抄物(読み)ショウモノ

デジタル大辞泉 「抄物」の意味・読み・例文・類語

しょう‐もの〔セウ‐〕【抄物】

 
 
 

 
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精選版 日本国語大辞典 「抄物」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ものセウ‥【抄物】

 

(一)  
(二) 
(一)[](1614)
(三) 
 
 

 

(一)   (  )
(二) 
(一)[](1212)
(三) 
 

しょう‐もちセウ‥【抄物】

  1. 〘 名詞 〙しょうもつ(抄物)
    1. [初出の実例]「その家集ども〈略〉せうもちども、持たせてものせられよ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「抄物」の意味・わかりやすい解説

抄物
しょうもの


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改訂新版 世界大百科事典 「抄物」の意味・わかりやすい解説

抄物 (しょうもの)

室町時代から江戸時代にわたって,漢籍,仏典や一部の国書などを五山禅僧や学者らが講義し注釈したものの筆記をいう。その草案の手控も含まれる。〈抄〉とはもともと〈抜書き〉をさすが,〈抄物〉の場合は原典の語句を取り出して講説を行うことを意味する。講義者や受講者の自筆本,転写本,それらをもとにした慶長(1596-1615)以降の版本が多く残され,漢籍で100種以上,仏典で50種以上に及ぶ。日本における漢籍注釈史などの資料としてだけでなく,口述を片仮名と漢字を交えて書いたもの(仮名抄)が多く,国語史の資料としても貴重である。桃源瑞仙《史記抄》,笑雲清三《四河入海》(蘇軾(そしよく)の詩の注解),《古文真宝抄》(三体詩の注解)をはじめ,《臨済録抄》《毛詩抄》《論語抄》などのほか,《日本書紀》〈御成敗式目〉のような国書を注解したものもある。これらの抄物は室町中期から末期にかけて最も盛んに作られ,作者としては前記のほか吉田兼俱,清原宣賢(のぶかた),惟高妙安らがおり,学僧だけでなく博士家や公卿たちも含まれる。江戸時代には林羅山や山崎闇斎学派などの抄物がある。抄物の研究は新村出,湯沢幸吉郎らが先鞭をつけ,近年は複製本などの刊行も数多い。
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百科事典マイペディア 「抄物」の意味・わかりやすい解説

抄物【しょうもの】

 

 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抄物」の意味・わかりやすい解説

抄物
しょうもの

 
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世界大百科事典(旧版)内の抄物の言及

【漢文】より


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