短歌(読み)タンカ

デジタル大辞泉 「短歌」の意味・読み・例文・類語

たん‐か【短歌】

和歌の一体。五・七・五・七・七の5句31音からなる歌。発生については諸説あるが、万葉時代には成立し、平安時代以降、長歌・旋頭歌せどうかなどがほとんど作られなくなり、和歌といえば短歌をさすようになった。みそひともじ。みじかうた。→長歌
[類語]三十一文字長歌旋頭歌連歌狂歌

みじか‐うた【短歌】

たんか(短歌)」に同じ。⇔長歌ながうた

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精選版 日本国語大辞典 「短歌」の意味・読み・例文・類語

たん‐か【短歌】

 

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(一)[](8)
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(一)[](1115)
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(一)[](135968)
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みじか‐うた【短歌】

  1. 〘 名詞 〙 和歌の一体、短歌(たんか)をいう。また、主として、中世歌学において長歌(ちょうか)の誤称。
    1. [初出の実例]「ことばのみじかき故に、みじか歌とはいふなり」(出典:俊頼髄脳(1115頃))

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改訂新版 世界大百科事典 「短歌」の意味・わかりやすい解説

短歌 (たんか)


5757753171300

︿31︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿︿57577︿︿︿︿︿︿

 ︿︿︿1

 ︿575773︿5575773575277︿︿1527355531︿調︿︿︿12

︿︿︿︿629-6411525773577577357577845009575771300

︿︿︿2︿23︿︿24︿2︿︿57/57/724調

1021500300︿57577調

1188西調調西

 1205︿1312134933

退調︿︿︿︿調2︿

41188221910319264194631231︿︿︿︿︿︿2189819001908191019111914191419152019451946195119533

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百科事典マイペディア 「短歌」の意味・わかりやすい解説

短歌【たんか】

 
57577531︿︿()()()1880西()1899
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「短歌」の意味・わかりやすい解説

短歌
たんか

 
57577531 (1) 3 ()  () 45 ()  ()  () 3231  

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「短歌」の解説

短歌
たんか

和歌の歌体の一つ。長歌に対する語。形式は五七五七七音の5句体,三十一音になるところから,みそひと文字ともいう。5句をわけて,五七五の3句を上の句,七七の2句を下の句とよび,第1・3・5句をそれぞれ初句・腰句・結句などともいう。名称の初見は「万葉集」で,長歌に反歌のともなうことを「短歌を并せたり」と記すのは,反歌が短歌の形式によることを示す。短歌形式の成立については,旋頭歌(せどうか)の第3句が落ちたとする説,五七五七の4句体歌の末尾に1句が加わったとする説,長歌の終りの5句が反復されて,独立した反歌から派生したとする説などがある。平安時代以後,長歌・旋頭歌などほかの歌体が衰えるのにともない,和歌といえば短歌をさすようになった。短詩型としての固有の形態は,感動を凝縮して表現するのに適し,各時代の情趣や感覚を反映する融通性をも備えるなど,今日に至るまで長く文学史の主要なジャンルを占めている。

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普及版 字通 「短歌」の読み・字形・画数・意味

【短歌】たんか

短い詩。魏・文帝〔燕歌行〕楽府 短歌吟、長くすること能はず 皎皎(けうけう)として、我が牀を照らす

字通「短」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「短歌」の解説

短歌

 
KADOKAWA  

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世界大百科事典(旧版)内の短歌の言及

【短歌】より

…その意味で,文学史の中だけではなく,文化史,芸能史などへも広く深く影響を及ぼした独自な歴史を持つ。
[呼称]
 〈短歌〉は,31拍からなるために俗に〈三十一文字(みそひともじ)〉とも称せられ,〈みじかうた〉と呼ばれることもあった。さらに〈敷島(しきしま)の道も盛りにおこりにおこりて〉(《千載集》序)とあるように〈敷島の道〉と呼ばれもした。…

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