,私塾や専門学校の隆盛とともに,〈書生〉という呼び名が急速に普及した。坪内逍遥が《一読三歎 当世書生気質》を発表したのは1885年から86年にかけてであった。この小説が写実主義を標榜することができたのも,この当時東京,大阪などの大都市に学問を求める青年たちが集中し,一つの社会層を形成するようになったことのあらわれとみられる。…

※「当世書生気質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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