府兵制(読み)フヘイセイ(英語表記)Fǔ bīng zhì

デジタル大辞泉 「府兵制」の意味・読み・例文・類語

ふへい‐せい【府兵制】

 
西()()7  

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精選版 日本国語大辞典 「府兵制」の意味・読み・例文・類語

ふへい‐せい【府兵制】

 

(一)   西調
 

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改訂新版 世界大百科事典 「府兵制」の意味・わかりやすい解説

府兵制 (ふへいせい)
Fǔ bīng zhì


西︿西55016西6122411

 60011000

 西742-755

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「府兵制」の意味・わかりやすい解説

府兵制
ふへいせい


()550西()()()()()()()()()749()



 51970

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百科事典マイペディア 「府兵制」の意味・わかりやすい解説

府兵制【ふへいせい】

中国,西魏()に始まる兵農一致の徴兵制で,日本古代の軍制の祖型となったもの。北周・隋を経て唐で整備された。では全国に600余の折衝府を設け,均田農民(均田法)の中から壮丁を3年ごとに選んで府兵とし,租庸調を免除して農閑期に折衝府に集めて訓練し,また衛士として輪番で国都や辺境の守備に当たらせた。しかし府兵の負担の過重による兵役忌避や均田制の崩壊により,募兵制に切り換えられた。→節度使
→関連項目開元の治

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「府兵制」の解説

府兵制(ふへいせい)


西()西()()1112()3749

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旺文社世界史事典 三訂版 「府兵制」の解説

府兵制
ふへいせい

南北朝時代の西魏に始まり均田制と結びついた兵農一致の義務兵制
北周・隋と受け継がれ,唐代には中央に兵部を設け,禁軍と地方の折衝府をこれに属させた。国境付近の辺境には鎮および戍 (じゆ) を置き,外敵の防衛に当たらせた。均田制の適用を受ける丁男を徴発して農閑期に訓練し,禁軍の衛士となるもの,辺境の防人となるものを選んだ。府兵は租庸調を全免されたが,武器・衣食は自弁であった。また,徴兵は長安と洛陽周辺に集中したため負担が偏り,均田制の崩壊によって,7世紀末ごろから徐々に募兵制に代わり,749年廃止された。

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世界大百科事典(旧版)内の府兵制の言及

【軍制】より

…西魏の宇文泰(505?‐556)は,漢人徴募兵を直属させて六柱国・十二大将軍・二十四開府儀同が統率する二十四軍に編成,恒常的に儀同府に統轄し,郡県の戸籍から分離し,賦役を免除した。これらは,当番出動以外は農業に従事する民兵であって,隋・唐の衛・府兵制の起源とされる。 隋は禁衛軍として十二衛を確立,府兵の徴募母体を民戸全体に及ぼし,地方でも軍政民政を分離して軍権の中央直属を強化した。…

【唐】より


 西使使710(4)西使742(1)使

※「府兵制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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