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17世紀中葉から19世紀中葉にかけての資本主義国家の国家観。個人が自由にその経済活動を行えるように、国家の機能は、外敵の防御、国内の治安維持、必要最小限の公共事業にとどめるべし、という国家観。この国家観では、経済的には自由放任主義、財政的には「安価な政府」つまり「最良の政治(政府)は最小の政治(政府)」がよしとされる。夜警国家ということばは、ドイツの国家社会主義者ラッサールが、自由主義国家をブルジョア的私有財産の番人・夜警として批判したことに由来する。19世紀末以降、各国において社会・労働問題が顕在化すると、これらの問題を解決するために国家は積極的に社会・労働・経済政策に取り組むべしという福祉国家・社会国家・行政国家の考えが登場した。
[田中 浩]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…すなわち市民社会の内部では市民は自己の所有物について絶対的処分権をもち自由に商品として取引交換することができ,そこに生じうる損害は自己に故意または過失ある場合にのみ損害賠償責任を負う。そして国家はこの場合,市民社会の外にあって,市民社会の自律的な交換秩序の外的な保障者としてのみ存在する(いわゆる夜警国家)。ところが19世紀以降,このような〈市民社会秩序〉は現実には市民相互の間での実質的不平等と貧富の差の拡大をもたらし,また労働者等の経済的弱者の実質的不自由の増大を生ぜしめるに至った。…
※「夜警国家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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