矢田挿雲(読み)やだそううん

改訂新版 世界大百科事典 「矢田挿雲」の意味・わかりやすい解説

矢田挿雲 (やだそううん)
生没年:1882-1961(明治15-昭和36)


1925141923-241925-34

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「矢田挿雲」の意味・わかりやすい解説

矢田挿雲
やだそううん
(1882―1961)


()190033()()192615121920231926194142()12192534()



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百科事典マイペディア 「矢田挿雲」の意味・わかりやすい解説

矢田挿雲【やだそううん】

小説家,俳人。本名義勝。金沢生れ。東京専門学校(現,早稲田大学)在学中,正岡子規の門下に入り句作。報知新聞社記者時代の1919年《俳句と批評》を創刊,また同新聞に連載した《江戸から東京へ》は,現地を実地調査し,口碑伝説などを取材してまとめた地誌的歴史読物で,足で書く読物の先鞭をつけた。さらに大衆文学の世界から豊臣秀吉像を記した《太閤記》は,その後の多くの秀吉物の礎となった。1932年退社後は句作に励んだ。ほかに《沢村田之助》などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「矢田挿雲」の意味・わかりやすい解説

矢田挿雲
やだそううん

 
[]1882.2.9. 
[]1961.12.13. 
1919 (192023) 25 (2534)  (3540)  (23)   

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「矢田挿雲」の解説

矢田挿雲 やだ-そううん

1882-1961 大正-昭和時代の小説家,俳人。
明治15年2月9日生まれ。東京専門学校(現早大)在学中より正岡子規にまなぶ。大正4年報知新聞社にはいり,野村胡堂のすすめで歴史読み物「江戸から東京へ」を連載。「大衆文芸」同人。戦後は俳誌「挿雲」を主宰した。昭和36年12月13日死去。79歳。石川県出身。本名は義勝。小説に「太閤記」など。

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世界大百科事典(旧版)内の矢田挿雲の言及

【江戸から東京へ】より

矢田挿雲の歴史読物。1920‐23年(大正9‐12)《報知新聞》に連載。…

※「矢田挿雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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