宗教劇(読み)シュウキョウゲキ

デジタル大辞泉 「宗教劇」の意味・読み・例文・類語

しゅうきょう‐げき〔シユウケウ‐〕【宗教劇】

宗教の儀式として行われる演劇。また、教典の内容や聖人の言行など、宗教的題材を扱った演劇。キリスト教受難劇降誕祭劇など。

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精選版 日本国語大辞典 「宗教劇」の意味・読み・例文・類語

しゅうきょう‐げきシュウケウ‥【宗教劇】

 

(一)  
(二) 
(一)[]︿(1954︿)
(三) 
(一)[]()(1910︿)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「宗教劇」の意味・わかりやすい解説

宗教劇
しゅうきょうげき


()()cyclepageant

 西姿10西2homilia5()()715

 西9tropus3使sequentia

 ()10()使1113()姿

 11()14()

 ()16使()()31

 15退姿10



西1973

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改訂新版 世界大百科事典 「宗教劇」の意味・わかりやすい解説

宗教劇 (しゅうきょうげき)


︿︿

 使10tropus︿13

 1214

 ︿︿︿︿1315︿︿︿mystère︿mysteryplay︿mysteria

 14︿151452Arnoul Gréban1410-70Mystère de la Passion23434574

 101510


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百科事典マイペディア 「宗教劇」の意味・わかりやすい解説

宗教劇【しゅうきょうげき】

宗教的主題や信仰内容をもつ劇の総称。広義には演劇の発生と切り離せない古代からの宗教的行事・儀式,あるいは神を主題とする現代戯曲まで含むが,狭義には中世ヨーロッパの演劇形態をいう。キリスト教会内部における復活祭劇,降誕祭劇と,奇跡劇受難劇道徳劇謝肉祭劇など民衆を中心とする世俗劇とに大別され,特に後者は民族の土俗的様式との結合によって発展し,近世演劇の萌芽(ほうが)となった。
→関連項目劇場笑劇マリオネット

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗教劇」の意味・わかりやすい解説

宗教劇
しゅうきょうげき
religious drama

宗教的信念や意識を中心に構成された演劇。原始演劇,中世の教会劇聖史劇奇跡劇などが代表的なものである。 16世紀以後,宗教は演劇の中心テーマから姿を消したが,19世紀末から 20世紀にかけて,自然主義的リアリズム演劇の反動として,また作者の宗教観の表明として,H.A.ジョーンズの『聖人と罪人たち』 (1884) ,T.S.エリオットの『寺院の殺人』 (1935) ,P.クローデルの『繻子の靴』 (1924,43初演) などが発表された。

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世界大百科事典(旧版)内の宗教劇の言及

【イタリア演劇】より

…ラウダの作者はほとんどが無名であったが,現在なお名を残している者もあり,その1人がヤコポーネ・ダ・トディJacopone da Todi(1236ころ‐1306)で,《マドンナの涙》や《天国に召される女》といったラウダを書き残している。また,この〈兄弟団〉は,ラウダを対話形式に発展させ,福音書や聖人伝を主題に多くの宗教劇を作っては演じた。15世紀になると,フィレンツェを中心に宗教劇を書く作家が現れた。…

【ドイツ演劇】より

…歴史上および現在のドイツ語を用いる地域で行われる演劇,つまりオーストリア,スイスなども含めたいわゆるドイツ語圏の演劇をふつうさす。
[中世]
 他の西欧諸国と同様に,今日につながるドイツ演劇の起源は中世の宗教劇までさかのぼることができる。宗教劇は教会の典礼から発したといわれているが,教会音楽の発祥地とされるザンクト・ガレン修道院は宗教劇の発展にも大きな役割を演じた。…

【道徳劇】より


︿(1416)

【フランス演劇】より


300

 1012()13(J.)1416︿(mystère)

※「宗教劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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