持戒（読み）ジカイ

デジタル大辞泉 「持戒」の意味・読み・例文・類語

じ‐かい〔ヂ‐〕【持戒】

 
仏語。戒を堅く守ること。六(ろく)波(はら)羅(み)蜜(つ)の一。⇔破戒。  

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精選版 日本国語大辞典 「持戒」の意味・読み・例文・類語

じ‐かいヂ‥【持戒】

 

(一)〘 名詞 〙 仏語。仏教の戒律を堅く守ること。持律。⇔破戒。
(一)[初出の実例]﹁禅師法栄、立性清潔、持戒第一、甚能看病﹂(出典‥続日本紀‐天平勝宝八年︵756︶五月丙子)
 (二)﹁持戒の比丘(びく)、浄行を修して現に奇しき験力を得る縁﹂(出典‥日本霊異記︵810‐824︶上)
 (三)[その他の文献]︹法華経‐譬喩品︺
  

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「持戒」の意味・わかりやすい解説

持戒
じかい

 
仏教徒たるべき戒律を保つこと。智慧によって欲望を制御して，悪を行わないように自覚的に実践すること。世俗人が実践すべき戒としては，不殺生，不邪淫，不偸盗，不妄語，不飲酒の五戒があるが，出家者 (比丘，比丘尼) はもっと多数の戒を保たなければならない。  

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百科事典マイペディア 「持戒」の意味・わかりやすい解説

持戒【じかい】

 
破戒の対。仏の定めた戒を守って破らないこと。これによって悟りの彼岸に至ることを持戒波羅蜜という。
→関連項目六波羅蜜  

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