自律訓練法(読み)じりつくんれんほう(英語表記)autogenic training

最新 心理学事典 「自律訓練法」の解説

じりつくんれんほう
自律訓練法
autogenic training

 
self-hypnosisself-control19Vogt,O.Schultz,J.H.autosuggestionCoue.E.

 19326



1

2

3調

4調

5

6

 110Luthe,W.1969Autogenic Therapy 

 1959Autogene Training19611978 
   

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「自律訓練法」の意味・わかりやすい解説

自律訓練法
じりつくんれんほう

注意の集中、自己暗示の練習によって全身の緊張を除き、心と体の状態を自分でうまく調整できるようになることを目的としてくふうされた段階的訓練法をいう。1932年に、ドイツの精神科医シュルツJ. H. Schultz(1884―1970)によって創始された。

[前田重治]

方法


姿(1)(2)(3)(4)(5)(6)611312523

 



19761981

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自律訓練法」の意味・わかりやすい解説

自律訓練法
じりつくんれんほう
autogenic training

心理療法,行動療法の基礎技法。 1932年,J.H.シュルツによって体系づけられた。身体の力を抜いてリラックスすることで,精神の安定やバランスをはかる治療法。1日3回,リラックスした姿勢で,手足の重さを感じる (重量感) ,手足のあたたかさを感じる (温感) ,楽に息をする (呼吸調整) などの練習を段階的に行う。意識を集中させ,自己暗示をかけることで,心身の機能・状態を自分でうまく調整できるようにする。自律神経失調症,習癖などの治療をはじめ,健康人のストレス解消など幅広く用いられている。

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世界大百科事典(旧版)内の自律訓練法の言及

【シュルツ】より

…ドイツの神経・精神医学者。自律訓練法の創始者。イェーナ大学医学部精神科教授,ベルリン精神療法研究所副所長を歴任し,第2次大戦後は個人開業した。…

※「自律訓練法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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