帰宿（読み）キシュク

デジタル大辞泉 「帰宿」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅく【帰宿】

 
﹇名﹈(スル)
1 宿舎に戻ること。
﹁そっと―するに相違ないわい﹂︿逍遥・当世書生気質﹀
2 議論・意見などがある結論に到達すること。帰着。
﹁其の執る所の説は概して、皆極端の平等主義に―し﹂︿竜渓・経国美談﹀  

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精選版 日本国語大辞典 「帰宿」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅく【帰宿】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 宿舎に帰ること。帰って宿泊すること。
(一)[初出の実例]﹁何時帰宿時者、先え可レ遣二使者一﹂(出典‥甲陽軍鑑︵17Ｃ初︶品二)
 (二)﹁また中乗(ちうのり)をして、そっと帰宿(キシュク)するに相違ないワイ﹂(出典‥当世書生気質︵1885‐86︶︿坪内逍遙﹀九)
 (三)[その他の文献]︹淮南子‐本経訓︺
 (三)② 意見などが、ある結論に最終的におちつくこと。また、その帰着する所。
(一)[初出の実例]﹁苟要レ得二識見一、当レ尋三其所二帰宿一﹂(出典‥童子問︵1707︶下)
 (二)﹁其の執る所の説は概して皆極端の平等主義に帰宿し﹂(出典‥経国美談︵1883‐84︶︿矢野龍渓﹀後)
  

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普及版 字通 「帰宿」の読み・字形・画数・意味

【帰宿】きしゆく

結着する。

字通「帰」の項目を見る。

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