デジタル大辞泉 「素気無い」の意味・読み・例文・類語 すげ‐な・い【素気無い】 ﹇形﹈﹇文﹈すげな・し﹇ク﹈愛想がない。思いやりがない。そっけない。﹁―・く断られる﹂﹁―・い返事﹂ [派生]すげなさ﹇名﹈ [類語]けんけん・つんけん・つんつん・意地悪・邪慳・そっけない・つれない・よそよそしい・にべない・けんもほろろ・冷たい・気がない・刺(とげ)刺(とげ)しい・取り付く島も無い・ぎすぎす・ぶっきらぼう・つっけんどん・むげに・ぷいと・むしゃくしゃ・かんかん・ぷりぷり・ぷんぷん・かちん・かっか・かりかり・かっと・ぷんと・つんと・意地悪い・取り付く島も無い・ないがしろ・白い目で見る・軽(かろ)んずる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「素気無い」の意味・読み・例文・類語 すげ‐な・い【素気無】 (一)〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]すげな・し 〘 形容詞ク活用 〙 (二)① 愛想がない。つれない。そっけない。思いやりがない。薄情である。冷淡である。 (一)[初出の実例]﹁親聞きつけて、男をも女をもすげなくいみじういひて﹂(出典‥大和物語︵947‐957頃︶一六八) (二)﹁せっかくおめへきなさったものを、まんざらすげなくもしられめへ﹂(出典‥滑稽本・東海道中膝栗毛︵1802‐09︶八) (三)② あまり美しくない。 (一)[初出の実例]﹁Suguenai(スゲナイ) キ︿訳﹀あまり優美でない樹木﹂(出典‥日葡辞書︵1603‐04︶) 素気無いの補助注記 中古では、﹁すげなく︵う︶﹂と連用修飾に用いる例が多い。﹁すげ﹂を﹁素気﹂とするならば、﹁飾り気のないままの気持﹂あるいは﹁そらぞらしい気持﹂の両方にとることができよう。前者であれば、その場合、﹁なし﹂は顕著である意を表わす﹁甚し﹂に通じることになる。憂鬱である意を表わす﹁すかなし︵すがなし︶﹂に対応する仮名文学用語とされることもあるが、明らかではない。 素気無いの派生語すげな‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙素気無いの派生語すげな‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例